「メルッパ危険警報発令」(ヒート初日)からすでに1か月を経過。
3週間経った頃、メル実家に電話し、おおむねもう大丈夫だと確認して安心したのも束の間、その頃からやたらクパが鼻ピィピィでうるさい週間に突入。やたら興奮が強く、メルの陰部を執拗に嗅ぎまくり、大変。
なぜだ? もう交配ベストウィークは過ぎたはずなのに?
ま、まさか、いまがいちばん危ないとか? メルは初ヒートで個性がわからないし、まだ未成熟でいつもとパターンが違うのかも。
それとも、いままでクパ坊は、いいニオイはわかってはいてもしょせんまだおこちゃまで、交尾の仕方がよくわからず、一見するといい子に見えて、手をだしていなかったが、実はアプローチの仕方がわからなかっただけで、ようやく本能で「あ! 交尾ってこーするんだ!」と気がついたか。
それに、メスの受精ベスト時期は過ぎても、発情後期はとうぶん(1~2か月だっけ?)続く。受精はできなくても、いいニオイぷんぷんなのかもなー。
いやー、この交配絶対禁止監視ウィークが、ウィーク(週)ではなく、マンスリー(月間)になるとは。
監視する側もくたびれます。それに、びーびーとクパがやかましいです。
でも、ようやく昨日から、少し(ほんの少し)クパが落ち着きを取り戻したかも。
4週間半経過したとこ(長い)。これでやっと平静に戻るのかしら。そうならいいけど。
しかし、ヒートに関係しているからいつもより激しいとはいえ、メルとクパは、レスリング・タイムを毎日楽しんでいる。毎日、私が仕事から戻って嬉しいタイミングにだいたい1時間~1時間半くらい。あと、トールが帰宅して嬉しいタイミング。それとケージからだしてもらったらマチュが帰宅したタイミングも。人間家族が帰宅したら、嬉しくてテンションあがっちゃうんだね~。可愛いね~。
だけど、毎日毎日、うるさい。よくもまぁ、飽きずに1時間以上もとっくみあいをするもんだ。
激しい。激しすぎる。
見ていて飽きないくらい可愛いけど、激しすぎる。ママの左足を守らないと。
“おっ、メスのいいニオイ~っ
"
レスリング中に、シャッと交尾されちゃうと困るので、厳重監視のもとに遊ばせる。
かと思えば、半分以上は、実はメルが優位(爆)。気が強いなぁ、メルは(笑)。
肩に手を乗せているのは、メルの方が“わたしが上よっ"と強さをアピールしているジェスチャーです。↑
ぐるぐる回って、バターになっちゃうよ~(by ちびくろサンボ) ↑
クパ、すんげー顔だし(爆!) ↑
メル、がっぷりとクパの首ねっこ噛んでいるし。↑
今度はクパが優勢になり、メルの顔や首や肩の上の皮膚をがっつり噛んでるし。 ↑
お互い、首のまわりがヨダレでだらだらだよ。
だけど、こんなに激しいけど、ケンカじゃーないんだよ。
楽しい犬同士のふざけっこ。楽しいレスリング。かなりそのあとハアハアなるところをみると、とてもいい運動、ストレス解消にもなってる。いくら飼い主が遊んであげても、ここまで全身運動にはならないね(飼い主の方がくたびれてやだよ。笑)。犬同士のプロレスにしかない喜びもありましょう。
それはこのクパっちの顔を見れば、一目瞭然。
バドとタビィは、月齢が近くても、やはり体格差が大きかったせいか、または個々の性格のせいもあり、こんな風にプロレスはしなかったんだよね。タビィとパチはたまにやったけど、ほっとくといつのまに本気ケンカになりそうになる(気の強いコギのメス同士。さっきまでふざけているのかと思っていたら、一発触発なんだもん)。その点、クパメルは体格的にもちょうどいいし、お互いともに遊び好き、興奮好き、お調子者の性格なんだろうなと思う(バドはそうじゃなかったからね、たまにタビィに遊ぼうと言ってみて、相手にされないとすぐに諦めてた)。それに、オスとメスだから、どんなに興奮が強まっても、最終的にはクパがいつもメルに譲る。メルが興奮しすぎて「ガルル!」と唸ったら、クパがころんと下になっておなかだしたりして、うまいことやってるんです。未去勢・未避妊のオスメスは、予定外の交尾をなにがなんでも阻止せねばならない使命があるけれど、その苦労を乗り越えれば、2頭の性格のバランスのよさ、ケンカにはならない関係(正しく本当に強いオスは、メスに本気で怒ったりしないもんです)だから、これは本当にとてもいい釣り合いなんだよね。見ていて、安心だもん。
しかも自分ちの犬同士なら、どんなに激しくがっぷりと首根っこにくらいついてても、相手の飼い主さんに気を遣うことないしね(笑)。ほんとはケンカじゃないんだけど、そうはいってもやってる犬の方の飼い主は、やられている方の飼い主さんのご機嫌を損ねないか、ヒヤヒヤするもんですから(苦笑)。
何歳までこいつらは、ハグハグとプロレスすんだろう。
最近は毎日のことなので、ありがたみが減っていたが、そういえば、私はこの犬たちの姿を見るだけで、これを酒の肴に飲み続けることができるくらい幸せな光景なのであった。
ついでに言うと、ときどきバド爺は、寝ているのに踏まれそうになったり、メルがピンチになるとわざとバドのそばに行っておなかだして寝ころんだりするから、バドが“若造ども、うるさいっ!"って一喝吠えする。まぁ、バドは安眠を邪魔されるわけだけど、でも、同じ部屋の中で若い犬がバタバタして、それをときどき薄目を開けて見ているバドを見ると、少なからず自分も参加しているような、イヌの群れがそばにある安心感のようなものを感じている風で、心の安らぎにはなっているのではないかと思う。その甲斐もあって、バドは長生きできているのかも。若いエキスをもらって、いい刺激になっているはず。クパが爺さんになったとき、この環境(若い元気炸裂なイヌ2頭をあてがうこと)は用意してあげられないかもなぁと、思ったりもして、クパ、長生きできるかしらーと心配になったりもする(←気が早い)。ああ、ただし、うるさい若造犬の存在が負担になる先住犬もいますから、高齢犬を長生きさせるために子犬を飼えばいいと容易に判断はしないでください。先住犬の性格、体力、そして新参者の性格(新参者の体力は間違いなくあると想定)、そしてその新参者が先住犬にいばらない、絶対逆らわないようにさせる飼い主の監視能力などを見据えたうえで検討してくださいね。
満足ちなみに、今日は私14時くらいに家に戻ったのですが、16時すぎにようやくクパメルは、静かになりました。
いまは、パソコン横で2頭ともびろ~~んと伸びて寝ています。急に爆睡してる。なんて緩急が激しいヤツらなんだ。
犬を観察するのは、本当に楽しいもんです。私の幸せ。
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