K子さん、ありがとう

昨日のブログ記事に、ベルリンのK子さんからコメントがきました。
時差ボケのところ、ありがと~。
私も理解を間違えていた気がする。これは大変!
と、いうわけで、昨日のK子さんのコメントをみんなにも忘れずに読んでもらいたいので、転載します。

********************

この2つの話、日本滞在中に私も読みました。
特にウィーンの話に関しては「捨て犬が増えた」というだけの視点であるのが残念です。
というのも、免許制度導入によって手放される犬が増えるのは一時的なものであり、飼育と繁殖の規制が行われている以上、この先将来的には今ほど手放される犬の数はありえないから。
それも計算のうちで、そして目的のうちなのです。(でなきゃ免許制導入の意味がない)
しかも手放された犬の運命はやはり日本の比にならないでしょう、だって殺処分されるわけじゃないし、免許を持った人しか里親になれないんだから。
一時的にシェルターが満員状態にもなるけれど、市からの補助も受けているわけだし、シェルターの人はいつだって文句を言うのよ、そうしないと寄付金は集まらないの。

そういったわけでこの記事書いた人はそのところを分かってて書いたのかな?というのが疑問でありまする。
ヘンな方向に捉えられなければいいのだけど。

*********************

ああ、そうか!と思いました。
「それも計算のうちで、そして目的のうちなのです。(でなきゃ免許制導入の意味がない)」
すごいなー、ウィーン市。想定内なんだ。さすが、すぎる。

「免許制度導入によって手放される犬が増えるのは一時的なものであり、飼育と繁殖の規制が行われている以上、この先将来的には今ほど手放される犬の数はありえない」
そうか、飼育の規制だけでなく、繁殖の規制も法律で行われているから、今後は捨てられる犬は格段に減るわけだ(しかも税金でのシェルターがあるから、殺処分はされない)。
免許制度に根をあげるような飼い主は、はなから飼わんでよろしい、ということなのね。

すごい。さすがだ。

こないだK子さんが獣医学会での講演で言われていたけど、
犬の権利がちゃんとあり、福祉が整っている国では、実は飼育頭数は多くないんだって。
きちんとした飼い主の、きちんとした飼育環境と飼育方法でのみしか飼育が許されないから。誰でも彼でも飼えるわけではなく、法でふるいにかけらえる。だから、たとえ、何らかのやむを得ない事情が起きて、犬を手放さないといけない事態に陥っても、半官半民のドッグシェルターがあり、殺処分されることがないんだ。
犬税もあるから、公的な援助もきちんと受けられるのかもね。犬税はベルリンなど都市部では高め(日本の軽自動車税と自動車税の中間くらいの値段)、番犬などが必要な地方では安めらしい。
犬の税金をちゃんと払える経済力と責任のある人のみが一緒に暮らすことができる。常識外の多頭飼育をする人も思いとどまるだろうし。
ちゃんと犬のためになるお金になるのなら(←これ大事)、犬税の導入を日本でも考えてもいいんじゃないかな。

それと、今回、私も愚かでした。
ウィーンの記事を鵜呑みにしてしまいました。
ウソは書いていないけど、これはシェルターの広報担当の人が話したかった真意を伝えていないのではないか。
記者やライターの、問題の理解度、あるいは理解しようと思う熱意(すなわち犬への愛情というか理解度)によって、記事内容は、右にも左にも曲げて書くことができるのだ(カプノサイト・ファーガのときと同じ)。
だから1つの記事だけを読んで、鵜呑みにするのは怖いことなんだよね。テレビの情報も同じ。
複数の媒体、複数の会社、複数の人間(利害の絡まない人たち)の意見を公正に聞いて、ちゃんと伝えないと。
雑誌はともかく、新聞やテレビは取材先に原稿のチェックをしてもらわないことが多いので、取材先の真意が反映されていなくても、世に出たあと。いくら後日訂正文を入れたって、世論的にはあとのまつりなのだ。
だから、やろうと思えば、情報操作、思想の操作だってできる。

また、言語の問題もあるのかもしれない。ウィーン(オーストリア)やドイツ、スイスのドイツ語圏の国は、とても動物福祉が進んでいるんだけど、そうしたニュースはなかなか日本に入らない。お手本にするのはアメリカやイギリスが多いのは、英語圏の方が情報が通訳しやすいからだろうね。それに、たとえ間違った伝え方をしても、それに気がつける人が少ない。今回は、日本語とドイツ語が両方できて、かつ動物福祉を大学院で未だ学び中の専門家であるK子さんがいたから、ニュアンスがよくわかったわけで。

うーん、情報を伝えるのも、情報を取捨選択するのも、情報を理解するのも、本当に難しいものだ。私も十分気をつけたい。
それとK子さん、これからも有益なドイツ語圏の情報をどんどん日本に配信してください。期待しています。
ちなみにK子さんが書いている記事は、dog actuallyで読めまーす。

*******************************

じゃ、K子さん話題に便乗し、先週、わが家に来てくれた様子をご紹介。

29京子さん1

メルちゃん、獣医師K子さんじきじきに昼間お山でつけてきたダニをとってもらうの図。
ベルリンという都会で住んでいても、犬ノーリード可の広大な森(山手線内くらい?)が街中にあるからか、ダニとりくらいごく当たり前みたいでK子さんは手慣れたもの(笑)。毎日行ける森があるなんて羨ましいよ。東京の都心だったら、代々木公園と明治公園と新宿御苑と林試の森を犬に開放してくれるような感じかな。夢のようだ。

ついでに、メルのコブも診てもらった。笑われた(爆)。立派な、単なるタンコブらしい。ああ、よかった。でもメルは1週間で3回もぶつけたため、ひっこんではまた巨大なコブになるを先週は繰り返していた。ボクサーさんは、おっちょこちょいすぎる。

29京子さん2
“おれも、いじってほしい~っ”のクーパー

広島風おでんと、広島のお好み焼き(&ビール)でおなかいっぱいに。
お喋りもほんといくらでも続く。お帰りは終電間近。ああ、本当に楽しかったし、勉強になった。いっくらでもまだまだ喋れるよね。また来てね~。

馬鹿力炸裂のクパに、リード(首輪は前回送ってもらった)も持ってきていただいた。

29ドイツ製リード

うん、思ったより軽くて、しなやかで、使いやすい!
しかもドイツのジャーポちゃんたちが愛用しているサイズ(幅15ミリ)だから、そう簡単にはちぎれないだろう。いやー、嬉しい。これはK子さんの「BODAI Online Shop」で日本でも購入可能。引っ張り野郎と暮らす方にはオススメです。メルにも今度、赤い色を買ってあげようかな。

クパ・カゴもお願いしました。

29かご

サイトハウンドのコーシング・レース用の口輪なので、パンティング(荒い呼吸)もできるし、お水も飲めるけど、レース中の興奮状態のときにほかの犬をパクッと噛むことはできない。クパも興奮すると、しっぽを巻いて逃げる犬を追いかけて、相手の肩甲骨あたりをパクッとするので、それを防止する。拾い食いもできないから、海岸で腐ったお魚を見つけても大丈夫(笑)。
クパは、頭の鉢がでかいので、ボルゾイ用XLサイズでした。これも日本でも発注できる。でも人気みたいで入荷待ちなことが多いようですけど。口輪カゴは、口をあけて、ちゃんとハアハアと呼吸ができるものを選ぶとよいそうです。そうすると、どうしてもカゴがでかくなって、いかつい形相になっちゃうけど(ホラー映画のジェイソンみたい。涙)アイスホッケー選手だと思おう。


ついでに。

29ヘルメット

メルには、ヘルメットが必要です。けっこう本気で必要な気がする(涙)。

29めりへる2

これは防災ずきんみたい?

たんこぶ姫のために、いろいろ試行錯誤中。

コメント

No title

若干無理のあるメット姿のメルちゃん・・・に、似合う・・・。

すみません、食いつくべき場所が間違っていて。

  • 2010/09/30 (Thu) 17:44
  • mari #-
  • URL
♪mari様

いいんです、難しい話しのあとは、息抜きで(爆)。
なんでボクサーはこうもかぶりものが似合うんでしょう。
しかも、なぜか顔が神妙な面持ち。
メルはほんと可愛いわ。たんこぶ姫だけど。

  • 2010/09/30 (Thu) 18:07
  • ばど吉 #-
  • URL
やっぱり

K子さんも、犬をワシャワシャと撫でる?
同じかなー。

メルちゃん、防災頭巾必要じゃないですか?笑。
手が器用なマチュちゃん、作ってみては?
ワハハー。あくまで他人事。

  • 2010/09/30 (Thu) 18:28
  • こぼずはうす #-
  • URL
♪こぼずはうす様

はい、ワシャワシャと撫でてくれました。
犬の扱いが上手いというか、すごく自然。
大型犬でもワシャワシャしてくれる人は貴重なので
嬉しくなります。
ヨーロッパ大型犬事情も聞けて、とてもためになりました。

メルは、本当にヘルメット必要。
鳥取の梨の白いカバーもかぶせてみたり(ガハハー!)
(クッション性あり!でも耳が邪魔だった)
本気で悩んじゃいます。
ワハハー、ってもう! 
ほんと見事なたんこぶ姫なのよ(涙)。
先生にもお見せしたい。めずらしい臨床例です(笑)。

  • 2010/09/30 (Thu) 19:41
  • ばど吉 #-
  • URL

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する