セントジョーンズワートのミラクル
たとえば
*興奮しすぎたとき
(散歩前。リードをつないだ玄関で)
(トライプなど強烈にいいニオイの夕食が待ちきれなくなったとき)
*オロオロして思考をこれ以上できなくなったとき
(誉められたのに、なぜそんなに誉められたかよくわからないとき)
(怒られてもないのに、目をみつめられてびびったとき)
(どうしたらいいか困ったとき)など
*悦びと不安が入り交じった気持ちをどう表現したらいいかわからなくなって焦ったとき
(お客様が来たとき。嬉しさ半分、怖さ半分)
(新しいお洋服を着せようとしたとき。かまってもらえるのは嬉しいが、洋服に警戒)
*精神が不安定なとき
(私が入院中やバドが死ぬ前後)
(オシッコするとパパが不機嫌オーラをだすかなと想像し萎縮したとき。パパには怒らないよう指導済みだけど)
などに、オシッコちびりになっておったわけですが、
先月、友達のドイツの獣医師の K子さんが来日の際、「そんなクパにはセントジョーンズワート」と、お土産を持ってきてくれました。サプリなのかな? ドイツでは医薬品なのかな?

ドイツではセントジョーンズワートの研究が盛んなようで、人間の鬱病患者にポピュラーに処方されるらしい。
「毎日1錠、決まった時間に3週間まず飲ませてみて」とのこと。
半信半疑で、言われたとおりに実行してみました。今日で14日目。
ま、ときどき夜ごはんのときにあげ忘れて、翌朝になった日もあるが(大雑把)。
そしたら、なんとミラクル!
K子さん、この2週間、一度も粗相してないよ!!!
ウソかマコトか、ほんとに効いてるみたいっ!!!
まぁ、今までも毎日オシッコをちびっていたわけではないのですが、
でも、こないだローハイドガムをあげたときのオロオロ顔とか、夜散歩がだいぶ遅くなってしまって、いつもだったら膀胱満タンなタイミングでお散歩興奮が重なったら、絶対ちびるなってときにも失敗なし。
これは効いているとしか思えない。
まー、個体差があるので、どの犬でも効くかどうかはわからないし、
ドイツ処方と日本で販売されているサプリメントでは原材料とか成分が異なるかもしれないから、みんなに効くかどうかはわからないけど。
挙動不審で心が弱い犬、繊細すぎて神経質なチキンな犬、先住犬に先立たれて心が折れている犬、引っ越しや人間赤ちゃんの出産などで環境変化があった犬……などが引き起こす、いわゆる飼い主にとって不都合な行動(オシッコちびりとか、分離不安とか、舐め壊しとかかな)を起こしているケースでは、ダメもとでいいから試してみる価値はあるかなと思います。

なんと、さっき、カメラを向けても逃げないで、撮らせてくれました♪
いつもなら、速効目を背けるし、ケージに逃げるし、これだけでデリケートな日はちびることもあったのに、今夜はちゃんとカメラを直視できたよ。(←こんな初歩的なことすらできない、ややこしいヤツでお恥ずかしいが)
セントジョーンズワート、すごいわ。クパには効いた。
オシッコ床掃除や絨毯洗濯が減ったのは嬉しいし、それにクパがおかげでびびる回数も減った(粗相をしても私は怒らないけど、やっぱりクパは自分の中で「しまった! でもボクどうしていいのかわからないの!」って顔をするからね)のもよけいにクパの精神安定に役立つだろうし、
それにいちばんは、粗相をしない習慣がついて、だんだんクパが自分に自信を持ってくれたらすごく嬉しい。
K子さん、ありがとねーーーーーー!
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(3月5日 19:16追記)
知り合いの日本の獣医の先生よりアドバイスをいただきました!
「セントジョーンズワートはセロトニンを動かしますので、同じようなお薬とは併用しないようにだけしてください」とのことです。
愛犬に試すときは、じゅうぶん気をつけてくださいね。
できれば、行動療法に詳しい獣医師に相談するのがベストだと思います!