バドバドサーカス

クーパー(ジャーマン・ショートヘアード・ポインター)、メルちゃん(ボクサー)、まめちゃん(バドが拾った黒猫)と暮らす、犬ライターが綴る犬馬鹿生活。

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こんなニュースとあんなニュース

さっき、夕方の散歩で、クパとメル(と私とマチュ)で近所道を歩いていたら、
太ったM・ダックス(ロングヘアー。もつれている)を連れたおばちゃん(50〜60代)に
「おおぅ、こわいこわい」と言われてしまいました。

マチュも私も非常にムッとしました。
別に、ただ通り過ぎただけなのに。失礼な。

マチュはともかくオトナで且つ、こういう仕事をしている私は、グッと堪えなければいけない、とわかってはいるのですが、ブラッシングもしていない犬の飼い主(ダックスちゃんは悪くないのよ)に、ああいうことを言われるのは、やはり頭に来ます。
犬を飼っていても、犬が好きではなく、自分ちの犬だけが特別で、自分ちの犬(所有物)だけが可愛いと思っているバカ飼い主がまだまだ日本には多い。
それは成熟した、犬文化のある国ではない、と思います。

いけない、いけない。そんなに怒っちゃ。オトナなんだから。

というわけで、帰宅後に見た、犬に関するニュースをふたつ。いいニュースと悪いニュースです。

まず悪いニュース。

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土佐犬にかまれ女性死亡=散歩中、首輪抜ける—山梨
時事通信 5月1日(火)17時46分配信

 1日午後2時半ごろ、山梨県笛吹市境川町大窪の農道で、近所に住む無職小林まさるさん(90)が、散歩中の土佐犬に右首をかまれた。小林さんは、甲府市内の病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。県警笛吹署は飼い主の無職男性(60)から事情を聴くとともに、過失致死の疑いがあるとみて捜査している。
 同署によると、土佐犬は推定2歳の雄で、体長は約1.5メートル。飼い主がひもを付けて散歩させていたところ首輪が抜け、別の男性と立ち話をしていた小林さんに襲いかかったという。 

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いかなる犬であっても、(敷地外で)ヒトに危害を加える犬はいけません。(敷地内の侵入者を警戒するように訓練されたり、警察犬の攻撃訓練を受けたような、特定の用途のために使われる仕事に従事する犬を除く)。
土佐は、やっぱり、素人が飼える犬じゃないなと、こういう事件のたびに思います。
首輪抜けしてしまったのは不幸なことではありますが……。
しかし1度の過ちも許されないので、可能性がある犬は、首輪と胴輪を併用するなどして、「万が一」の事件も予防すべきでしょう。そうしないと、土佐は、こんな事件を起こしたら、間違いなく安楽死させられてしまうのではないかと思います。被害者も加害者も、みんなが悲しい結果となります。

私も、クパのハーネスが万が一ちぎれるのが心配なので……
命綱のような、予備の1本を、安心のためにつけた方がよいと思いました。

また……推定2歳のオスかぁ……血気盛んな年なんだろうなぁ。
ともかく土佐のような闘犬種は、安易に手を出すのは本当に危険です。
でも闘犬種ではなくても、ここまでではなくても、咬傷事件は、犬なら(小型犬でも)起こりえます。
攻撃性ゆえだろうが、臆病で神経質ゆえだろうが、いかなる理由があれ、どんなときも「ニンゲンを噛んではいけない、ニンゲンを攻撃してはいけない」ということは、しっかり飼い主は犬に教えて、育てる責務があると思います。社会化トレーニングが重要です。「ニンゲン大好き!」(飼い主以外も! すべてのニンゲン大好き)に育てることが大事です(一般の家庭犬なら)。
うちのクパやメルやバドは、「おおぅ、恐ろしい」と言われる顔をしていますが、ニンゲンを「攻撃したい」という気持ちは微塵もありません。そう育てないと、愛犬を安楽死させるはめになる可能性がある。
それは私はバドが子犬のときから、いちばん肝に命じてきました。

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では、ヘビーな話題になってしまったので、次は気を取り直して、明るい話題へいきましょう。
日光のサル被害などのときから、昔からずっと思っていたことです。
バドやクパみたいな犬を相棒に雇えば、サルやクマをきっと吠えたてて追っ払ってくれるし、野生動物を殺すことにもならないってば、って。

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屋久島犬:かんきつ類食い荒らすサルやカラス、「マロン」が撃退−−串本・宇井農園 /和歌山
毎日新聞 4月29日(日)15時57分配信

 ◇猟犬「不合格」転身で実力発揮
 かんきつ類を食い荒らすサルやカラスに悩む串本町高富の宇井農園で、屋久島犬「マロン」(雌、3歳)が活躍している。猟犬出身だが、「猟には向いていない」とされ、4月に農園の番犬に転身した。今ではすっかり家族の一員だが、動物のちょっとした気配にも敏感で、大声で吠えて追い払い、果物を守っている。【山本芳博】
 同園(3000平方メートル)は、県特産の三宝柑(さんぼうかん)や福原オレンジなど9種類約300本のかんきつ類を70年以上栽培している。甘い果物を狙い、今年も春先からサルやカラスが大群で押し寄せ、半分の実が食害を受けたという。
 同園によると、町に有害鳥獣の駆除を申請し、県猟友会串本分会が発砲して追い払っているが、しばらくすると、サルもカラスも戻って来る。拡大する被害を少しでも食い止めようと、同分会にマロンを紹介してもらった。
 マロンは鹿児島県の屋久島生まれ。約2年前、イノシシやシカの猟犬として同町に来た。しかし、猟に行っても早く戻ってしまうなどで「猟には不適合」と判断され、今年3月に猟犬を辞め、同農園に引き取られた。猟犬時代の名前は「ふゆ」だったが、「公家顔でクリ色の毛色をしている」ことから、マロンと改名した。
 マロンが任されたのは、同農園の山頂付近。効果はてきめんで、毎日30〜40匹の群れで来ていたサルは、最近は姿を見せないという。同農園の宇井良子さん(52)は「次はカラス対策。同分会に駆除を依頼しても、町の許可が下りるまでに1週間かかるので、その期間の短縮を期待している」と訴える。

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マロンちゃんは、農作物も守るし、野生動物をニンゲンの都合で殺傷しない=日本の野生の生態系を守る、すごく一石二鳥な仕事をしていると思います。

マロンちゃん、頑張って!
ちょっと訓練すれば、カラス追い立ての見張り番犬だってできると思う。

護羊犬(オオカミから羊を護る)の時代から、泥棒(ニンゲン)から財産を守る仕事まで、犬は、ただの愛玩対象なだけでなく、ちゃんとヒトの暮らしのよき相棒として、役に立つ能力を持っている。
日本ももっと犬を「相棒」として(「疑似子供の代わり」とか「癒しの対象」じゃなくてね)扱うといいなと思う。
犬が持っている、ニンゲンにはできない能力を評価して、仕事をさせる。
それは、実は犬もすごく望んでいることなのではないかと思う。


コメント

 

犬が苦手な人は、大型犬がただ近くを通り過ぎただけでも「おおぅ、こわいこわい」と言いたくなります。
あなたにとってはかわいい愛犬でも、全くそうは思えない人もいることを理解して欲しいです。
ムッとするだけではなくて...
  •  
  • URL 
  • 2012年05月02日 01時03分 
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  • [返信]

 

初めてコメントさせていただきます。
我が家にも凶悪顔と呼ばれるボクサーBoyがおりまして
脚側でゆっくりとお散歩中に、小型犬に何十メートル先からギャンギャンギャンギャン吠え立てられ、挙句通りすがりに抱きかかえて「怖いねぇ~、怖かったわねぇ~」と言われます。
世間には犬が苦手、怖い方も沢山いらっしゃるでしょうから、公共の場を歩く際は、極力迷惑をかけないよう、ほえさせたり、不用意に人に近寄らせたりはしないよう気をつけて散歩をしています。
といっても、私は街中で、ギャン吠えする大型犬を見かけたことはありませんが。

にもかかわらず、通りすがりに、「おお、恐ろしい顔の犬っ!」と聞こえよがしに言われると、「通りすがりのヤ○ザをみて、同じ事言ってみればいいのに」、と思いつつ、「あんたの顔の方が恐ろしいわっ」と言い返したり(笑)

でも、そんな中、犬好きな方に「かわいいわね、いいこね」と声をかけてもらえると、一日幸せになれますよね。
なんだか意味不明なコメントでごめんなさい。これからも偏見に負けず、「凶悪顔」の本当のかわいい姿を世間に広めていきましょうね!
  • チョッパーママ 
  • URL 
  • 2012年05月02日 12時54分 
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  • [返信]

 

au携帯から送ってきた匿名の方

いろいろ価値観の違うニンゲンが世の中にいるのは当たり前で、
「あなたにとってはかわいい愛犬でも、全くそうは思えない人もいること」が世にいるのは重々承知しており、存在は認めますが、犬が嫌いな人間の気持ちを「理解して欲しい」と主張されても、私はそっち側のニンゲンにはなれません。
共生すればいいだけのことですから。
あなたの家の中の廊下を、うちの犬や大型犬が通りすぎたのなら「こわいこわい」と言われても仕方がありませんが。

嫌いな者が道を歩いているのが悪いんだ、という論理でしょうか。
「きっとあいつはコワイやつなんだ」と断定しているのですか。
差別や偏見はどうしてなくならないのでしょう。
このニュースを思い出しました。
http://democracynow.jp/dailynews/12/02/08/3

あなたの嫌いなものは、大型犬でしょうか、大型犬の飼い主でしょうか。
それより、なぜ、このバドブログをわざわざ読んで、匿名でコメントするのか不思議です。
ニンゲンの価値観はそう簡単には変更しませんが、
対立ではなく、せめて中立になってくれる人が増えてくれることを願ってやみません。
実際、マイノリティーの立場は近年逆転しつつあると思います。
社会が成熟すればするほど、「犬は大嫌い」と公言する人の方が珍しくなっていくでしょう。
  • ばど吉 
  • URL 
  • 2012年05月02日 19時22分 
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  • [返信]

 

♪チョッパーママ様

さて気を取り直しまして(笑)。

初コメント、ありがとうございます!
チョッパーさんち、もしかしてドッグアクチュアリーでボクサーのとこに登録してませんでしたか!?(違ってたらごめんなさい)。

ボクサー。ほんと、古い日本人には「コワイ」となぜか言われがちですよね。昔のアメリカ映画やトムとジェリーの悪役のイメージなんですかね。
今、アメリカやヨーロッパでは、毎年ベスト5位に入るようなコンパニオン・ドッグ(家庭犬)なのにね。「子守り犬」とも言われるし。(実際やたら子供好きだし)
でも、メルも、「こんな(凶悪そうな)犬を女の子(マチュ)に散歩させるなんて」と言われたことあります。
いたってメルちゃんは、大らかで、脳天気で、ニンゲン大好きな犬なんですけどねー。チョッパーさんもそうではありませんか? ボクサーって、可愛い性格だよね。顔も、すんごくファニーだと思う。
(実はうちのオットがメルを引くよりも、マチュの方が厳しく、脚側できる。笑)
もちろん個体差もあるけどね。

メルは、乳母車に乗っている乳幼児や、ブランコを楽しむ子供が大好きでしかたがなく、まっすぐにみつめてしまうので(苦笑)、ママさんたちにびびられないようにリードを短くして気をつけていますが、でも都会のママさんたちは意外とメルにも寛容で、話しかけてくれたり、「(子供が)触っていいですか」と言ってくれたりします。おっしゃるとおり、そういうときはこっちも気持ちがほっこりしますね〜。どーぞどーぞ、いくらでも触ってください、って感じ(笑)。

別に日本でボクサーが流行してほしいなんて思ってないけど、
ボクサーの可愛さ、おもしろさは広めていきたいです。
これからもどうぞよろしくです。今日はコメントいただき、救われました。ありがとう。
  • ばど吉 
  • URL 
  • 2012年05月02日 19時47分 
  • [編集]
  • [返信]

 

ばど吉さん、
うれしくて再びコメントしちゃいます!
はい、dog acctuallyでボクサーのところに登録してました~(笑)
ボクサー、こんなに可愛らしい顔なのに(マニア?)、おっかない、とか怖いって言われますよね。昔少し流行したらしく、年配のご婦人に、あら、ボクサー!最近珍しいわね。賢いのよね、甘えん坊で、かわいいのよね~、と声をかけられることもあってうれしかったり。
本当に人間大好きですよね。知人宅のボクサーたちにも子供好きで、しっかり子守犬を実践しているのを見ると、心温まるだけじゃなく、シッターとして頼もしいと思うくらいです。
ちなみに我が家の強面は比較的若い女性には好評で、歌舞伎町あたりを散歩すると、ホストの兄ちゃんは逃げていきますが、キャバ嬢はキャーキャー言って寄ってきてくれるんで大喜びしてます(笑)

誰にでも好かれたい、人気犬種になってほしいとは思いませんが、どんな犬種であれ、その犬の持ち味、かわいさをわかってもらいたいなぁと思いますよね。
  • チョッパーママ 
  • URL 
  • 2012年05月08日 12時43分 
  • [編集]
  • [返信]

 

足、少しは良くなったみたいで良かったですね。
しっかり治してください。


土佐犬、私が子供のころ飼っていました。
土佐犬なのに名前はちび・・・
犬にまたがって散歩をしたものです。


土佐犬は闘犬用の犬だけあって、基本的に気性は荒いけれど、やっぱり飼い方でしょうね。

まぁ、興奮すると人に危害を与えることもあるのかもしれませんが、それでも飼い主の問題が多々あると思います。。
飼い主のせいで犬が悪者になってしまうのは嫌ですよね。
そういえば、ちびも檻に入れて飼っていました。
鉄格子のぶっとい檻に。


いつも「土佐犬が・・・」というニュースを聞くと「はぁ~」と毎回思います。
犬は悪くないって・・・


土佐犬つながりでコメントさせて頂きました。

それでは!!
  • YAMA 
  • URL 
  • 2012年05月08日 21時41分 
  • [編集]
  • [返信]

 

♪チョッパーママ様
やっぱり!! dog acctuallyにいたよね!!
ボクサーで、チョッパー、って名前、なんだかすんごく可愛いっ!と思い、覚えておりました(だから人に、犬ストーカーと言われる)。
ボクサーでチョッパーって名前、すごく似合ってる。ツボです。

戦後〜高度経済成長期の頃(の東京。少なくとも。地方がどうか不明)、
ボクサーはけっこういたよね。なんと!その頃、ジャーポも多かったんですよ。なぜかドイツ犬が人気。もちろんシェパードも今以上にポピュラーでした。だから、けっこう60歳、70歳以上の方に、なぜかボクサーもジャーポも「懐かしい〜」「可愛い〜」と言われたりしますよね。私もご年配の上品なおじいちゃま、おばあちゃまに声をかけていただくこと、けっこうあります。

歌舞伎町!? ということは、チョッパーさんちは、近く!??


♪やまちゃん
やまちゃんって、花火のやまちゃんでしょ?(笑)。
土佐、飼ってたんだ〜〜〜。なんか前にも聞いたような。
これまた土佐も、実は東京に昔、今よりもう少しポピュラーにいましたよね。お金持ちのシンボル的な存在だった風潮もあったのかもしれません。立派で頑丈な檻のあるおうち、あったあった。

私も
「飼い主のせいで犬が悪者になってしまうのは嫌ですよね」
これにはまったく同感です。
土佐に限らず、どの犬種、どの犬でも、同じことが言えます。
だから、その分、飼い主はいっぱい学んで、気を使って、頑張らないといけない。

土佐の「ちび」って名前、愛を感じます。
犬にまたがって散歩、これもまたある意味、理想です。
弱いモノには限りなく優しく、でもいざとあったら限りなく強い。
これって、最上級に強くてカッコイイ生き物じゃん。
だからヒトは憧れ、敬意を持つ。

土佐が悪いんじゃ、ないんだよね。

やまちゃん、また飲もう!



  • ばど吉 
  • URL 
  • 2012年05月10日 01時10分 
  • [編集]
  • [返信]

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プロフィール

白石バドバドかえ

Author:白石バドバドかえ
犬歴31年、猫歴29年(2017年元旦現在)の雑文家。犬2頭、猫1匹がごろごろ爆睡しているとなりで、日々、犬原稿を執筆中。
《(c)kae Shiraishi/当ブログの文章や画像の無断転載は禁止です》お問い合わせは下のメールフォームからご連絡ください。

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1号表紙

TERRA CANINA Magazine
(テラカニーナ編集室)
http://terracanina-magazine.net

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『うちの犬♥  あるいはあなたが犬との新生活で 幸せになるか不幸になるかが分かる本』
白石花絵著
(イーステージ出版発行)

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表紙

『東京犬散歩ガイド 武蔵野編』
白石花絵著
(オーシャンライフ発行)

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『東京犬散歩ガイド』
白石花絵著
(オーシャンライフ発行)

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『最新犬種図鑑』 
監修:ジャパンケネルクラブ
構成・文:白石花絵
(インターズー発行)

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