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12日(木)、母たちとお墓参りのあと、母とバドクパも連れて、メルちゃんの実家に行きました。
メルちゃん、生後約2か月半です。ずいぶんとボクサーらしい体型になっていました。

17メル1
(知らない人なのに)トールにぺろりんちょ。まだ警戒心がなく、なんでもかんでも楽しく心に受け入れてくれる社会化期

17メル2
母の家にも秋田犬やシェパードや柴などがごろごろいたので、おばあちゃまも子犬が嬉しそう。でも抱き方が悪くて、メルちゃんがずっこけてきます。でもメルちゃんはじっと我慢している。心のキャパの広い、いい子だね

メルちゃん、いろいろ悩み、家族会議を重ねましたが、結果、断耳をお願いしました。愛護の活動を頑張っている友人やショーチャレンジをあまりよく思わない友人(意地悪からではない。犬の福祉や愛情のかけ方からの助言)からもいろいろな意見をいただき、私自身も悩み、ブリーダーさんにも正直に相談しました。そしたらブリーダーさんは、BOB(ベスト・オブ・ブリード)を獲った母犬と、今年の4月にJKCより優良犬繁殖奨励表彰(JKC Breeding Awards)で表彰された父犬(たぶんJKCのボクサーでは初らしい)から生まれた大事な一粒種のメス犬であるメルちゃんにもかかわらず、「断耳していない犬もショーチャレンジはできる(たぶん勝てないけど)。そもそもよい台雌は必ずしもタイトル犬と同一である必要はないと私は思っている」とまで言ってくれました。犬種の未来と飼い主の葛藤の両方をよく受け入れてくれる、よいブリーダーさんだと思った。断耳していない犬をショーにだしたら、それこそ「素人がっ」と陰口を叩かれる世界なのに(日本では)。ありがたかった。ならば、日本人やアメリカ人ジャッジのときではなく、ヨーロッパのジャッジ(ヨーロッパではほとんどの国がこの10年以内に断耳・断尾は法律で禁止されるようになっており、断耳・断尾してある犬は反対にショーチェレンジできない)がたまたま日本に来て審査するショーで、断耳していないメルちゃんが万が一認められたら、すごく嬉しい、日本のショーの考え方が少しシフトされるよい前例になれるのではないかと思った。そうマチュを説得した。

しかし、結果的に、メルちゃんの飼い主であるマチュはすごく悩んだあげく、断耳する結論を出した。
「だって、子どもハンドラーのショーのときには、ヨーロッパのジャッジは見てくれる機会はないでしょう?」

なるほど。

マチュはもう3年くらいボクサーを待ち続けた。断耳してある犬種図鑑をずっと眺めながら。
そして2年半前にメルちゃんの母犬に出会い、惚れ込んだ。チャンピオン犬である母犬も当然耳がピッと立っている。マチュにとって、ボクサーは断耳してあるというイメージが深く根付き、憧れている気持ちは想像できる。断耳したボクサーは凛としててカッコイイというのもわかる(美容整形だと反対する気持ちもまたわかるが)。
さらに、メルちゃんの出産・誕生を待つ間、クーパーとのショーの経験などから、ショーのことにも関心を持っていたらしい。でも、お金をかけるショーチャレンジではない。
「自分でハンドリングして、メルちゃんとリンクを走ってみたい。もしそれで勝てたら、すごく嬉しい」
(正しい。ヨーロッパやアメリカの単犬種クラブ的な正しいショーの楽しみ方だ。まさに愛犬との共同作業だ)

断耳する決意は、マチュもすごく考え悩んだ末の結論なんだと思ったのは、先ほどの「子どもハンドラーのときは、日本人ジャッジしか見てくれない」発言。たしかに聞くと、実際そうらしい。そうであれば、いまの日本では、断耳していないボクサーが勝つ可能性はほぼゼロ。ならば、断耳をするしかない……。そこまで子どものくせに、いろいろな状況をシュミレーションして、愛護のこともわかっているけれど、でもワガママを通させてほしいと決意したマチュ。もう私はそれ以上マチュを説得することをやめた。
だって、マチュが全責任を負う命なんだから。(もちろん親は陰で全面サポートするけれど。マチュの自主性を大事にしてあげたい)。

「もうヨーロッパでは断耳・断尾は禁止。アメリカのショーの世界も愛護の流れからそれに習うしかないときがいずれ来るだろう。アメリカのルールがそう変わったら、すぐ日本のルールも間違いなく変わる。ママもそういう風になるように書いていくから、もう断耳したボクサーと暮らすのはきっとメルちゃんが最後になる。そう心して、大事に過ごしなさい」と、伝えました。

いろいろ助言してくれた犬友達のみなさん。こういう結果になったことをお許しください。
でも断耳はしましたが、断耳していないボクサーに負けないくらい大事に毎日を楽しみます。ショーチャレンジもするかもしれませんが、シライシ家の大事な家庭犬としてフツーに楽しい経験もいっぱいさせます。

17メル3-1
だいぶずっしりと重くなってきました。トールの腕がプルプルするくらい中味詰まってます


さて、今回はバド爺とクーパーにも初面会させました。

まずバド爺との初顔合わせ。メルちゃんはボクサー以外の犬種を見るのは初めてかな?

17メルバド1
“うっひゃー! あなたはだれ!? 灰色だし、お耳がやたら長いし”

17メルバド2
体高が低いのを補うため、ピョンピョンしながら、バドの顔をのぞき込みます

17メルバド3

メルちゃんはまったくバド爺に動じない。心が健全に育っている証しです。
バド爺もまた、メルちゃんに絶対に目を合わそうとしない。“おでは、女・子どもとケンカするつもりは一切ありませんよ”のカーミング・シグナルです。えらい!
マチュは「バドはオスの中のオスだ!」と、いたく感激していました。

17メルバド4

ぴょーん!!
ピョン吉メルぶー(すでにわが家では「メルぶー」などと呼ぶときがあります)。かなりワル(やんちゃ)そうだもん。楽しみ♪ 爺に向かって跳ねてます。

じーちゃん、狭いわが家がもっとうるさくなると思いますが、でもその分、脳味噌に刺激もいっぱいだよ。若い娘が来たら、ますます呆けているヒマなんてないよ~。でも、バド爺が静かに眠れるスペースも確保してあげないとね。

そんで、意外だったのが、クパとの未知との遭遇。
いえ、メルちゃんはいたって動じておりませんが、問題はクパ。
私は万が一、クパがメルちゃんを攻撃でもしたら取り返しがつかないと思い、万全な体勢で面会させましたが……

17メルクパ1
メ:“わたし、メルちゃん。あなたはだ~れ?”
ク:“……(黙秘権を行使中)”


17メルクパ2

メルちゃんはアソボアソボとするけど、クーパーはかたまってます。おい、どうした、暴れん坊。
マチュも「クパ、どうしたの~?」とオモチャで興味を引いてみますが、クパはフリーズ中。
アウェイのニオイとかで緊張したのかな。ときどき想像もつかない場面でピンポイントでへたれなクーパー。社会化の中で経験したことのないことがあると、警戒するのか、不安になるのか、とにかくフリーズ。別に攻撃的になるわけではないのは助かるが。

17ヨダレクパ1

そのかわり、黙ったまま、よだれちゃんになりました(おどろき)。こんなクパは初めて。

17ヨダレクパ2

おおーぅ、よだれが滝のようです。
よしよし、今日のところはこのへんでやめておこうね。
そう言って退散させると、サッサとクルマに乗り込んでいきました。
へんなクーパー。でもストレスになったのは間違いないね。無理強いしないで、慣らしていこうね。でも傍若無人なクパがメルちゃんそのものにびびったとは思いにくい。犬の心理は奥が深い。まだまだわからないことだらけだ。今後この2頭の関係がどう育っていくのが見ものです。

17クララ

断耳した子犬たちが、お互いのお耳を引っ張ったりしないように、いまは個別で遊ばせるか、落ち着いた成犬や老犬と遊ぶ程度に管理しているそうなので、今日はほかの子犬には会えなかったんだけど、お願いしてクララちゃん(茶メル)にも最後に会わせてもらいました。やっぱ、クララちゃんは可愛いぞ~。表情が愛らしいんだよね、この子は。ちょっと見ぬ間に胴体が伸びて、体型が変わっていました。子犬の体の成長は日進月歩だし、体の変化は個体差が大きいもんですね。勉強になります。性格も個体差が大きいね~。

メルちゃんは、今回の子犬の中で、いちばんのやんちゃ姫だそうです。まだうちに来ていないうちから、やんちゃ姫だ(笑)。うちに来るべくして、生まれてきてくれたのかも、と思うと嬉しいです。でも安全管理を今からいろいろ思案中。だってピョン吉メルぶーだもん(爆)。7ちゃんずとは明らかに違う動きをしていますから、注意ポイントも異なってくるでしょう。ドキドキ。うちが平屋で、お庭付きなら安心なのだけどね。


とにかく。メルちゃんがやってくるまで秒読み段階となりました。
マチュは今のうちに夏休みの宿題や自習を頑張ってます。
そーだよ、子犬が来たら、当分は目を離せないし、ウンチシッコ掃除で忙しくなるよ~(私もだよ~。涙)。

17メル3
“代々木はどっちの方向かな~”

鼻ぺちゃ好き(子犬好き)のみなさん、Are you ready?
社会化サポート、よろしくお願いしまっす!

白石バドバドかえ
Posted by白石バドバドかえ

Comments 7

mari  

ご報告、待ってました!当初の写真だと、奥ゆかしそうな女の子といった表情でしたが…結構お転婆っぽい顔に変わってきたような…いいぞいいぞ!(←個人的好みによる)メルたん、カモ~ン!手厳しいオバちゃん(名はビー)と優しいお姉様(名はmari)も待ってますよ~。マチュちゃん、わずらわしい宿題なんぞは片付けておしまいなさ~い!

2010/08/17 (Tue) 21:20 | EDIT | REPLY |   
こぼずはうす  
やっちゃいましたか!

断耳はどうするのかなー、と思っていましたよ。
難しい問題ですものね。
抜糸が済んだらおうちに来るのですね!きっと。
楽しみが増えましたね。

あ、荷物。
まだかなー、と思っていたのですよ。
はは、トラックにも積まれていなかったのですね。
待ってマースv-4

2010/08/17 (Tue) 21:59 | EDIT | REPLY |   
パンママ  
U。・x・)ノ チワン!

Σq|゚Д゚|p ワオォ♪
メルちゃんスクスク成長してますね♪
しかもすっごく元気。

クパちゃん一緒に遊ぶかと思いきや
意外な反応でしたねー。
お家にやってきたら仲良く遊ぶようになるのかしら♪
バドちゃんはさすが紳士的対応でしたね♪

2010/08/18 (Wed) 01:13 | EDIT | REPLY |   
ポール家  
マチュちゃん立派です。

こんばんは!ポール家です(^^)
色んな意見があるのでしょうが、しっかりと自分の意思で
しかも、しっかり考えての決断。マチュちゃんカッコ良いです!

クーパーくんの反応、我が家のポールもそっくりです。
子犬や小型犬の前では同じようにフリーズ。
そしてヨダレまで一緒。どんな心理なんでしょう?
初めてみたときは、食べ物と勘違いしているのかとも思い、
ちょと焦りましたが、そうでもなさそうなので、
興味のあるとこです。

メルちゃんの今後楽しみです☆

2010/08/18 (Wed) 02:14 | EDIT | REPLY |   
ニライママ  
た・の・し・み

お久しぶりです!
バドちゃん・・・さすがです。
そしてクーパー君の反応の爆笑してしまいました。緊張しているのにゴメン! カッコイイはずの7ちゃんズのこのギャップが大好きなんです。2回目どうするのか?凄く楽しみです、きっと大丈夫!

 マチュちゃん、決断力も立派(涙)ちゃんとご両親の背中見て育っていますね。(小さい)子供がいる家庭で犬を迎える場合、子供と犬との関係は結構難しい事があります。子供の目線で見るってこと忘れてるんじゃない?って感じる事、家庭でも親でもトレーナーさんでもあります。
マチュちゃん、がんばれー!
私もニライのパピー達の断尾の時の事思い出しました。

2010/08/18 (Wed) 08:56 | EDIT | REPLY |   
Andy mama  

パピーは本当に可愛くて、確かに垂涎ものですけれど、人の場合は気持ちだけ。(笑)
でも犬の場合は何でしょう? ウチの子達に会うと、瀧おヨダになってしまう近所のシェルティー(♂)の気持ちもぜひ知りたいところです。

アンディの場合は4歳くらいまでパピー大好きで、しっぽブンブンで、伏せして小さくなって「恐くないから近くにおいでよ。」と。いつも頑固にパピーにラブコールをするので、お散歩になりませんでした。近くに来てくれるとあごを地面につけたまま、なされるがまま。子犬が安心してから、ゆっくり立ち上がってちょこっと匂い取り。そのおかげで、近所には大きい子はダメなのにアンディになら近寄れるという小型犬が一杯います。
何故に4歳までかというと、焼き餅焼きなモニカ嬢様の登場により、優しいアンディ兄さんは他の子にご挨拶が出来なくなったのです。他の子が「アンディ兄ちゃん~♡」って駆け寄ろうものなら、モニカは間に立ちふさがり、一声、「ワン!」(たぶん、「来ないで!お兄ちゃんはアタチのなのぉー!」と言っている)。
そんな訳なのでした。そして、アンディももしかしたら変化した部分もあるのかな。妹が出来たことにより、他の子に吠える事がほとんど皆無だった彼に、少し嫌いな子ができたように見えますから。
クーパーのお兄ちゃんぶりを見るのが楽しみですね。

2010/08/18 (Wed) 10:09 | EDIT | REPLY |   
ばど吉  
Are you ready!?

♪mari様
そうなの、顔つき、ワルそうに(笑)なってきたでしょー!
私ももろ好みです。
わずか2か月半なのに、成長とともに変わるもんですね。
>手厳しいオバちゃん(名はビー)と優しいお姉様(名はmari)
に笑いましたわ♪
いっぱいじゃんじゃん遊びに来てね! 近いんだから!
しかもボクサー同志。わ~い(嬉しすぎて壊れ気味)。


♪こぼずはうす様
はい、やっちゃいました。いろいろ胃が痛くなる思いはしましたが、いっぱい考えてだした結論ですから、胸を張ろうと思います。
抜糸も昨日かそこらに完了した模様です。
業務連絡:今日届いてない? 昨日夜、バド散歩で行ったらちょうどトラックに間に合ったんだけど、まだかな?


♪パンママ様
はい、スクスク、心も体も成長してます。
いま6.6キロだって。パンちゃんは何キロかな?
もうボストンテリアより大きいかな。
そうなの、クパ坊は意外な反応でした。
バド爺は、老いても、まだ子犬をちゃんと認識していた。まだ呆けてないぞ。嬉しい。


♪ポール家さま
ありがとうございます、マチュの決断をそう言っていただけて勇気が湧いてきます。いろいろ言う方もいるもんで、凹んだりもしていたのですが、胸を張っていこうと思います。
一時的な感情ではなく、家族でよ~く考えた結果ですので。

え!? ポールもよだれちゃんいなるの!?
子犬や小型犬の前で? へ~っ。ほ~っ。
クパは小型犬が背中を向けて走って逃げたら襲う可能性すらにおっていますが、
犬らしい動きをしてくれたら遊んでくれ~とも言ってます。
ということは、クパはメルちゃんを<子犬である>と認識できたのか?
たしかにきょうだい犬以外、自分がいっぱしになってから会う初めての子犬ではあるので、それで緊張したのでしょうか。
うーっん、犬の心理、まだ勉強不足です。
今後お互いで情報交換して、真偽の程を検証していきましょう(笑)。


♪ニライママ様
お久しぶり~ママの方ですね。こないだパパがくれたけど(笑)。
7ちゃんず、そうなのよね、ママ命の甘ったれバドもそうだけど、強面の人相でよく人に「コワイ犬」と言われるくせに、お笑いへたれ小僧のときがあるんです。おもろいです。
2回目の未知との遭遇もちゃんとリポートするので乞うご期待。

子どもと犬の関係、子どもと犬をどうサポートするかという親の姿勢、それらも日本人はもっと成熟した社会になっていく必要があるかもしれないなと思っています。
ペットショップで子どもにせがまれて子犬を衝動飼いするのはNGだし、また「子どもが欲しいといったから買った。飼い主は子どもだから私は知らない」と言い放った親に会ったことがあるのですが、ほんと親じだいが犬との接し方が未成熟すぎる場面が多いように思えます。変えていかなくちゃね。

ニライカナイ、メルちゃんも揉んでやってくださいね。


♪あんもにまま
垂涎もの、まさにそのとーり!(爆) 垂れすぎ。
シェルティーくんもよだれちゃんに!? 意外とそういう犬、多いんですね。おもしろいわ、ブログに書いてみてよかった(笑)。行動学の先生に今度会う機会があったら聞いてみたいと思います。

アンディはほんとジェントルマンだなぁ。子犬好きなんだね。人がいいというか、アンディらしいキャラだなぁ。
そんでそれを阻止する妹モニカも、モニカらしいキャラだ(笑)。同じ犬種でも個体差が大きいね。あと群れの中の関係とか年齢とか性別とかもあるんでしょうね。
クパははたして立派なお兄ちゃんになれるのか!? あやうし、です。


2010/08/18 (Wed) 23:16 | EDIT | REPLY |   

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