バドバドサーカス
ワイマラナー×1(バド)とW.コーギー×1(タビィ)、ワイマラナーが拾った黒猫(まめちゃん)と暮らす、犬ライターが綴る犬馬鹿生活。
2006'12.06 (Wed)
中国で犬の大虐殺が……
今日はとても重たい内容を書きます。
シンガポールの犬友達からこんな連絡を受けました。彼女の承諾を取り、みんなにも考えてもらいたくて掲載します。
「中国では北京オリンピック前に狂犬病の犬を駆除するという名目で、すでに100万頭を超える、飼い犬を含めた罪の無い犬達が毎日虐殺され続けています。(中略)飼い主の目の前で、家族同様に可愛がっている犬を撲殺(薬殺じゃないぞ)するなんざ、人のやることか?
中国政府は、中国から犬を一掃するつもりなのか? 狂犬病の正しい知識がない野蛮人の国だと世界に証明しているのがわからないのか? 国民の不満だって今回はかなり大きいはず。中国政府は、自国民をいつでも力で制圧できると思っているんだろうか?
日本では中国に遠慮してか、大したニュースにはなっていないようだけど、世界中の動物保護団体を中心に北京オリンピックをボイコットしようという動きがかなり広まっています。
B(※彼女の愛犬。ただいまシンガポールに住んでいますが、こないだまで香港にいました)がそんな目にあったらと考えると、血も凍りそうな怒りに全身が震えました。飼い主達が気の毒で堪らない」
そしてHong Kong Dog RescueのHPで確認しました。
なんてひどい事態でしょう。
これは現実ですか?
現実としたら、中国は21世紀を生きる資格のない国と言わざるを得ません。
「この虐殺が行われているのは、どの地域なのでしょう。北京周辺ですか? それとも全土ですか?マジで1匹残らず殺すつもりですか?」と返信すると「これは信じがたいけれど、現実。しかも中国全土でのことです」と返ってきました。
私は、愛護団体やレスキュー団体のみなさんのことをとても偉いと心から思っていますが、自分では団体に所属してまでのお手伝いをしていません。切りがない、全員は救えない、そして……野生動物の保護活動と違って、捨てられた犬を助けることは、捨てた人間を救うことになる、と心のどこかで感じているからです。もちろん犬に何の罪もありません。また捨てる人間側にも、ケースによっては私にも理解できる範囲の理由があることも承知しています。たとえば身よりのない老人に大事に飼われていた犬が、飼い主が入院してしまい、どうしても親戚縁者では引き取れないなどのケースです。年をとったら犬を飼うな、と言われればそれまでかもしれないけど……。自分も死ぬまで犬のそばで暮らしていたいと思うので、おばあちゃんになったら多頭飼育は責任が増えるからダメだけど、1匹くらい許してほしいと思ってしまいます。これも人間のエゴでしょうが。そのために娘に今のうちから「ママが死んだら、あとの犬のことは頼む。あんたにお願いしたいことはそれだけだ」とけっこう本気で頼んでいます。まぁ、おばあちゃんになる前に死ぬこともあるでしょうし、そのとき、もし夫と一緒に交通事故で死んだらどうしましょう、娘の世話すら誰かに頼まないといけない事態ですね。
横道にそれましたが、そんなこともあり、レスキューものの記事に参加することは控えておりましたが、今回はちょっと訳が違う。飼い主さんが犬を見捨てているのではない。国が「犬」ひいては「動物」「命」の生きる権利を、国の独裁的な権力を持って奪っているからです。こんなことが今の世の中、ましてや文明国、しかも世界の大国のひとつがやっているなんて。しかもオリンピック開催のイメージ戦略のために。やるべきことは飼い犬まで殺すことじゃないでしょう。狂犬病ワクチンをきちんと施し、野良犬を増やさないように繁殖管理をするべきです。たしかに野良犬が大量にいるのかもしれない。でも飼い主の明らかな犬まで奪って、殺すというのは何の意味があるのでしょう。まるで戦時下の狂った価値観で、ただ気に入らないもの、管理しきれないものは十把一絡げで隔離し、大量虐殺する感覚と似ています。
飼い主さんが泣いて自分の犬を抱いて「殺さないで」と懇願している写真があります。飼い主さんは本当に自分の犬を守りたいのに、守りきれない。こんな事態が、すぐ隣国で起きているなんて、憤りを超して、涙がでてきます。そして、撲殺され、血だらけになっている死体がたくさんHPには掲載されています。犬であれ野生動物であれ(人間が連れてきたためにもとの生態系の生物を圧迫する移入動物のケースを除き)、人間が動物の命を傲慢に管理するのは許せません。
見ない方がいいかもしれません。犬が大好きな人ほど見ると大ショックを受ける写真たちです。
でも、現実を知ることは、つらいですが、ジャーナリズムの原点でもあると考えます。
どうしましょうHPアドレスを掲載するべきか、すごく悩みます。
私は、中国が嫌いなわけではありません。親友の恋人も中国人で、いい人だし、素晴らしい文化と歴史を持っている国だと思います。何よりこんなにたくさんの愛犬家が、自分の犬を守るために、そして犬の権利を守るために、国と闘っているのです。
でも、これからも、オリンピックが開催される頃まで引き続き犬を大量に殺す、中国政府を容認したくはありません。
ペンは剣より強し、であってほしい。
いま、中国の隣の日本で住む私たちにできることは何なのだろう。ただの1犬好きだけど、ほんの少しでも、何かを変えるきっかけを作ることはできないだろうか。
本当に心が痛い現実です。
とにかく負けないで、中国の愛犬家!
シンガポールの犬友達からこんな連絡を受けました。彼女の承諾を取り、みんなにも考えてもらいたくて掲載します。
「中国では北京オリンピック前に狂犬病の犬を駆除するという名目で、すでに100万頭を超える、飼い犬を含めた罪の無い犬達が毎日虐殺され続けています。(中略)飼い主の目の前で、家族同様に可愛がっている犬を撲殺(薬殺じゃないぞ)するなんざ、人のやることか?
中国政府は、中国から犬を一掃するつもりなのか? 狂犬病の正しい知識がない野蛮人の国だと世界に証明しているのがわからないのか? 国民の不満だって今回はかなり大きいはず。中国政府は、自国民をいつでも力で制圧できると思っているんだろうか?
日本では中国に遠慮してか、大したニュースにはなっていないようだけど、世界中の動物保護団体を中心に北京オリンピックをボイコットしようという動きがかなり広まっています。
B(※彼女の愛犬。ただいまシンガポールに住んでいますが、こないだまで香港にいました)がそんな目にあったらと考えると、血も凍りそうな怒りに全身が震えました。飼い主達が気の毒で堪らない」
そしてHong Kong Dog RescueのHPで確認しました。
なんてひどい事態でしょう。
これは現実ですか?
現実としたら、中国は21世紀を生きる資格のない国と言わざるを得ません。
「この虐殺が行われているのは、どの地域なのでしょう。北京周辺ですか? それとも全土ですか?マジで1匹残らず殺すつもりですか?」と返信すると「これは信じがたいけれど、現実。しかも中国全土でのことです」と返ってきました。
私は、愛護団体やレスキュー団体のみなさんのことをとても偉いと心から思っていますが、自分では団体に所属してまでのお手伝いをしていません。切りがない、全員は救えない、そして……野生動物の保護活動と違って、捨てられた犬を助けることは、捨てた人間を救うことになる、と心のどこかで感じているからです。もちろん犬に何の罪もありません。また捨てる人間側にも、ケースによっては私にも理解できる範囲の理由があることも承知しています。たとえば身よりのない老人に大事に飼われていた犬が、飼い主が入院してしまい、どうしても親戚縁者では引き取れないなどのケースです。年をとったら犬を飼うな、と言われればそれまでかもしれないけど……。自分も死ぬまで犬のそばで暮らしていたいと思うので、おばあちゃんになったら多頭飼育は責任が増えるからダメだけど、1匹くらい許してほしいと思ってしまいます。これも人間のエゴでしょうが。そのために娘に今のうちから「ママが死んだら、あとの犬のことは頼む。あんたにお願いしたいことはそれだけだ」とけっこう本気で頼んでいます。まぁ、おばあちゃんになる前に死ぬこともあるでしょうし、そのとき、もし夫と一緒に交通事故で死んだらどうしましょう、娘の世話すら誰かに頼まないといけない事態ですね。
横道にそれましたが、そんなこともあり、レスキューものの記事に参加することは控えておりましたが、今回はちょっと訳が違う。飼い主さんが犬を見捨てているのではない。国が「犬」ひいては「動物」「命」の生きる権利を、国の独裁的な権力を持って奪っているからです。こんなことが今の世の中、ましてや文明国、しかも世界の大国のひとつがやっているなんて。しかもオリンピック開催のイメージ戦略のために。やるべきことは飼い犬まで殺すことじゃないでしょう。狂犬病ワクチンをきちんと施し、野良犬を増やさないように繁殖管理をするべきです。たしかに野良犬が大量にいるのかもしれない。でも飼い主の明らかな犬まで奪って、殺すというのは何の意味があるのでしょう。まるで戦時下の狂った価値観で、ただ気に入らないもの、管理しきれないものは十把一絡げで隔離し、大量虐殺する感覚と似ています。
飼い主さんが泣いて自分の犬を抱いて「殺さないで」と懇願している写真があります。飼い主さんは本当に自分の犬を守りたいのに、守りきれない。こんな事態が、すぐ隣国で起きているなんて、憤りを超して、涙がでてきます。そして、撲殺され、血だらけになっている死体がたくさんHPには掲載されています。犬であれ野生動物であれ(人間が連れてきたためにもとの生態系の生物を圧迫する移入動物のケースを除き)、人間が動物の命を傲慢に管理するのは許せません。
見ない方がいいかもしれません。犬が大好きな人ほど見ると大ショックを受ける写真たちです。
でも、現実を知ることは、つらいですが、ジャーナリズムの原点でもあると考えます。
どうしましょうHPアドレスを掲載するべきか、すごく悩みます。
私は、中国が嫌いなわけではありません。親友の恋人も中国人で、いい人だし、素晴らしい文化と歴史を持っている国だと思います。何よりこんなにたくさんの愛犬家が、自分の犬を守るために、そして犬の権利を守るために、国と闘っているのです。
でも、これからも、オリンピックが開催される頃まで引き続き犬を大量に殺す、中国政府を容認したくはありません。
ペンは剣より強し、であってほしい。
いま、中国の隣の日本で住む私たちにできることは何なのだろう。ただの1犬好きだけど、ほんの少しでも、何かを変えるきっかけを作ることはできないだろうか。
本当に心が痛い現実です。
とにかく負けないで、中国の愛犬家!
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