動物愛護週間は忙し週間

動物愛護週間は、犬ものイベント目白押し!
やだー、もう9月も下旬じゃありませんかー。
私ったら、何をしていたんだーーーー! (紀州のこと、書いてた。笑)

さー、いつもの仕事報告。

SUBARUのカートピア9月号。ちゃんとでてますよー。

1443171150703.jpg

クパのにーちゃんのマツの話もちょっぴりでているから、マツんち、お近くのスバルのお店へ!
フリー(無料)でもらえるからねーー。読んでねーー。

そして今日はね、もう11月号分を書き終えたとこだよ。
こっちはミントやシオンやイルカと旅行に行くぞーって話をちょっぴり書いたよ。11月号は11月1日になったら、お近くのスバルへ行ってね。ちうことは、ああ、もう10月号はいま印刷中だな。

それと、これまたいつものweb連載、Pet lives。
今回は、8月に行った、広島・神石高原、ピースワンコでのクパ合宿のお話。
夢ちゃんなどピースワンコの活動の紹介もしています。
ぜひ読んでね。

ピースワンコ・ジャパンで体験合宿!人を大好きになり、しっかり社会化して、よいパートナーに


災害救助犬のハルク(ゴールデン)と、夢ちゃん(日本犬雑種)の、笑顔がいい写真なんだよ(自画自賛)。
仕事して、いいハンドラーに巡り会えた犬は、ハッピーなんだよね。
クパちんも、頑張らないとね。

そーゆーわけで、ドイツのK子さんにまた犬グッズを密輸(笑)してもらったよ。

スクリーンショット 2015-09-25 17.54.46

ハンター社のトレーニング・ポーチ(おやつ入れ)と、こないだ犬笛、まだ2回目のトレッキングで山で落としてきちゃったから急いで買ってきてもらった。

それと、24日、25日は、セミナー続きだったんだけど、25日のセミナーで聴講したレメディ。ずーっと前に、バドには試したことあるけど、クパには試したことがないホリスティックな治療、というかケアを、今回S先生のお話に感化され、「よし! クパでもやってみよう!」と思って、レスキューレメディとレスキュークリームなどを購入。実験の結果、効果があったら、またリポートしたいと思います。

あと上の写真の右下は、25日、私と終日、代官山に行って、社会化練習してきて、すっかり疲れたメルちゃんの図。メル、付き合ってくれてありがとねー。

クパは、留守番だったんだけど、
次回はクパと一緒に行きたいな。同行させないと、いつまで経っても社会化トレーニングの経験が積めないからね。私、頑張らんといかん。

クパちゃん、留守番だったから、腐っている顔。すまん、すまん。

1443172761544.jpg

さー、明日、明後日は、毎年恒例の獣医学フォーラム、学会に行くぞー。今日からやっているんですけどね。
今年から、一般の市民講座も増えてるし、企業ブースに一般飼い主さんも入れるんだって。今まではとは違う盛り上がりになるのではないかと思い、楽しみです。

JBVP 日本臨床獣医学フォーラム

一般飼い主さんはこちらを見た方がわかりやすいかな(↓)。当日券もありますよー。
勉強するって、すっごく大事。それに勉強すると、自分ちの犬がもっと可愛く、大事に感じるんだよね。オススメです。

どうぶつとの暮らしを考えるフォーラム2015

私もプレス札をぶらさげて、会場内をチョロチョロしておりますので、見かけたら声をかけてください。

今年の中秋の名月は、9月27日(日)。そして28日(月)は、今年いちばん大きな月を見ることができるスーパームーンだってね。

その日は、動物愛護週間の集大成ともいうべき、犬バカチームが大集結する日だ。スーパームーンを見るヒマもないくらい犬談義に盛り上がる可能性大。

あああ、そーこうしているうちに、もう金曜日が終わる! まずい、ウィペットーーー早く書かなくちゃーー。

遅寝早起きのできるニンゲンになりたーーい。(魂の叫び)

それではみなさん、ごきげんよう!

紀州犬事件の続報

こういう飼い主を放置するしかないのが、いまの日本の法律。

これでは、犬が苦手な人が、もっと犬のことを憎悪するのは無理もない。
噛まれてしまった人たちも、今回は軽傷ですんだとはいえ、攻撃されている最中はどんなケガになるかわからず、怖かったし、痛かったと思う。軽傷かどうかは、事後にわかることだ。

やはり法律でドイツのように、適正飼養の、環境事由、運動や栄養管理などの事由、飼い主とのコミュニケーションの事由などを、ある程度数字や条文で示さないと、わからない飼い主は多いのかもしれない。
そしてスイスのように、飼い主試験の導入も検討すべきなのかもしれない。
さらには、こうしたネグレクト(飼育放棄)を放置しないよう、アメリカのアニマルポリス(民間)(行政との連携あり)や、ドイツの獣医局(行政)(民間との連携あり)を設立し、改善するよう法的強制力を持って通告し、数週間後かに査察して改善が見られないときは犬を没収(没収後の犬の養育費も罰金のように払ってほしい)し、その飼い主は状態または常習性などに応じて、今後の飼育禁止期間を設ける(数年かもしれないし、死ぬまで犬の飼養禁止も)。

飼育状況がダメな人は、犬を飼うということに真摯に取り組んでいないから、また簡単に次の犬を飼ってしまう例も多い。責任を実感できてないから、簡単に、次の犬を飼ってしまう。そして、劣悪な状況に幽閉するか、罪悪感なく捨てる。
そんな人を許していたら、日本の殺処分数はいつまでたってもゼロにはならない。こんなに多くの動物福祉団体や愛護団体が頑張っても、もとを絶たなくては、
いつまでも蛇口はジャーージャーーとこぼれっぱなし。こういう事態を根本から変革する法律、そしてその法整備のためには世論をつくっていくことが急務だと思う。

↓ 東スポさんの記事。スポーツ新聞、ちゃんと丁寧に続報を追ってくれている。情報が少ないので助かる、グッジョブだと思います。

感情論に訴えるのではなく、事実を公平中立に伝える報道がもっと増えてほしい。大手マスコミもちゃんと報道してくれればいいんだけど。公平中立、ジャーナリズムの基本でしょ。

===========================

【警官が13発発砲】紀州犬射殺の謎
2015年09月16日 06時30分 東スポ

ミリが閉じ込められていたベランダはゴミだらけ

 日本中の愛犬家に衝撃が走った。千葉県松戸市の住宅街で14日、脱走した飼い犬が“通り魔”的に路上で次々と人に襲い掛かった揚げ句に、飼い主の眼前で警察官に射殺されるというショッキングな事件が発生。発砲は13発に及び、何発が当たったかはまだ分かっていない。戸建て住宅が立ち並び、愛犬家も多い街だけに、住民のショックも大きい。いったい、なぜペットの犬が“狂犬化”してしまったのか? 謎を追った。

 14日午前2時ごろ、松戸市の路上を車で帰宅途中だった女性(23)が、体長120センチの白い中型犬にかまれたと同乗者から通報があった。松戸署によると「女性はふらふらと歩く犬を見て、『迷い犬かな』と思い、車を降りて声を掛けた途端にかまれた」という。犬は紀州犬の雄の7歳とみられる。

 5時間ほど前の13日午後9時ごろにも、特徴の似た犬に男子大学生がかまれ救急搬送されていた。犬の行方を追っていた捜査員が、女性の目撃情報をもとに現場付近に急行すると、警察から連絡を受けて先に駆けつけた飼い主の男性(71)が前腕部にタオルを巻き付け、犬にかませて捕獲しようと格闘中だった。

 だが、犬は飼い主の上腕部にかみつき、署員にも襲い掛かろうとしたため、飼い主に「射殺します。離れてください」と声を掛け、飼い主も「仕方がない」と了承。午前3時の住宅街に銃声が響いた。松戸署は「麻酔銃は猟友会などしか持っておらず、警察の通常装備にはない。緊急時の対応として、拳銃の使用は適切だった」としている。警察官3人で13発は多いようにも感じられるが、夜明け前の暗い中、発砲にもひるまず向かってきた犬から身を守りながら撃つという状況が影響したとみられる。

 それにしても、なぜ犬は脱走し“狂犬”化したのだろうか。

 近隣の住民は「あの犬が散歩しているのを見たことがないと近所でも心配されていた。5年前にも脱走して人や小型犬にかみついて以来、2階の狭いベランダをおり代わりに閉じ込められていた。糞尿も片付けないので異臭もした」と語る。

 ペット事情通は「犬は散歩しないことでストレスがたまり、かみつきや無駄ぼえという悪い行動が出てしまう。ましてや飼い主にかみつくというのはストレスが最大になっていたということでしょう。もし紀州犬だとすれば、狩猟用に改良されイノシシをかみ殺すほど強くて気が荒いので、小さいころから厳しくしつけないと周囲に攻撃的になってしまう」と指摘する。

 飼い主一家は70代の両親と30~40代の兄妹の5人家族。家の中はゴミ屋敷状態だといい、犬が放置されていたベランダにも壊れた食器やひっくり返った鉢などが散乱していた。

「雨ざらしになっていて、近所の人が使っていない犬小屋を差し入れたこともある」と同住民。

 また別の住民によると「あの子は3代目で、どの犬も『ミリ』と名づけられていた。奥さんが犬好きで買ってくるくせに世話をせず、旦那さんが『世話しろ!』と怒鳴る声もした。猫も何匹も放し飼いにして2階の窓から猫を放り投げるのを見た。子猫が家の前でひかれて死んだこともあった」という。

 ミリの最期はあまりに壮絶だった。

 警官が発砲した際に流れ弾が家の外壁に食い込んだ住民は「夜中3時くらいにバンバンと2発聞こえて、最初は、若い人が花火でもやってるのかなと思った。見ると警官が犬に向けて発砲していて、何で撃っているのか分からなかった。捕獲かごや網は持っていなかった。撃たれた時に『く~ん』と悲しそうな声を出していた」と明かす。

 朝5時から行われた現場検証を目撃した住民は「犬に白い布がかけられていて、周りは血だらけだった」という。

 脱走直後のミリを目撃していた住民がいた。「13日の夜9時10分ごろかな。あの犬が電柱にオシッコして、うれしそうな顔をして歩いていったの。やっと自由になれたと思ったんですね」と涙ぐんだ。

紀州犬の事件

犬好きのみなさん(犬が嫌いな人も含み)、日本中で関心を集めてしまった、おとといの千葉県松戸での「紀州が飼い主を噛み、3人の警官が13発撃って、射殺した」事件。
いろいろ思うところがあり、ちょっと調べてみた。本当は、松戸署や飼い主やJKCや日本犬保存会などに取材に行ってみたいものだけど、時間も許さぬので、報道から抜粋する。

いちばんシンプルに、中立に書いていたと思われるのが時事通信。↓

======================
飼い主かんだ犬射殺=警官が13発―千葉・松戸
時事通信 9月14日(月)13時37分配信

 14日午前2時ごろ、千葉県松戸市稔台の路上で「女性が犬にかまれた」と110番があった。
 県警松戸署員3人が駆け付けたところ、飼い主の無職男性(71)に覆いかぶさってかみついており、その後犬が向かってきたため、3人で拳銃計13発を撃ち射殺した。男性とアルバイトの女性(23)=いずれも同市在住=が左腕をかまれる軽傷を負った。
 同署によると、犬は7歳のオスの紀州犬で体長約1.2メートル、体重約21キロ。13日夜に逃げ出し、男性が行方を捜していた。男性には、女性にけがをさせた過失傷害の疑いもあるとみて、詳しい状況を調べている。
 現場は新京成線みのり台駅東約300メートルの住宅街。浜元裕彦副署長は「犬は警官に牙をむいて襲い掛かっており、発砲は適正、妥当だ」と話している。
====================== 

これが事件の概要。
射殺というのがセンセーショナルだし、また紀州は飼い主まで襲う「狂暴な」犬、という印象を広めてしまったように思う。
その後、飼い主は、適正飼養とはほど遠い飼育方法をしていることも報道され、散歩にも行かず、劣悪なベランダにつながれ、犬に相当なストレスがかかっていたことも容易に想像できるし、そんな状況なら適切なトレーニングや飼い主との関係ができていたとはとうてい思えない。だから、事件になってしまった。

産経新聞によると、「男性がおとりになって、手ぬぐいを巻いた左腕にかみつかせて捕獲を試みたが、左腕の別の場所をかまれて失敗。」とある。なぜ自分ちの犬を制止させたり、捕まえて首輪をつけることもできないのか。まず、ここが問題だ。
警察官が人襲った体長120センチ「紀州犬」に13発発砲し射殺 住民「テレビ番組かと…」 千葉・松戸
産経新聞 9月14日(月)18時21分配信


たしかに犬種によっては攻撃スイッチが入り、興奮状態になった犬を抑制することは難しいこともあるのは事実。たとえば闘犬種としてマスチフとテリアを交配したような犬種は、飼育管理者は犬種の性質を熟知した人であるべきで、興奮状態の犬を止めるのは、簡単ではない。むろんそれはクマ狩りやイノシシ猟に使う牙で仕事する犬も、またそれ以外の犬種でも同じ。(小型犬でも本気をだして噛まれたら、人間の手のひらを貫通する。私もチンに噛まれて貫通したことがあり、小型犬の牙もすごいなぁとある意味感心した。チンの名誉のために補足するが、チンは病気のため痛みがあり体を触られたくなかったのに、私が動物病院の診察台の上で保定を手伝ったため噛まれた。私の技術や準備がなかったから噛まれただけだ)。

でも、普通の健康な犬なら、普通にちゃんと家庭犬として飼育しているなら、飼い主の声は聞こえるはずだ。紀州だって、本来は多くの犬種の中でとくに飼い主に忠実な、飼い主だけの言うことを聞くタイプだ。どういう飼い方をしていたんだ。問題の根幹はここにある。紀州という犬種特性を理解し、性質を熟知し、適正飼養できている飼い主なら、こんな事件は起きない。

======================

さらに、紀州が飼い主に攻撃する瞬間の映像も公開されている。

飼い主ら襲った犬に発砲 防犯カメラが襲いかかる瞬間とらえる
フジテレビ系(FNN) 9月15日(火)18時29分配信


ナレーションでは、「犬は、尻尾を振りながら、甘えている様子だった。すると突然、犬が飼い主の左腕にかみついた。
何度もたたきながら、犬を引き離そうとする飼い主。犬は、執拗(しつよう)に追いすがった。」

「甘えている様子」? 「すると突然」?
 甘えてないよ(そう言うと、甘えていたのに犬が豹変したかのような印象を与えるじゃないか。なぜテレビはそういう言い方をするんだ? 誰の見解だ? 専門家がそう言ったのか?)。攻撃性が突発的に発現する「激怒症候群」というキレる行動異常(先天性のてんかんの病気の1種とされる)がでる犬種もあるが、紀州では聞かない。豹変したのではない。

最初、犬は甘えてはいるわけではないが、しっぽは振ってて、飼い主だと認識して寄ってきている。あのしっぽの振り方は好意的なのか、あるいは緊張・警戒のアドレナリンがでている状態なのか判別は難しいが(普段から犬に近寄るときに、叩いたりする飼い主なら、飼い主であっても警戒する)、とりあえず他人ではなく、知っている人だと犬は認識している。そのとき、紀州を刺激しないで、そっと捕獲すれば(=リードを首輪につなげば)、こんな事件にはなっていなかった。

なのに、飼い主はなぜリードを持っていないで、タオルを腕に巻いている? もうここがおかしい。
いつもそうしないと捕獲ができないのか? 散歩に毎日行くのが当たり前のはずだが、リードの付け方も知らないのかもしれない。

そしてたしかに報道のとおり、紀州はクマやイノシシやシカといった大型獣を狩るのが本業なので、狩猟本能は強い。ひらひらと腕に巻いたタオルが、目の前をチラチラ動いたら、そりゃー噛む。いや、原則として、獣と人間(ましてや飼い主)は犬は区別がつくから、人間を噛まないように教えていれば、噛まない犬に育てることもできる。でも、この犬は教わっていない。(うちの犬も狩猟本能は強いが、人間を噛むように教える方が今となっては難しい)

しかも飼い主は思いきり、犬の頭やからだを殴っている。バンバン叩かれたら、犬はよけい興奮する。口を放したら、よけい自分の立場が悪くなるじゃないか。ましてや猟犬だ。相手が攻撃した分、燃えて、よけいに離すもんか。それが狩猟本能だ。

「犬は、執拗(しつよう)に追いすがった」 執拗という言葉の選び方にも、わざと視聴者の恐怖心を煽る恣意的な印象を受ける。よけいに興奮させる刺激を与えたのは、飼い主の方。くわえたものをそう簡単には離さず、ブルブルと左右に振るのも、猟犬の本能で、ごく当たり前のことだ。

=========================

さらに、今回の報道で気になること。
各新聞も、テレビも
紀州のことを、「体長約120センチ」あるいは、詳しく書いているところは「体長122センチ」と書いてる。

体長120!?
体長というのは、人間の身長とは違う。犬種スタンダードの規定では「肩端または胸骨端より後躯の座骨端までの長さ」とある。肩端とは肩関節のこと。↓の写真参照(特別出演、サルーキのボダイ。ドイツはベルリンより参戦)

12022019_982735421749807_106626825_n.jpg

そして、肩関節の間に挟まれている突起部分が胸骨端。
犬によっては肩関節か胸骨端が体幹の一番前部分に出ているから、そこから尻尾の付け根までを測って体長とする。

ともあれ、胸でいちばん前に出っ張っている部分〜おしりの骨(しっぽの付け根)、の長さを指すと考えてよい。

ただ、通常の犬種スタンダードは、犬種の大きさを示す際に、「体高」を使う。体高とは「キ甲の最高点〜地上までの長さ」。キ甲部とは、首のうしろの付け根部分(首輪の位置あたり)。つまり首の後ろからまっすぐ垂直に地面までを測る。

体重記載がある犬種もたまにあるが、体重は記載のない犬もいる。体長の記載はほとんどない。
紀州の体高は、オス:52センチ、メス:49センチだ。(スタンダードに体長、体重記載なし)

今回のオスの紀州の体重は21キロと報道されている。
うちのメスボクサーのメルも21キロだ。きっとこれくらいのサイズの犬なのだと思う。
メルの体長は、いま測ってみると、肩関節の端〜座骨まで、56センチだ。
1〜2センチの計り方の誤差はあるかもしれないが、体長120センチの犬となると、メルより2倍も大きいサイズとなる(体重は同じなのに)。そんな犬はいない。
(前述のオスサルーキ。マズルもシュッーと長く、ボディもシュッとしているサルーキですら、体長は70cm。ちなみに長いマズルの鼻先からお尻までで1m弱だったとのこと)

報道された紀州の「体長120センチ」という数字は、頭の鼻先から測ったサイズなのではないかと推察される。間違ってる。
いや、頭の先から測っても120センチには届かないな。死体の、首がダラッと伸びた状態で、鼻先から測ったのか、しっぽの先まで測ったのか? 警察が計測したのだろうが、この数字の根拠も不思議だ。恐怖心が大きすぎてまともに計れず大きめに見積もったのか、あるいは、発砲しちゃった手前、「巨大な狂暴な犬」というイメージを、国民に与えてごまかしたいのか。

ちなみに、2009年にも、犬が射殺された事件が愛知県であった。そのときは土佐犬。

土佐犬を警官が射殺 体長125センチ
(2009年1月11日 47NEWS編集部 湯浅泉)


この記者も、「昨今は街中で、多くの大型犬が飼い主とともに平然と散歩している。大問題なのではないか。」と書いてるところを見ると、大型犬をよく思ってない人なんだろうなぁ、まあ報道ではなくコラムだから主観的に書くのは中立でなくてもよいのでしょうがないけど、ただここで言いたいことはそのことではなく、土佐犬の体長が125センチと記載してある部分。「体長125センチの土佐犬が、近くを散歩していた男性に乗りかかるなどしたため、巡査が発砲。」。

中型犬の紀州と、超大型犬の土佐が、ほぼ同じ120センチの体長であるはずがない。たぶん、体長120レベルというのは、土佐犬クラスの大きさだと私も思う。

犬の世界では、犬のサイズを、体高や体重で判別するけれど、でも、一般の人にはたしかにわかりにくいから「体長」表現するのはしょうがないと思うけど、数字が誤報過ぎる。
紀州は、大型犬じゃない、中型犬だ。中型犬と報道しているところもあったけど、大型犬と報道している方が多かったように感じる。

意外と大手メディアより、スポーツ新聞の方が、丁寧に書いている気もした。文字量をたくさんもらえるという理由もあるだろうけど、でも公平・中立に書くためには、誤解を与えないように丁寧に書くことは必要でもあると思う。
私が調べたかぎりだが、日刊スポーツだけが、ちゃんと注釈で、紀州の犬種について、記載していた。でも体長は120センチだったけど。きっとこれは警察発表なんだろうね。

========================

人襲った紀州犬に警察官発砲13発 3人がかり射殺
日刊スポーツ 9月15日(火)9時57分配信


犬は7歳のオスの紀州犬とみられ、体長約120センチ、体重は21キロ。
(略)↓ 記事末に記載

 ◆紀州犬(きしゅうけん) 和歌山県原産の中型日本犬。家庭で飼われることが多く、飼育頭数ではシバイヌに次ぐ。狩猟犬だった地犬とオオカミの交配種を先祖に持つ。警戒心が強く、忠実、従順な性格とされる。白毛の個体が多い。1934年に、秋田犬や甲斐犬に次いで天然記念物に指定された。体高46~55センチ、体重15~25キロ(雄が若干大きい)。

==========================

「オオカミの交配種を先祖に持つ」というのは、まだ判明していないし、少なくともずいぶん大昔の頃の話だと思うけど。やっぱり「オオカミに似て、獰猛なんだねー」という印象を与えたいのだろうか。

ちなみに日本犬保存会の紀州の紹介のページはこちら。 紀州は中型犬である。(リンクがうまく貼れなかった。このリンク先の左側にある「紀州犬」というとこをクリックしてください)

JKCの紀州のページはこちら。

オオカミのくだりはどこから持ってきたのだろうか。

そもそも、犬がこうした事件を起こしたとき、犬側の言い分を伝える、といったらなんだけども、犬種の専門家の意見も聞き、公平に報道してくれればいいのに、と思う。犬種団体が正しく機能している諸外国では、そうすることも多いとのこと。
今回の数ある報道の中で(私が調べたかぎり。ほかにも今後でてくるかもしれないけど)、日本犬保存会にコメントをとっていたのは1社のみ。(JKCはなし)

===============================

紀州犬に襲われ警察官発砲!3人で13発・・・飼い主や通行人も噛まれ負傷
2015/9/15 11:37 ワイドショー通信簿{あさチャン!」(TBS系)


(前略)
通行人の女性が犬に噛みつかれていると110番があった。警察官が駆けつけたところ、飼い主も噛みつかれており、制止しようとした警察官にも襲いかかってきた。このため、3人で約10分間撃ち続け、犬は13発で倒れたという。噛みつかれた2人は腕などに軽傷を負った。

犬は紀州犬で体長120センチ。和歌山県などから紀伊半島の一帯で古くから猟犬として飼われている。日本犬保存会の卯木照邦専務は「もともと猟犬でした。子どもが手を出しても何でもない犬もいれば、けんか早い犬もいるし、いろいろですね。怖がりの犬なので、何かされるっていう感覚で食いつくことがあるんですね」という。

紀州犬が人を襲う出来事は過去にもある。1997年、茨城県でイノシシ狩りの途中でいなくなった紀州犬に女の子が足をかまれた。03年には三重県で女の子が飼い犬に頬をかまれたことがある。いずれも重傷だった。
(後略)

================================

ここでも体長120センチのままだ。せっかく日本犬保存会にコメントとって、同じ段落内に書くのなら、そこも確認すればよかったのに。と、同じマスコミのはしくれとして思う。

ともあれ、同じ「あさチャン!」ではこんな風に最後に言っている。

=======================

千葉県警警松戸署は「緊急避難で発砲した。拳銃の使用は適正かつ妥当だった」とコメントした。
夏目「紀州犬がどのように暴れていたかわかりませんが、警官3人が犬が倒れるまで10分間、交互に13発発砲したといいます。恐怖を感じた方も多かったと思いますね」
野村修也(中央大法科大学院教授)「警察官が拳銃を使用するにはルールがあります。警察官職務執行法第7条に、必要性であることに加え、合理的な限度内にあるかどうかについても定められています。今回の場合は13発も撃つ必要があったのか、そこに問題点があるように思えます」

=========================

たしかに犬に慣れていない人から見れば、攻撃スイッチの入っている中型犬は脅威だと思う。
でも、「警官3人が犬が倒れるまで10分間、交互に13発発砲した」というのは、冷静な対処ではない。よほど警官も焦っていたのだと思うけれど、発砲できる立場の人間が、我を忘れて撃っていいのか? これは「緊急避難で発砲なので適正」と松戸署は言っているけれど、こういうのを「乱射」と日本語では言うのではないか? 
流れ弾が誰かをケガさせなかったのは幸いだ。

動物園の動物が逃げたら、麻酔銃や麻酔付き吹き矢を使う方が主流ではないのかなとも思う。動物愛護センターや保健所には、野犬狩りに使う、ワイヤーを首にヒュッと引っかけて絞める捕獲器も持っているのではないか。捕獲器も動物福祉に反する道具ではあるけれど、撃たれて、10分間も苦しみを与えるよりマシだったのではないかと思う。まあ、その準備をする余裕のない「緊急事態」だったということなのだろうが。

紀州犬も、飼い主も、警官も、みんなパニックになってしまった。
冷静に対応できる人が現場にいなかったのは残念だ。

次からこういう事件を起こさないように、飼い主も、公務側も、犬を飼うってことは重大な責任を持つという認識と、犬を適正飼養するためにはどういう仕組みや法整備をした方がいいかなどを、熟考していかねばならないと思う。私も、もちろんいち飼い主として、そしてマスコミのはしくれとして、肝に銘ずるし、機会をもらえるならどんどん記事を書いていきたいと思う。微力だけど。草の根的でも、頑張る。

(あまりにも紀州が不憫で、悶々としてしていたので、自分の仕事をそっちのけで、書いてしまいました)

久しぶりの山遊び

北関東の大雨、大変心配な状態です。
先日9月1日、渋谷区代々木公園で行われた同行避難の防災訓練にクパメルと行きましたが……本当に鬼怒川流域の皆様の現在の状況はなんと申してよいのか……お見舞い申し上げます、なんて簡単な言葉ではすまされない事態が起きていて辛いです。人間の無事とともに、犬猫、家畜の無事もお祈りしております。犬猫と同行避難するよう国をあげて推奨されているので、一緒に逃げてほしいと思います。

東京もここ2週間ほど、ほとんど雨です。今年は双子台風や長雨で異常気象だなと感じます。

こんな呑気なブログを書くのも気が引けますが、忘れぬうちに。
こないだの日曜日、6月の梅雨の頃ぶりに、いつものお山(東京の奥地)に行きました。真夏はメルが走るとオーバーヒートしそうなので自粛していたのです。8月は広島の涼しい神石高原で、トレーニング合宿していたけど、思う存分走れたのはそのときくらい。久しぶりの山爆走、しかも自分たちのよく知っている山、ということでクパメル大喜びでした。

yamakupa.jpg

やはり雨が降ってきましたが、クパメルのはしゃぐ顔を見ると、来てよかった〜と思った。

神石で習ったロングリードをつけてのダミーさがせゲームや、オビィディエンスの脚側歩行(リードなしで私の左について歩く)の真似事練習もしてみました。意外とできた。今後も繰り返しやっていこうと思う。

ぶれ山

雨降ってて暗いし、ちょうどいいタイミングでメルにどつかれてぶれたらしい。妙な臨場感のある写真(撮影トール)。
クパをトレーニング中は、メルはつないでいるからね。メルとしては不本意なんだけど、あいつを放していたら練習にならん。ちなみにクパは、こないだドイツで買ってきてもらったオレンジ色のダミーをくわえて、モッテコイしてくれています。

はっぱ

お山の葉っぱも青々と。水をはじく様が美しい。

taretare.jpg

久しぶりにたっぷり遊んで、メルが溶けたバターみたいになっていました。

疲れた子は、いい子(わが家の家訓)。


大笑い

お友達がやっていたお遊びアプリ、やってみた。

まずクーパー。↓

スクリーンショット 2015-09-04 14.34.12

たしかにクーパーはパワフルで行動力があり、敏感で賢い。そして……おまえって、やっぱ方向音痴だったのか!! (7月、鹿追い失踪事件を起こした)

そんで、次はメル。↓

スクリーンショット 2015-09-04 14.35.09

美肌、も笑えるが、たしかにリーダーシップ強いし(つまりアルファが強い)し、そして何より、気まぐれ、好奇心強い、気が散りやすい! 大正解!

最後についでに、まめちゃん。↓

スクリーンショット 2015-09-04 14.36.06

たしかにまめは、ときどきお笑い、そしてサラリと義理人情に厚く……そして
たしかに、腹黒い! 全身、真っ黒だし! なぜ、ばれた!!?!


けっこう当たって、おもしろかった。
ちなみに、人間家族も3人ともやりましたが、これまたけっこう当たってました。大笑いだよ。
でも実名公表は、こないだマチュに「ママは、マチュの個人情報ダダ漏れ」って注意されたばかりだから自粛しますが、いやー、なかなかに面白い結果となりました。

3D メルちゃん

3DMeru.jpg
 
なにやらトールが嬉しそうにメール送ってきた。
2枚の写真をじっと見ていたら、メルちゃんが3Dになって、立体的に見えるんだって。
ほんまかいな。

<3Dメルちゃんの楽しみ方>
①2枚の写真をいっぺんにより目にして見つめる。
②すると、あ〜ら、不思議、メルちゃんが3匹4匹になってくるよ!
③真ん中のメルちゃんが立体的に!

ということなんだそうですが、私は、より目が下手なのか、3匹5匹と分身の術となったメルちゃんまでは見えるけど、立体メルちゃんまでは見えないーー。

でも、マチュとトールは、見えるらしい。
すごく昨夜盛り上がっていた。(へんな親子)

みんなは、見える? できる?