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お山遊びにはリスクがあります

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昨日、愛犬の幸せのために、週末ハンターになった友人から、お電話をいただきました。
要約すると、「有害鳥獣駆除があるから、気をつけて!」でした。

★猟期に関係なく、有害鳥獣駆除は、1年通じて行われている。
★猟区に関係なく、有害鳥獣駆除は、どこでもやる。国有林でも自然保護区でもやる。とくにハイカーがいない場所でやることが多い。
★流れ弾は、2〜3キロ先まで届く(らしい)。

さらに
★違法なトラバサミのワナや、ワイヤーのくくりワナが今も仕掛けられている。山に入るときはワイヤーカッターをつねに持参せよ。ワナにかかると犬も痛くてパニックになり、飼い主も咬もうとするかも。軍手も持参。

(※ありゃりゃ、検索したら、普通にくくりワナは売っている。違法じゃないのかな? 県によって規則が違うのかな。販売は合法で、使用は違法なのかな。有害鳥獣駆除では合法で、個人使用は違法とかなのかな?)

(※このワイヤーカッターを買えばいいのかな? 重たそうだし、高いな〜。でもこれくらい頑丈じゃないといざというときに役に立たないのか? でもこんなのリュックに入れている方が、あやしい人に見えそうだ)


うーーーむ。
うちのように、なるべくハイカーの迷惑にならないところで、犬の運動をさせ、心身の健康を守りたい、というタイプにとって、有害鳥獣駆除と違法ワナ(きっと猟区に関係なく仕掛けているだろう)は、由々しき問題である。
自分でマイ山を購入して、フェンス張って、遊ばせないと、安全は保証されないということだな(涙)。

でも有害鳥獣駆除も、絶滅に瀕するクマを撃つのは私は反対だが(奥山放獣にしてほしい)、シカ、イノシシ、サルなどが異常に増えている状態では必要ではないかと思っている。シカ、イノシシの天敵が日本の森の生態系にいない(ニホンオオカミの絶滅)、林業の後継者不足などにより枝打ちなどの手入れがなされず山が荒れて、今まで緩衝帯となっていた中間のエリアがなくなり、動物の住むエリアと住民の住むエリアが隣接してしまい、畑を荒らされたり、住民をケガさせる事故があるから、野生動物の数をコントロールするのはある程度必要。(ただし、殺しっぱなしではなく、ちゃんとお肉を利用するとかしてほしいけど)

だから、私は、「ハンターがいるから悪い!」なんて思ってない。
今回、友人を介して、私にアドバイスをくれた方も、セッターを相棒に猟をされている方だそうで、わざわざ心配してコンタクトをとってくれたのだ。
ハンターだって、家庭犬や飼い主を撃ちたいわけではない。
そんな事故が減るように、心配してくれている。感謝だ。
むしろ有害鳥獣駆除を、地元住民→地元自治体から依頼されたハンターのみなさんの方から見れば、「頼むから素人が山に入らないでくれよ〜」ではないかと思う。


でも、クーパーの心身の健康のために、私は、山行きをゼロにするわけにはいかない。

そこで昨日いただいたアドバイスをまとめます。
もし、私のブログなどを見て、山遊びを楽しんでいる方、あるいは今からしてみたいと思っている方に参考になればと思い、書きます。

▲時期に関係なく、山に入るときは、犬にも人間にもクマ鈴をつける。(一般人が山にいることを知らせる)
▲時期に関係なく、犬はできれば蛍光色のベストを着せて、イノシシと間違われないようにする。
▲人間も、オレンジ色の帽子や、明るい色の洋服を着て、自然の風景の中で目立つようにする。

▲可能なら、地元住民に聞くのがいちばん。「この山は有害鳥獣駆除してますか?」を聞いてみる。
▲地元の猟友会に電話などで聞いてみる。(私も東京都猟友会に電話してみたけど、ここではわからないとのこと。地元自治体への確認を勧められました)
▲地元の自治体(村役場、市役所など)に電話して聞いてみる。(私はいまいつも行く山のある上恩方町、下恩方町、裏高尾町の管轄である八王子市役所農林課に電話してみました。親切に対応していただきました。でも有害鳥獣が決まるのはだいたい1週間前。その都度電話してみてください、とのことでした)

▲持って行くもの。
●ワイヤーカッター
●ロープ(犬が崖下に落ちたときに、人間も落ちないように。など)
●軍手
●可能なら無線機。(免許必要)(山は圏外が多いのでハンターたちはお互い無線で連絡をとるそうです。無線機で声が入ったらその付近でハンターがいるということ)


こんな感じです。
誤射されないように、できる準備はしていきましょう!

そのほかにもたしかに山は危険と隣り合わせ。死んでしまうこともある人畜共通感染症のレプトスピラも、別名「秋疫病」と言われ、これからの季節に増加します。
混合ワクチンで、レプトスピラも入っていますが、ほかの病気よりもレプトスピラはきっかり1年未満で抗体が下がります。だから、抗体価が残っているのに過剰な接種は避けたい「混合ワクチンは毎年打たない派」の場合でも、レプトスピラだけは毎年、追加接種をした方がいいです。レプトスピラだけの単体ワクチンもあるので、ホームドクターに相談してみてください。


山歩きは、ダニもいるし、毒ヘビもいるし(クパはすっかり元気になりました!)、ケガはするし、いろいろ事件は起きます。そういうリスクがある、ということは肝に銘じないといけません。
だけど、危険だから遊ばせない、行かない、という思考に行きつくかどうかは、飼い主さんの判断と価値観ではありますが、どちらが絶対正しいかどうか、私には決められません。

だけど、なるべく、みんな、犬も飼い主も、事故のないように、犬との暮らしを楽しんでほしい。と思います。

檜原村_1
“だって、お山は最高に楽しいんだもん” 

Comment

  • NINA
  • URL

飼い主が知識として得ておくことの必須項目が私にも実にわかりやすく書かれていて、とても勉強になりました!!ありがとうございます!!
トールさんの画像とともに永久保存版です!!

いつも行く多きな公園や囲われた柵内での遊びでは足らないもの、いっぱいあるものね。

↑↑↑マツタケ村、命名。
爆 爆 爆

  • 五月親父
  • URL
わな

いつも読み逃げしております
昨年BWPで取材された秋田飼いです
トラばさみは御法度の品ですが・・・
くくり罠は簡単に免許がとれ違法ではありません
ウチの方ではくくり罠を推奨してそこらかしこに仕掛けてあります
以前ウチのワンも散歩コースで罠にかかりましたが落ち着いて外せば簡単に外れますが軍手ではなく革手袋の方が良いですよ

ワイヤーカッターですが・・持ち歩きは止めた方が良いですよ
山では進入禁止の場所に張ったチェーン、鍵をカッターで切って
入り込むトラブルが多く、見られたら現地の人間と揉める事は確実で
検問時の言い訳も大変ですよ~( ̄∇ ̄)

今の熊、猪はニュータイプらしく人、犬を恐れないみたいですよ
気を付けて山遊びをお楽しみください(゜゜)(。。)ペコッ

  • mari
  • URL
山基金しかないか

山歩き(クパメルみたいな)には準備と覚悟が必要なんですね。
ちなみに、我が家の非ワイルドな夫は無理。私でさえもちょっと怖いですもん。
普通の原っぱに行く時でさえも、鈴を鳴らすようにしますが(鹿、逃げていった。クマじゃなくてよかった)、山歩きなら犬にも必要ですね。

貴重な経験談や情報を教えていただいてバド吉さんや皆様に感謝です。

  • ばど吉
  • URL
くくりワナ〜

♪ ニーナんち
トールのイラスト、いいよね〜。オレンジ色の帽子じゃないけど(笑)。
ほんと、山は悦びもいっぱいだけど、ドキドキもいっぱい。
とくに、ワナは……。
普段からも、駐車しているクルマ(猟師っぽくないかとか)、山の中でもクルマやエンジン音(ときどき林業の人のチェーンソーのようなエンジン音などはたまに聞こえる)、ライフルや散弾銃の音、人の気配(これはハンターさんもだけど、むしろハイカーさんに迷惑をかけぬため)などをすばやくキャッチするように聞き耳を立てていますが、
ワナは恐い。静かなる武器だから。

でも、お山の楽しさには変えられない。メルならドッグランでもなんとか謳歌できるだろうけど(都市部のコンパニオンOK)、クーパーはねぇ。山のニオイ、山の斜面、藪こぎ、じゃないと、脳味噌と体の筋肉を持てあましてしまいます。
マツにーちゃんも同じだと思う。笑。
マツタケ山。いいでしょーーーー! これは明るい話題! 爆。


♪五月親父さま
ああ、秋田犬の!!!! その節はお世話になりました!
まだ犬種図鑑、制作中で、すいませんっ! でも頑張ってます。毎日、時間をかけすぎて頑張ってます。正直、BWP編の犬たちまで届いておらず、もうじき7月撮影分の東京・名古屋撮影隊分が終わりそうなところです。その次に長野BWP編に取りかかりますので、なにとぞご容赦くださいませ。秋田犬も大好きな犬種なので、心をこめて(調べて)書きます。

さて。今回はコメントありがとうございます!
トラばさみは違法と知っていましたが、くくりワナは免許制でOKなんですね。少しだけ調べてみました。ちゃんと動物の行動様式をわかって、またワナの危険性もわかってて周囲に配慮のある昔気質の猟師タイプと、おそらく畑を荒らされて困ったりして急遽ワナを仕掛ける知識の乏しい新参ワナ師タイプがいて、後者は事故も起きやすいようです。あと手負いのイノシシやクマをつくってしまう報告もありました。調べれば調べるほど、今まで知らなかった世界が多く、驚いています。

五月親父さんちは、何県? 長野かな? ワナがポピュラーなんだろうか。
散歩コースでワナにかかった!!? ひゃーーーーーーーっ! そ、それは大変でしたね!
私だったら、卒倒しそうな事件です。
手で外せる?? あ、でもタヌキ用など通常は(合法的には)12センチ以下の輪っか、ワイヤーの径のミリも細め。でもシカ・イノシシ・クマはそうでなくてもいい(どーも表現が曖昧でまだよく調べ切れていない。県により違うかもしれないし)とか、返しの器具?がついていなくてもいいとかなんとか、いろいろ種類があるみたいですね。
種類によって、事故対応が変わる可能性がある気がします。
でも、軍手ではなく、革手袋にします。昨日、ホームセンターのサイトとかで探しておりました。やっぱり軍手より作業用革手袋に決定。パニクったクパに咬まれる可能性もあるし。

ワイヤーカッター。なるほど……泥棒や不法侵入者に間違われるのですね。私も昨日ネットで探してみたら「自転車のワイヤーもばっちり切れる」とか書いてあって「むむむ」と思っておりました。山だと、マツタケ盗むとかと思われるのかな。困ったなぁ。いやしかし、でも言い訳ではなく、マジで「くくりワナに愛犬がかかる可能性があるので、万一のために持参しています!」と正々堂々言うしかない。クーパーを見せて(笑)。それで警察署に連れて行かれたら、それでもしょうがない。と、思ってしまう私(笑)。でも男性の方が、よけいにチェックされちゃうのかな。あ、警察と揉めるのは平気だけど(悪いことはしていない自信から)(あれ? バールみたいに空き巣セット認定されてたらマズイかも)、現地の人と揉めるのは避けたいなぁ。難しいですね。

ニュータイプのクマ・イノシシ。なるほど。私が山で出会ったことあるツキノワグマも、たしかに私を見ても、平常心でクリを食い続けていました(笑)。私も、けっこうそばで1時間ほど観察させてもらいましたが(クマも当然私に気がついている)、ふつーにむしゃむしゃ食べまくってました。それで観察後、こちらからおいとましました。
でも、出会い頭でびっくりして、死にものぐるいで攻撃されると、やはりクマもイノシシも(シカも)私より体重のある野生動物なので、勝ち目がありません。そうならないように気をつけたいと思います。うちの犬もケガしてほしくないし。

今回は初めてのコメント、ありがとうございます! 嬉しかったです。読んでいてくださったなんて。そして勉強になりました。
では、秋田犬原稿も、頑張ります。


♪mariさん
山基金? え? みんなで山、まるごと買っちゃう〜? 爆! 
でも欲しいよ、ほんとに。しかし、たとえ自分の土地でも、ちゃんと塀や柵で囲って「進入禁止、猟・ワナ禁止」と明記しないと、猟でも有害鳥獣駆除でもできちゃうみたいなことが書いてありました(裏は取ってないけど)。山のルール、知らないことがいっぱいありすぎです。それと、一般論と、アンダーグラウンド(関係者)の常識がこれまた暗黙の了解で異なっている風。

まぁメルやビーボンは、基本、ニンゲンと同じ、林道を跳ねていると思うので、ワナにはかからないと思うんだ。都会っ子よね、ボクサーは。私は、クルマが通れそうな幅の平らな林道を見つけることが多いので(骨折足が痛むときがあるし、転ぶのが恐いので)。でも問題は、クパです。獣道を縦横無尽に入っていきますからね−。

ハンターによる有害鳥獣駆除も恐いけど、こちらは調べようがある。でもワナは恐いよ〜〜。

軽々しく誘ったりして、ごめんね。どちらをとるか、なんだよね。難しいけどね。

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