初夏

初めての放射線治療報告

昨日はほんとお尻が火事であった。いやー原稿終わったのは奇跡に近い。まあ、1本は「月曜朝まででいいですよー」と許してもらったので(ありがたや〜)、今日明日はのんびりできる(今日のうちにやっとけない性分。なんでギリギリまで引っ張ってしまうのか。でもね、ぎりぎりじゃないと爆発的な集中力がでてこないのよん)。
それにしても今週水曜、第1回目の放射線治療でした。今日11/3(金)は文化の日で祝日。1週間が短い。私は週末も働くときは働くが、小2の娘は学校休みだから、平日が少ないのは困る。原稿書きのときにヤツがいると気が散るから。取材は土日もあるけど、打ち合わせは平日だしね。今週は3日しか働けなかった(泣)。再来週も、娘は学校の130周年記念式典のせいで、月曜日が振替休日。翌日にまたA大学病院。ああ、また3日しか平日がないじゃん。やはりタビィの治療中は、前もって、早め早めに原稿を入れておかないといけないなぁ、、、と一応思ってはいる。

でも大学病院は、朝からいっぱいでした。こんなにたくさんの人が、犬のために、こんな遠くに(失礼)、朝9時前から待合室や駐車場が満杯になるほど集まっていることが、すごいと思った。日本にも、優しい飼い主さんが増えたと思う。A大学まで来ている患畜というのは、ほかの病院では治療が困難な重病人ばかり……いろいろ切ない思いがよぎる。

今回はプジオちゃんで行きました。水曜、わが家で雨漏り補修工事のために外から壁をぶっ壊す工事日だったのよ(よりにもよってこんなときに!)。かなり大きな音が出るだろうし揺れるだろうし、何より十分怪しいでしょう、犬から見たら。許し難い侵入行為でしょう。だからバドやパチを留守番させたらストレスだろうし、吠えたらご近所迷惑だから、3頭みんな連れて(猫は留守番)大学病院へ行くことにしました。朝7時半に代々木を出発(ほんとは7時に出る!とか言ってくせに、朝は苦手な私。そのかわりスピードでロスはリカバーしました。ひゃっひゃっ。けっこうドライブは楽しかった!)、中央道は、東京向きはバンバンに渋滞していたけど、私は逆向きなので永福で乗って11分後には八王子インターを下りた(速すぎ?)。そんで神奈川県を縦断している国道16号線で、町田向きへ。ちょっと混んでたけど、結局家から1時間3分後には、無事にA大学に到着できた。やっぱ、車はラクだね〜。タビィもラクだよね。高速道路代(900円かな)と八王子バイパス代(250円)はよけいにかかるけどさ、全然ラク。でも渋滞さえしなければ、の話だけど。

9:30の予約だったけど、待つこと1時間(なぜ?)。やっと順番が来た。でも、ひとつ心配なことが。さっき大学について、軽く散歩させたら、タビィが血まじりの水下痢をした。タビィは強靱な胃腸の持ち主なのに、どうした!? 考えられる理由は(1)昨晩は絶食で空腹なのに、夜4種類のいつもの薬を飲んだから。(2)私やトールの「ついに放射線治療だぁぁぁ」という緊張感がばれたから。(3)腸に肥満細胞のだしたヒスタミンが作用したから。最悪、腸に転移が始まったから。

下痢の話は先生にしたけれど、大量じゃないから、治療はやることになった。軽く大先生の説明を受け、誓約書にはんこを押し(ちゃーんとインフォームドコンセントのため、どんな危険があるのか、全部丁寧に教えていただいた。でも聞けば聞くほど心にダメージを負い、よけいに不安が募ったようだが。でも、それでも飼い主はちゃんと聞かないといけないと思う)、「それではお預かりします」と言われ、10:35、タビィは関係者しか入れない部屋へ連れて行かれた……。ドアの前で最後に私を振り向くタビィ。
“頑張れ、タビィ。頑張るんだよ、タビィ。待ってるからね。必ず戻ってこい”。
また意味もなく、泣きたくなった。放射線というガン患者に対する最終兵器、それにより起きるかもしれない副作用と生命の危険、麻酔の危険、痛くはないはずだがタビィの心へのストレス……そりゃー私だって、心が真っ白になって機能停止したくもなるな。無理もない。

順調にいけば1時間もしないで終わり(放射線を照射している時間は、実質10〜15分程度。まぁ、そのほか麻酔などの準備に時間がかかるでしょう)、麻酔が覚めたら、午後1時半には帰れるけど、放射線の機械がほかの手術とバッティングしたら、タビィの治療が始まるのが2時すぎになり、帰れるのは5時すぎかも、と言われた。もちろんタビィが麻酔などで緊急事態になった場合も、いつ帰れるか不明。不確定要素が多いと、人間、不安が増長されるもんです。

頭が真っ白なまま、バドたちと近所の公園へ行こうと思ったが、駐車場が満車のため、ふらふら〜と「じゃ相模川まで行ってみちゃう?」と、たいした判断力もないままにご町内道路を走ること1時間(なにやってんだ、私。と、今なら思う)、11:47、病院から電話!
「終わりましたよ。まだフラフラしているけど、麻酔からも覚めています。(下痢もしていたというので)点滴を今しています。あと1時間後くらいに迎えに来てください」

ああ、よかったぁぁぁ!!!
世の中が急にカラーテレビになった。それまではたぶん白黒テレビだった。そんな感じ。(そういうときに運転するのは危ないなと、あとから思いました)

相模川行きはすぐ中止し、転回、ルンルンで大学へ戻りました。そして無事、タビィに対面。意外と普通そうじゃん、笑ってるじゃん。なんだ、けっこう放射線も平気そうじゃん! ああ、安心した。
そして軽く説明を受け、薬をもらい、来週の予約をし、お金を払い(放射線と点滴と投薬代と再診料で38,000円くらい)、午後2時半、大学を出発しました。タビィがもしも急変するといけないので、助手席の足下に乗せました。

20061103135408.jpg


やっぱり、ちょっとくたびれた、やつれた顔してるけど、でも大丈夫、まだ笑ってる。お帰り、タビィ。さぁ、おうちに帰ろう。

帰り道も順調で1時間後には戻れました。車の方がタビィも揺れが少なく(私がケージ持って階段上がり下りするよりもね)落ち着いていられたはず。タビィにしては珍しく、すぐに寝始めていたから、やっぱり放射線、あ、全身麻酔の方だな、影響はあるんだと思う。

その晩、吐くこともなく、順調。翌朝、普通どおりの食欲ばっちり(さすがじゃ! それでこそタビィ!)。ウンチもOK。散歩も普通どおり。意外と思ったより、放射線治療は大丈夫。びびることはないなと感じました。
えらかったね、タビィ。来週も頑張ろね。
by 白石バドバド花絵  at 14:08 |  タビィ肥満細胞腫 |  comment (6)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

白石バドバド花絵

Author:白石バドバド花絵
犬歴21年、猫歴19年の雑文家。犬2頭、猫1匹がごろごろ爆睡しているとなりで、日々、犬原稿を執筆中。
《(c)kae Shiraishi/文章や画像の無断転載はお断りします》

『東京犬散歩ガイド』
白石花絵著
(オーシャンライフ発行)
tokyo_inu.jpg

『最新犬種図鑑』 
監修:ジャパンケネルクラブ
構成・文:白石花絵
(インターズー発行)
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