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2004年に発売したペット特集。
あのときは、股関節形成不全などの遺伝性疾患を踏まえ、主に滑らない床など建材について考察した。

“犬工学”を考える
これも私は全力で当時もっている知識をすべて出し尽くし頑張った。

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2004年当時に頑張ったペット特集。なつかし〜

あれから11年。
満を持して、ふたたびI'm homeのペット特集を担当させていただきました。
前回もそうだったけど、今回は、自分が書いたページだけでなく、全体もスーパーバイザーとして監修。
今度も建材やグッズもあるけれど(床材も私が触って滑るかどうか確かめたけど。笑)、もっと踏み込んだテーマ。動物福祉に適った飼養環境ってなんだ、適正飼養の<適正>ってなんだ!? ということを書きたくて。

パートナーのための環境エンリッチメント

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昨日。7月16日発売されました〜♪ 表紙は、うちのメル!

動物愛護じゃだめなんだ、「可愛い」とか「可哀想」という個人の尺度じゃなくて、
動物福祉、という、誰が飼っても、誰が商業利用しようとも、その動物(犬や猫や、それぞれの動物)の習性や生態に合わせた、最低限の福祉は守られなくちゃいけない、ということを書きたかった。

美味しい白米を与えて、フィラリアのお薬を飲ませて、犬服を着させて、週1回くらい外へ散歩に出かけるだけでも、「私はとても可愛がっている。愛情深く接している」と従来の動物愛護の感覚では言えるけれど、それではEUのレベルの<5つの自由>は保障されていない。動物福祉の立場から見れば、毎日散歩に行かないのは「虐待」。自分(飼い主)はベジタリアンやビーガンだからって、犬に動物性タンパク質をあげないのも「虐待」。
個々の尺度の愛情や情熱も気持ち的にはわかるけれど、それ以前にまず飼い主がすべきことは、科学的に正しい知識にそったお世話や環境整備なのである。

じゃあ、適正飼養の<適正>って、なんだ? どうすればいいの? そこを取材しました。

結果。ただ、生きていればいいってもんじゃない。ちゃんとその動物らしく生きる環境を用意してあげてこそ<適正飼養>。その環境とは、自由に動き回れる広さ、快適な温度、衛生的な環境、風通し、採光などのハード面だけでなく、飼い主と一緒にコミュニケーションをとる時間や距離、たくさんの運動、社会的な動物である犬であれば犬同士の接点を持つ時間、犬種独自の歴史や性質に見合ったトレーニングや遊び、栄養、健康管理などなどのソフト面……そう、ハードとソフトの両方ともが揃っていることが欠かせない。

ニンゲン都合ではなく、動物目線で考えることの大切さ。
11年経って、私はこういう考えにいきつきました。それを全力で記事にしました。
(思い入れが強すぎて、文字量多く書きすぎて、削られて、なんだか文章がぎゅーっとされすぎて読みにくい文になっているとこもあるけど、どうか勘弁を)
この間に培った経験と、人脈を総動員しました。(取材協力者のみなさま、感謝!)
ぜひ読んでください。お近くの本屋さんで探してみてね。
近所の本屋さんにないときは、Amazonでも買えますよー。

ついでに、今回の表紙は、メルちゃんです。
中面の記事にも、メルの写真がでてきます。マスコミ作業犬として、いい仕事をしてくれた。ありがとう、メルちゃん。

そして仕事先のMさんのジャック・ラッセル・テリアの峰歩ちゃんも、可愛く登場しています。ありがとう、峰ちゃん。

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モデル料は、美味しいおやつ、でお願いします

それと、今日もPet LIVESがアップされましたよー。
「犬猫同居」生活20余年!わが家のヒストリー

今回は、まめちゃん登場!

読んでねー。

ライター仕事、楽しい。やりがいある。幸せ。

白石バドバドかえ
Posted by白石バドバドかえ

Comments 2

miho  
読みました〜^^

I'm home!
床材とか動線とか、そういったことかなーと思ってたんだけど、ホントすみません私が浅はかでした(笑。
まさか動物福祉における日本の現状から始まるとは思っていませんでした。
読み応えのある特集27ページ。これだけでも、この本を購入する意味があると思います。
ぜひたくさんの人に読んで欲しい〜。
なんだかありがとうございました。

2015/07/23 (Thu) 10:02 | EDIT | REPLY |   
ばど吉  
mihoさま

ありがとうございます!
そうですね、床材とか動線とかは、すでに通り越した内容だと自負しております(笑)。後半部分で、もちろんそうした具体的な施工アイデアのページも用意したけれど、もっと根本的なことが書きたかったのです。

一般の読者(飼い主さん)だけでなく、建築家やインテリアコーディネーターなど建築関係のプロの方にも(犬のことをよく知らない人が「犬や猫と暮らすおうち」の依頼を受けたときに)読んでほしい、知っていてほしいなと考えたということもあります。それにむしろ建築家の方は、感情論より、理論や科学的な根拠の方が早く理解してもらえるかもしれないという気もしています。(理系っぽい頭な気がする!)

ぜひたくさんの方に読んでいただけるよう、どしどし宣伝してください! よろしくお願いします!

2015/07/23 (Thu) 13:00 | EDIT | REPLY |   

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