Article page

by
  • Comment:3

さっき27日のうちに
環境省へパブリックコメントを送りました。
ガーッと書いたから、多少雑ではありますが、
自分の記憶のために、「つづき」で掲載しておきます。

日本の動物福祉も、これからどんどん前進していくといいね。

私のまわりにも、ブリーダー放棄犬を引き取った友人が、ちらほらいる。
捨て犬をほっとけなくて、頑張ってしまった友人もいる。
そして、私の耳には、職業柄、とんでもない非人道な飼い主やブリーダーやペットショップの話しも入ってくる。

現実は、まだまだ厳しい。
だけど、きっといつかは日本も、犬文化が成熟する時代がくる。
今だって、10年前とか、バドが若犬だった時代(16年半前)に比べれば、ずいぶんいろんなことが変わってきているんだもん、日本だって、もうすぐヨーロッパに追いつく日がくるよ。そう信じる。
環境庁だって、環境省に、この間に格上げされたんだし!(笑)
環境省のお役人さんの良心と正義を信じよう。
ペット業界団体では、組織票(組織意見)をすごーく根回ししているらしいけどね。
九州電力の原発パブリックコメントのねつ造事件と似ているね(苦笑)。やれやれ。

28メルは11.5週齢できた

メル初日の写真です。確認すると、メルは6月1日生まれで、わが家についにやってきたのは8月21日だった。
つまり11.5週齢です。
8週齢規制くらいで、ガタガタ騒ぐなよ、業界団体! と、言いたくなる私。
彼らは40日や45日規制(約6週齢)で、子犬を物流に乗せたいわけですね。
「8週齢だと、子犬の社会化が遅れる。人間に馴れない子犬になる」だと!??
それは、愛情のない、手をかけないブリーダー(いや、パピーミル)で生産(あえて言う)された子犬のお話しじゃなくて?
正しいブリーダーのもとで生まれた子犬は、11週齢を超えていても問題なし。むしろ、こんなに心の安定した犬になるんだぜ、と言いたいです。
な、メルちゃん♪

それに赤子のときからうちに連れてこなくても、
「何度でも会いに来て。かけがえのない時期だから」と言ってくれるブリーダーさんなら
この時期までの成長過程もしっかり見せてもらえるんだよ。それはそれは幸せな時間だよ。待つ楽しみもかけがえのない時間だよ。
だいたい赤子のときに連れてきたら、トイレの失敗の連続で、飼い主はギブアップ寸前になるはずですぜ。とくに初心者飼い主ならなおのこと。少し大きくなってからの方が絶対に楽。まぁ、その分、だから繁殖屋は早く親元から手放したいんでしょうね。だって手間がかかるもん。ミルク代もかかるだろうしね。

ただし、うちも断耳はしてしまいました。
昨夜、マチュと愛護法についてお話しをした結果、マチュも「これからは日本も断耳、断尾は、ヨーロッパと同じく切るのをやめた方がいいと思う」と言ってました。意見が変わりましたね。
断耳後の手間もかかるしね。その思いを1年間近く愛犬に強いるのはやっぱりよくないと、体感したのかもしれない。気がつくのが遅い、と叱責されたらそのとおりなのですが、これもわが家にとってはよい勉強となりました。


あああ、うちに次に子犬を迎える日は、いつだろう。(子犬に限らないかもしれないけど)
いったい私は何歳になっているのかしら(涙)。
そう考えると、いくら人間の寿命が、犬より長いとはいえ、自分の犬との出会いは、人生でそんなに何度もない。

じっくりゆっくり吟味して、大事な1頭とめぐり逢いたいね。

-----------------------------------------------


環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 御中


「動物取扱業の適正化について(案)」に関する意見

1.意見提出者名: 個人。白石花絵 
2.住所:〒 15×-×××× 東京都渋谷区代々木×-××-×
3.連絡先電話番号、FAX番号、電子メールアドレス:  bud××@××××
4.御意見:(案文の該当箇所を引用する場合はページも明記してください)

---------------------------------
2-(1)深夜の生体展示規制(1ページ目)
深夜の展示や販売規制に賛成。
販売者側の倫理観の欠如、動物愛護の精神の欠落も見逃せないが、規制なしの現状は、消費者(今後の飼い主)の愛護の精神も育たない。生命を軽んじる土壌を生み、よっていずれ飼育放棄や虐待などにつながる危険性も高まる。購入者の利便性よりも、動物福祉を考えるのが、欧州、米国、オーストラリアなど諸外国の潮流であると考える。犬猫に限らず、他の野生生物をペットとして販売することも同様で、動物の最低限の福祉を考えるべき。
また「明確な根拠を持たずに情緒的に決めることへの疑念」という「情緒的」に関しては、本当に国際的な法規制などを調べた上での見解なのか疑問。

2-(2)移動販売(2ページ目)
移動販売は禁止にすべき。
動物へのストレスはもとより、販売者の責任の所在が不明瞭。病気や遺伝性疾患などの子犬を売っても、購入者が相談(クレームや返品含む)する場がなくなり、販売後の保証がないに等しく、売りっぱなしになる例が多い。結果、消費者が泣き寝入り、あるいは、飼いきれずに飼育放棄する例がある。

2-(3) 対面販売等の義務化(2ページ目)
インターネット販売などは禁止。
動物取扱業者かどうかを確認することも難しい現状では、消費者保護にならない。また写真上と違う生体が届いたり、難聴・失明など、写真ではわからない欠陥がある例を実際に聞く。買う方も買う方ではあるが、現状ではワシントン条約に関する動物の商取引でも、購入者の規制は難しいので、ペットもやはり販売者側を規制するしかない。

2-(4)犬猫オークション市場 (3ページ目)
のちにでてくる「8週齢規制」のことを考えれば、ゆくゆくはオークション市場は今後なくなることが望ましいと思うが、ペット関連業界の圧力もあるだろうから急な法規制は難しいと思われる。せめて、オークション市場に参加するブリーダー、仲介者、買い取り側のペットショップは動物取扱業者であることが最低限の条件だろう。ペット関連業者の団体の自主的な規制に期待したいが、今までの慣例が根深くあるので、情報開示などは盛り込んでもらいたい。

2-(5)幼齢動物を親などから引き離す日齢(3ページ目)
欧米豪で規制されている「8週齢」規制を、日本でも実施すべき。
科学的根拠もわかっており、先進国として最低限の要件であると思われる。また動物の福祉はもとより、将来的に、問題行動の少ない犬になる可能性が増すことは、飼い主のためにも、近隣住民のためにも利益のあることである。ひいては問題行動があるために、飼育放棄される頭数が減ることにもつながる。
たしかに日本人は、今までの慣例上、少しでも小さくて幼く可愛い子犬を欲しがる土壌があったが、すべてのペットショップが8週齢以上の子犬を扱うことになれば、条件は同じなので、販売者側の公平さも保てる。さらにペットの衝動買いも防げる(=飼育放棄も減る)。
また消費者側には、直接ブリーダーに予約し、購入する方法もある。良心的なブリーダーならば、親から引き離す前に何度見学に行っても許してくれるので、幼齢期の愛犬の姿を見ることも可能。その間に、子犬を迎える心の準備や実際の飼育環境の整備もでき、ブリーダーから飼育方法などについてのアドバイスをしてもらう時間も増える。
業界団体による自主規制は、今までの慣例および既得権から見ると、とうてい期待できない。法規制するしか実効性のある変革にはならない。

2-(6) 犬猫の繁殖制限措置 (4ページ目)
犬種改良の歴史の長いイギリスやドイツにおいて、繁殖年齢・回数などの制限が法的に規制されているのなら、それに準ずるべき。
品種や体格のサイズ、成長のスピードなどの犬種差、個体差があるのは理解できるが、日本よるもはるかに犬種改良の実績があるイギリスなどの欧州でそうした法規制があるのはそれなりの理由があるはず。
また遺伝性疾患淘汰のための努力義務についても、一文入れてもらいたい。ドイツやスウェーデンなど愛犬団体が厳しく自主規制している国もあるが、動物福祉よりも経済的価値が重視される現在の日本の愛犬団体等の業界団体では期待しにくい。

2-(7)飼養施設の適正化(4ページ目)
飼養ケージのサイズ、温度管理、日照時間などの最低限の飼養環境の基準を法規制すべき。
これは個人の飼い主、ペット販売業者、ブリーダー、愛護団体など、犬猫を飼養管理する人に等しく当てはめる。どのような飼養者に飼われていても、動物の最低限の福祉は平等に行われるべきである。それによりペットショップ販売に支障が起きると考えられ、反対意見もでるだろうが、ドイツなどでは実際に法規制されている。犬種差によりケージのサイズの基準の設定が難しいとあるが、犬種のスタンダードは基本的にほぼ万国共通なのでドイツほか他国の動物福祉の法律を調べれば、サイズや温度管理などの基準はすぐに調べることは可能。
また地方自治体による条例やガイドラインの策定では、国内で地域差が生じるうえ、地方自治体による監視・管理が予算的・人員的など可能か疑問。

2-(8)動物取扱業の業種の追加(5ページ目)

<1>死体火葬・埋葬業者
追加すべき。
「動物は命あるものにかんがみ」という法律の観点は理解できなくもないし、地方自治体によってはゴミ処理場で処理している現状もわかるが、やはり死亡したからといって業者が無法状態で扱っていいというのは、飼い主感情からみて納得できない。実際、業者はそうした飼い主感情を知っていて、通常のゴミ処理代金以上の利益を得ているのである。そのため法のグレー部分であることを利用し、悪質な業者が横行している。生きている動物の取扱業の登録ではないが、サブ的な条文を付加し、登録制にするなどのある程度の法による管理・監視は必要。

<2>両生類・魚類販売業者
追加すべき。
なぜ、「国民感情を考慮すると現時点では含めるべきではない」とされるのか疑問。生命尊重、動物福祉の観点から、ペットとして販売されている以上、同等に扱うべき(水産物としての利用は別だとは思うが)。
さらに、魚類、両生類、爬虫類、昆虫類、鳥類は、移入種の問題も非常に大きい。それは販売者側の倫理観の欠如、説明責任の無規制が大きな理由。成体になるときのサイズ、寿命、毎月かかるエサ代や温度管理のための電気代などの概算といった専門的な知識が、一般的に飼養されている犬猫以上に消費者に与えられるべきである。たとえば、大型の爬虫類や魚類は人間並み、否、人間が2代にわたり飼育しないといけない種もペットショップで普通に売られているのが現状。ワニガメや大型の魚などは、攻撃性が高いものも多い。動物性のエサを必要とする種の場合は、成長とともにエサ代もかなりかかるようになる。そこで飼いきれなくなり、捨てられる。捨てられると、日本固有の野生生物種と食物が重複したり、交雑したりで、生態系に影響を与える。生物多様性の法律とかぶるとはいえ、ペットに関する本法律で法規制しないのはおかしい。もちろん捨てワニガメや捨てライギョ、捨てヘビなどは野良犬以上に人間に危害を与える可能性も高い。
ちなみにワシントン条約に違反する可能性が高いのも、このジャンルの業者が多いと思われる。よって高い倫理観と責任感が必須。当然、犬猫の業者と同じように規制されるべき。

<3>老犬・老猫ホーム
追加すべき。
生体を扱い、利益を得るのなら、同様に規制対象にすべき。曖昧なままだと火葬・埋葬業者と同じような問題が今度起きると思われる。

<4>動物愛護を目的とする団体
別カテゴリーをつくり、追加すべき。
利潤追求ではなく、公共の福祉に寄与している面が強いので、ペットショップや繁殖業者などと同様の扱いである必要はないかもしれないが、一時的な預かりとはいえ複数の頭数を、長期間にわたり飼養することも多いので、なんらかの登録制といった行政側による状況の把握は必要と思われる。近隣住民に迷惑をかけている例もあるし、ときにはNPO法人を名乗り、寄付などで私腹をこやす主宰者がいるのも否めない。

<5>教育・公共団体
コメントなし。(明確な意見なし)   ※訳注:今回はこの問題までちゃんと調べてないので意見はパスしました。


2-(9)関連法案の違反時の扱い(6ページ目)
違反の際は、登録拒否・取り消しを行う条項を当然追加すべき。
違反者には罰則を設ける必要も検討してほしい。そして動物愛護法を、実効性のあるものにしてほしい。


2-(10) 登録取り消しの運用強化(7ページ目)
死亡やあまりにひどい虐待とわかるまで手が出せない現状を打破すべく、虐待をできるだけ未然に防ぐことができるような体制づくりをお願いしたい。
ドイツにあるような「獣医局」(行政内にある、獣医師による動物の福祉を守る部署。警察に近い権限がある)が将来的に日本でも設置されることを期待する。

2-(11)動物園・水族館の適用除外(7ページ目)
動物園・水族館も動物取扱業者の適用は必要。
(社)動物園水族館協会の自主規制は機能していると思うが、経済的に脆弱な園などでは、公営、私営を問わず、国際的な動物福祉の基準以下で飼育しているところも多い。別カテゴリーで、動物取扱業者として扱うべき。移動動物園、観光牧場なども同様。

2-(12) 動物取扱責任者の研修の緩和(7ページ目)
緩和には反対。
むしろ、業種に応じて、研修内容の細分化を図り、専門性を高め、責任者の知識のレベルアップを図るべき。
ちなみに獣医師であっても、動物福祉の学問は大学でそんなに授業で習っていない(とくに年輩の獣医師など)ので、業種に応じた研修は今後も継続すべき。

2-(13)販売時説明義務の緩和(8ページ目)
緩和には反対。
単価の低い動物(ハムスターなど)を売る際に、長時間説明するのは人員的に難しいなどは想像できるが、しかし、生命を尊重する動物愛護法の観点からみて規制を緩和するのは適当ではない。
また上記の2-(8)-<2>「両生類・魚類販売者」でも書いたが、ペットとしての歴史が浅く、より専門性の高い知識が必要な野生生物を、ペットとして販売する業者ほど、よりきめ細やかな説明義務があると考える。

2-(14) 許可制の検討
許可制に賛成。
登録制と許可制は同等レベルの規制とは思えない。登録制であれば、国の責任は生じないように思えるが、許可制であれば、違反者に対し、国の監督責任が生じると思われる。ザル法ではなく、実効性の高い法制にするためには踏み込んだ体制が必要。


----------------------------------------
(添付資料)

動物取扱業の適正化について(案)
中央環境審議会動物愛護部会
動物愛護管理のあり方検討小委員会

1. 検討の経緯
動物の愛護及び管理に関する法律(昭和48年法律第105号。以下「動物愛護管理法」という。)は、議員立法で制定され、その後、平成11年、17年の2回にわたって、議員立法により改正されている。 平成17年改正法の附則第9条において、「政府は、この法律の施行後5年を目途として、新法の施行の状況について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。」とされている。これに基づけば、平成18年6月の改正法施行5年後に当たる平成23年度を目途として施行状況の検討を行い、その結果、必要があれば平成24年の通常国会において法改正を行うこととなる。 課題として取り上げるべき事項が多岐にわたっていることから、中央環境審議会動物愛護部会のもとに「動物愛護管理のあり方検討小委員会」を設置し、議論を進めることとした。 同小委員会においては、平成22年8月から計16回にわたり関係者からのヒアリングや各課題についての議論を行ってきたところであり、今般、動物取扱業の適正化について議論が一巡したことからこれを総括することとする。

2. 各論

(1) 深夜の生体展示規制
生体の深夜展示や長時間の連続展示については、動物が受けるストレス等に関する科学的知見はまだ尐ないが、必ずしも科学的に解明されないと規制できないものではないと考える。 深夜展示については動物の生態・生理(昼行性等)へ配慮し、特に犬や猫の幼齢動物については深夜展示による睡眠時間の不足、不適切な生活サイクルの強要等による重大なストレスを考慮して、これを規制する必要がある。また、長時間の連続展示によっても同様のストレスを受けると考えられることから、一定時間を越えないなどの措置が必要である。これら動物へのストレスを軽減するために、購入者の利便性を制約することは許容されるとの意見が強かった。 規制の対象となる動物の分類群については、現状の動物取扱業の対象である哺乳類、鳥類、爬虫類までとすることも考えられるが、取り締まり等の実 効性を考慮すると犬や猫に絞るべきという意見もある。
規制については展示時間や時間帯等の具体的数値を掲げることが望ましいが、明確な根拠を持たずに情緒的に決めることへの疑念もある。しかしながら、社会通念や国民の動物に対する愛護感情への侵害を考慮すると20時以降の生体展示は禁止すべきである(数値及び規制手法については引き続き検討)。なお、ここでの展示には、特定の顧客に対して現物確認をさせる場合を含む。
【参考資料1:第4回小委員会資料1「深夜販売・販売時間について」】...1

(2) 移動販売
ペット販売業者が、動物取扱業の登録を受けた事業所以外の場所で動物を47
販売すること(以下、「移動販売」という。)については、動物の販売後にお48
けるトレーサビリティの確保やアフターケアについて十分になされていない49
ことによる問題事例が散見されている。また、販売される動物にとっても移50
動や騒音等がストレスとなり易く、給餌・給水など様々な日常のケアが困難51
であるといえ、また不十分な管理体制のもとでは、病気の治療がなされない、52
移動時や移動販売先の空調設備が不十分、移動販売先の地域における感染症53
蔓延の可能性等、場合によっては動物の健康と安全に支障をきたすおそれが54
高い販売方法といえ、何らかの規制が必要である。 55
規制の方法については、トレーサビリティ、アフターケア、感染症の問題56
等が担保できることが必要であり、告示やガイドライン等で動物の移送や保57
管の際に守るべき基準を具体的に示すことが考えられる。 58
【参考資料2:第4回小委員会資料2「移動販売・インターネット販売 59
・オークション市場について」】...7 60
61
(3) 対面販売・対面説明・現物確認の義務化 62
インターネット等により、販売者と飼い主が対面せず現物確認をしない63
まま取引を行う販売方法は、飼い主に対する当該動物の特性、遺伝疾患及び64
疾病の有無等の事前説明や確認が不十分であるという点で問題であり、動物65
販売時の対面説明や現物確認の義務化が必要である。また、インターネット66
オークションでの動物取引については、出品者が動物取扱業の登録を受けて67
いるかどうかの確認が困難な事例が多いことから、その確認ができる制度が68
必要である。また、これを遵守させるための監視方法についても検討する必69
要がある。 70
【参考資料2:第4回小委員会資料2「移動販売・インターネット販売 71
・オークション市場について」】...7 72
3

(4) 犬猫オークション市場(せり市) 73
現在、販売されている犬猫は、一定の割合でオークション市場での取引74
を経由していることから、これを動物取扱業の中に含めて基準の設定や監視75
する仕組みの構築が必要である。 76
具体的には、オークション市場に参加するペット関連業者が動物取扱業77
の登録業者であるかどうかの確認ができる仕組みや、市場の情報公開などに78
より透明性を確保することが必要である。 79
また、遺伝的な疾患は必ずしも幼齢時に確認できるものとは限らず、一80
定程度成長した後に発症する場合があることから、動物取扱業全体としてト81
レーサビリティーの確保は重要であり、特にオークション市場ではこれの確82
保に対するより一層の取組が必要である。 83
【参考資料2:第4回小委員会資料2「移動販売・インターネット販売 84
・オークション市場について」】...7 85
86
(5) 犬猫幼齢動物を親等から引き離す日齢 87
犬や猫において、一定の日齢に達していない幼齢個体を親や兄弟姉妹か88
ら引き離すと、適切な社会化がなされないとされている。特に犬では、早期89
に引き離した場合、成長後に、咬み癖や吠え癖等の問題行動を引き起こす可90
能性が高まるとされている。犬と人間が密接な社会的関係を構築するための91
親や兄弟姉妹から引き離す理想的な時期として、生後6週齢(42日齢)か92
ら8週齢(56日齢)の間である等の報告があることに加え、イギリスやア93
メリカの一部の州では8週齢未満の犬の流通・販売等が禁止されている。 94
こうした科学的知見や海外における規制の現状を踏まえると、具体的数95
値に基づき、流通・販売させる幼齢個体を親等から引き離す日齢制限の取組96
み強化が必要である。なお、日齢の設定については、店舗等での販売時では97
なく、親や兄弟姉妹等から引き離す時点を基準とすべきである。具体的日齢98
については、ペット事業者の団体が目指している45日齢、科学的根拠(ペ99
ンシルバニア大学のジェームズ・サーペル博士の行った実験結果)のある7100
週齢(49日齢)、海外に規制事例のある8週齢(56日齢)に意見が分かれて101
いる。 102
規制の手法については、強制力のあるものにすべきという意見が強かった103
一方で、まずは事業者による自主規制をもう尐し充実させ、さらに次の法改104
正時での規制導入を目指すべきとの意見もあった。 105
【参考資料3:第4回小委員会資料3「犬猫幼齢動物の販売日齢について」】...33 106
107
108
4

(6) 犬猫の繁殖制限措置 109
いわゆるパピーミルと呼ばれる、大量繁殖施設において高い頻度で繁殖さ110
せられていたと考えられる犬が遺棄された事例が確認されている。これらの111
繁殖犬については母体への負担や健康面への悪影響が確認されている。これ112
まで様々な犬種を作り出してきた実績のあるイギリスやドイツにおいては、113
最初の繁殖年齢の設定や、生涯における繁殖回数を5~6回までに制限する114
よう規定されており、これらの国々の取組を参考として、繁殖を業とする事115
業者に対して、繁殖回数及び繁殖間隔について規制を導入すべきである。な116
お、猫の繁殖制限についても、同様に検討すべきである。 117
一方で、犬と猫の違いや、品種の違いによっても適切な繁殖の時期や頻118
度が異なるため、一律の規制が困難であることから、事業者による自主規制119
に任せるべきであるとの意見もある。 120
【参考資料4:第4回小委員会資料4「繁殖制限措置について」】...53 121
122
(7) 飼養施設の適正化 123
各種の飼養施設における適正飼養の観点から、動物種や品種に合わせた124
飼養施設や飼養ケージ、檻等の選択は重要であるが、現状では適正な施設の125
サイズや温湿度設定等の数値基準が示されていない。数値基準は可能な限り126
科学的根拠に基づく、現状より細かい規制の導入が必要であり、専門的な知127
見を持つ有識者で構成される委員会において議論をすべきとの認識が共有128
されたが、具体的には次のような意見があった。 129
・ 法規制ではなく、ガイドライン等の策定により、地方公共団体が改130
善指導できるような仕組みとすべき。 131
・ 数値化に当たっては、対応が困難な高い目標設定ではなく、最低限132
許容する数値を設定すると同時に、推奨される数値も必要。 133
・ 飼養ケージや檻のサイズについては、動物種や品種によって体の大134
きさや習性も大きく異なるので、一律の数値基準の設定は困難。一方、135
犬や猫にあっては、体長や体高の何倍といった基準の設定も検討しう136
る。 137
・ 客観的な指標例としてアンモニア濃度が考えられ、これを象徴的指138
標として用いるべき。 139
・ 騒音や温湿度などを含め、多角的に数値化した方がよい。 140
・ 犬猫のみならずうさぎなどについても検討するべき。 141
【参考資料5:第4回小委員会資料5「飼養施設について」】...57 142
143
144
5

(8) 動物取扱業の業種追加の検討 145
下記の1~5について新たな追加業種の候補として考えられる。しかし146
ながら、これらを追加した場合、現状の地方公共団体による登録や監視体制147
等について実効性が低下する可能性もあり、検討に当たってはこれに十分配148
慮する必要がある。 149
また、業態によっては、実態把握を目的とした届出制の対象とするよう150
な業種区分の導入が必要との意見もあった。 151
152
1 動物の死体火葬・埋葬業者 153
動物愛護管理法第2条で「動物が命あるものであることにかんがみ」とな154
っていることや動物の福祉の推進という観点から、専ら死亡した動物を取り155
扱う業を動物取扱業に含めることは、法律の目的にそぐわないと考える。ま156
た、現在でも、地域の実情に応じて条例によって生活環境の保全や土地利用157
の観点から指導監督を行っている地方公共団体もあることから、新たに業種158
として追加する必要性はないとの意見が強かった。 159
一方で、法第1条で生命尊重等の情操の涵養に資することが目的とされて160
いることから、動物の葬送についても業種に含むべきとの意見もある。 161
【参考資料6:第8回小委員会資料1「業種追加の検討「動物の死体火葬・ 162
埋葬業者」について」】...63 163
164
2 両生類・魚類販売業者 165
両生類や魚類については、国民感情を考慮すると現時点ではまだ動物取166
扱業に含めるべきではないとの意見、両生類については爬虫類の取扱業者167
と重複していることが多いため行政負担の増加はあまり見込まれないこと168
もあり含めるべきという意見があった。 169
また、魚類等の遺棄により生態系への影響が見られる事例があり、生物170
多様性保全の観点からも問題の温床となっていることから規制の対象とす171
べきとの意見、遺棄を防止するため販売時の説明責任だけでも課すべきと172
の意見、生物多様性保全の概念は動物愛護管理法の目的の域を出て幅が広173
くなり過ぎることから含めるべきではないとの意見、行政の側に両生類及174
び魚類に関しての苦情やトラブルがほとんどないことや飼えなくなった場175
合の放流等は動物取扱業側の問題ではなく飼い主の飼養責任が大きいと考176
えられることから動物取扱業に含めるのは時期尚早との意見があった。 177
【参考資料7:第8回小委員会資料2「業種追加の検討「両生類・魚類販売業者」 178
について」】...71 179
180
6

3 老犬・老猫ホーム 181
所有権を移して長期的に動物をケアすることにより対価を得る老犬・老182
猫ホームのような業種については、現状では動物取扱業のカテゴリーに含183
まれないため、業種登録等の規制が必要と考えられる。その際には、動物184
取扱業の現在のカテゴリー以外の新たなカテゴリーを設ける可能性や例外185
規定についても検討する必要がある。 186
【参考資料8:第8回小委員会資料3「業種追加の検討「老犬・老猫ホーム」 187
について」】...73 188
189
4 動物の愛護を目的とする団体 190
動物の愛護を目的とする団体(以下「動物愛護団体」という。)であっ191
て、動物を実際に取り扱うものについては団体数も多いことから、何らか192
の規制が必要であることについて概ね共有されたが、法第35条第4項に193
は、都道府県知事等は動物愛護団体に犬及びねこの引取りを委託すること194
ができるとされており、動物愛護行政における公益性等を考慮して一般的195
な動物取扱業者とは異なる対応が求められる。 196
【参考資料9:第8回小委員会資料4「業種追加の検討「動物愛護団体」 197
について」】...77 198
199
5 教育・公益目的の団体 200
小中学校や専門学校等の教育目的の飼養動物の取扱いについては、何ら201
かの形で法の枠組みに入れることを検討する必要がある。 202
203
204
(9)関連法令違反時の扱い(登録拒否等の再検討) 205
種の保存法等の動物取扱いに関連する法令に違反した際、動物取扱業の206
登録拒否・取消を行える条項を追加すべきである。現行の「動物取扱業者が207
遵守すべき動物の管理の方法等の細目(平成18年環境省告示第20号)」第208
6条第5号でも、取引相手が関連法令に違反していないことを聴取する規定209
があることから、この部分を活用して欠格事由を更に厳格にすることが可能210
と考える。なお、関連法令については動物愛護管理の観点から選定するべき211
である。 212
【参考資料10:第9回小委員会資料1「関連法令違反時の扱い」】...85 213
214
215
216
7

(10)登録取消の運用の強化 217
現行法でも、違反すれば動物取扱業の取消しが可能な条文となっている218
が、違反業者の登録の取消しについて、より迅速に発動しやすくなるよう細219
目の書きぶりに具体性を持たせることや、虐待の判断について獣医師等の専220
門家に助言を求める体制確保など、運用面の工夫が必要である。 221
【参考資料11:第9回小委員会資料2「登録取消強化」】...91 222
223
(11)業種の適用除外(動物園・水族館) 224
我が国の動物園・水族館と呼ばれる施設には、野生動物の展示を通じた225
普及教育機関の一翼を担っている施設、希尐野生動物の飼育下繁殖による生226
息域外保全を担う施設、動物とのふれあいを目的とした施設、などがあり、227
また運営形態も公益性の高い公営施設から営利目的の民間施設まで様々で228
ある。また、(社)日本動物園水族館協会の加盟園館のように、動物の展示や229
飼養に関する独自の倫理規定を持ち、これに基づく適正飼養及び管理等の自230
主規制を行っている施設がある一方で、「動物取扱業者が遵守すべき動物の231
管理の方法等の細目」や「展示動物の飼養及び保管に関する基準(平成16232
年環境省告示第33号)」を遵守していない動物展示施設も散見される。これ233
らを考慮すると、動物園・水族館と呼ばれる施設全体を対象として、一律に234
現在の動物取扱業の適用除外を行うのは困難である。 235
【参考資料12:第9回小委員会資料3「業種緩和の検討(動物園・水族館の緩和検討」】...103 236
237
(12)動物取扱責任者研修の緩和(回数や動物園水族館・動物病院の扱い検討) 238
動物取扱責任者研修を実質的に意義のあるものにするため、現在一律に239
実施されている研修内容について、ある程度は業種によって適正な細分化を240
図るなど、その実施方法について工夫が必要との認識が共有されたが、具体241
的には次のような意見があった。 242
・ (社)日本動物園水族館協会加盟の動物園や動物病院に付帯するペッ243
トホテルなどでは、これらの施設における責任者設置の必要性に疑義244
があるところであり、尐なくとも現行の研修義務は緩和すべきである。 245
・ 動物園・水族館の職員や動物病院の獣医師であっても動物愛護に関246
する知識を有しているとは限らない場合があることから、一律に責任247
者設置義務規定を外す必要性はない。 248
・ 研修の回数(現行法は年1回の受講義務、施行規則で1回当たり3249
時間)の緩和も考えられるが、緩和にあたっては研修内容を業種ごと250
に細分化する等の代替措置が必要と考える。 251
【参考資料13:第9回小委員会資料4「動物取扱責任者研修の緩和」】...117 252
8

253
(13)販売時説明義務の緩和(犬猫以外の小動物等での説明義務項の緩和の検討) 254
生体販売市場で、安価なハムスターなどが粗雑に扱われていたことや遺255
棄による在来種への影響の問題が各地で発生していることなどから、販売時256
の説明義務は重要であり、緩和をすることは適当ではない。 257
また、野生の鳥類等の場合における輸入元の原産国・国内繁殖の別など、258
さらに厳格に明記させるべき項目も存在する一方で、文章のみで口頭説明の259
省略が可能な項目や、小鳥・小型哺乳類・爬虫類等については尐ない説明で260
もよいとの意見などが出されたところであり、きめ細やかな説明項目の設定261
を検討すべきである。 262
【参考資料14:第9回小委員会資料5「販売時説明義務の緩和」】...145 263
264
(14)許可制の検討(登録制から許可制に強化する必要性の検討) 265
許可か登録かという名称に関わらず、現在の登録制度は実質的には許可266
制として位置付けられるものと考えられることから、実質的な規制の内容に267
ついて検討を深める必要がある。 268
(現在の動物愛護管理法における登録制度については、既に登録の拒否及び269
取消という概念があるなど、許可制と同等レベルの規制である。) 270
【参考資料15:第13回小委員会資料1「動物愛護管理法における取扱業規制の推移」】271
...151 272
273
白石バドバドかえ
Posted by白石バドバドかえ

Comments 3

たれ耳隊  
NoTitle

ダルメシアンのレイナは、埼玉のショップで売られてました。埼玉まで迎えに行きました。3ヶ月になってたせいか、値段が1万円引きになってました。当時は共働きだったので、わざわざ3ヶ月ぐらいの子を探しました。GSPの小春は、2ヶ月の時に一度見せてもらって、ブリーダーさんにお願いして、3ヶ月まで親元に置いてもらいました。英ポインターの菊花は2ヶ月で引き取ってもらいたいと言われ、連れて帰ったけど、幼すぎて気を使いました。GSPのカンナは1歳半でウチへ。心配は、排泄のタイミングと他の子との仲。2つともクリアしてホッとしました。ショップで1ヶ月経つか経たない子を見ると、可哀相でなりません。排泄した後、しつこいぐらい舐めてキレイにしてくれる親のぬくもりを知らないんだな~と思うと…。
こちらは地方紙ながら、ドイツの動物に関する記事を載せてた事が数度あり、感心して読みました。何事にも真剣に取り組む国柄。日本も真剣に考えないと、「その程度の国か…」と思われますね。

2011/08/28 (Sun) 15:54 | EDIT | REPLY |   
こぼずはうす  
することはした。

あれこれと、文句を言う前に
私が言いたいことは伝えてきました。
控えめに。笑。
まだまだ、言い足りないことはありましたが
少しでも垂れ流しの蛇口を閉めることに
なればいい、と。

バド吉さんは、やはり文章で
表現することはプロ、ですね。
私が言いたいことをおっしゃってくれています!

あとは、仕上げを御覧じろ、ですね。

2011/08/28 (Sun) 23:12 | EDIT | REPLY |   
白石バドバド花絵  
Re: ペンや国民の声は、剣より強し!!

> ♪たれ耳隊様
> そうですか…3頭とも紆余曲折があり迎えられたのですね。
> 私も子犬すぎる犬がショップに陳列されている様子を見ると辛くなります。
> 消費者(今から犬を飼おうとする人)の感覚が変われば
> 売り側も体制を変えざるを得なくなると思います。
> 小さな子犬が可愛いのももちろんそうだと思いますが
> これからは、それだけではない付加価値を
> 私は伝えていきたいと思ってます。
>
> ♪こぼずはうす様
> >バド吉さんは、やはり文章で
> 表現することはプロ、ですね。
> 私が言いたいことをおっしゃってくれています!
>
> そう言ってもらえて嬉しい!!!!!
> 私もまだまだ言い足りないことはあるけど、
> 理解してもらえる文章量に抑えるのもプロの仕事と思ってます。
> こぼママにそう言ってもらえて、私は心残りはありません。
>
> 蛇口の垂れ流しはもうやめよーぜ!
>
> 娘はママが刺されて東京湾に沈められることを心配してますが、そうなっても仕方がないとして、
> 言いたいことはこれからも言い続けます。

2011/08/29 (Mon) 00:55 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply