2022. . 29

ウシちゃんもメルちゃんも天国に転勤

あんまりのことで、山梨県の軍刀利神社に行って以降、ブログが止まっておりましたが、

2月14日のバレンタインの日に、
ウシちゃんが、病死しました。
1月31日(日)に少し吐いて、おかしいな、でも散歩は普通に歩くな、もう吐かないな、あれ、なんか痩せてきたぞ、と思っていたのも束の間、
2月4日(金)に病院に連れていくと、腎臓の数値が悪く、すぐ入院。
レプトスピラを疑われましたが、結局陰性で、ひと安心したのに、
2月6日(日)に「覚悟してください」と言われて驚いて、急性腎不全のことを必死で調べて、
腹膜透析をしてほしくて電話したら入院先の獣医師に激昂されて(怒鳴られて電話をガシャンと切られた)、すぐ退院することになって、日曜の夕方にアクアライン走って、痩せ細ったウシちゃんを銀色のマットにくるんで体温保持して茂原(千葉県)から横浜(神奈川県)の病院に転院し、そのまま入院。1日2回、各700mlくらい腹膜透析(留置カテーテルなし。もう全身麻酔は無理だから、毎回針を腹部に刺して、2時間くらいかけて腹部をやさしく押して老廃物の入った腹膜水をゆっくりちょろちょろを抜いて、そのあと新しい腹膜水を点滴で入れるを繰り返す)。腎臓で濾過できなくて体内に溜まっている老廃物を抜きましたが、間に合わず、体温も下がり、もうこれは復活は厳しいと覚悟を決めて、
2月11日(金)に退院して、お家で最後を過ごさせようと決めました。

家族3人、ずっとそばにいて、リビングでみんなで床に寝て、
点滴マシンを借りて、友人獣医に往診にも来てもらって、見守りました。

そしてウシちゃんは、2月14日の朝、私と手をつないだまま、つまり苦しんで暴れたり鳴いたりすることなく、静かに天国へ駆けていきました。
享年1歳半〜2歳。(阿蘇保健所収容犬のため、正確な誕生日は不明)。
こんなに早く死ぬなんて。まだ若くて先月まで元気いっぱいのワルワルハカイダーだったのに。

何が起きたのか、わからないことがもどかしく、
現実を受け入れられませんでした。
死因は、急性腎不全。それにより、心臓も肝臓も悪くなり、最期は多臓器不全(栄養を2週間くらいほとんどとれていない)。

急性腎不全になった理由は不明。それがよけいにツラかったです。
肝臓の数値は1つ以外は2月4日の検査時に上がってなかったので、中毒ではないとのこと。レプトスピラも陰性。
最初の病院では、軍刀利神社での寒さによる腎不全の可能性と言われました。
が、そのあと自分で走ってクルマまで帰っているので(動けないほど凍死寸前ではないので)、犬だし、猟犬種だし、寒さでここまで急性に腎不全になることは考えにくいと転院先でも、ほかの獣医の友人たちにも言われました。
あと考えられるのは、12月下旬に行った開腹手術です。
停留睾丸摘出(30分以上探し、腎臓すぐそばにあった奇形のような細胞しかなくて「おそらくこれだろう」という組織を摘出したとのこと)と、パイプカットの手術です。
腎臓のそばをいじったので、その手術の影響はなかったのか。という疑念は、残ります。
でも「開けた本人(手術をした本人)」しか、本当のことはわからない。と、ほかの獣医は言います。

だけどこんなに痩せ細ったウシちゃんを解剖して、原因を探るのはやめました。
わかったところで、もうウシちゃんは生き返らないもの。

同じ死ぬにしても、理由がわからないまま死ぬ。ということは、非常に引きずります。
しかもこの若さです。
まだうちに迎えて11か月半。
まだまだいっしょに遊びに行きたいところ、したいことがいっぱいありました。
ウシちゃんがもうこの世にいないなんて、
まだ信じたくない。というか理解ができない。というか、認めたくないというか。

呼び戻しトレーニング中のウシちゃんが三途の川の向こうへ行ってしまって、1か月半。
まだ1か月半しか経ってないのか。時間軸がおかしくなっています。

==========

そしてそもそもウシちゃんを呼んだのは、
昨年(2021年)2月にクーパーがこれまた1か月ほどの闘病で、ガンで急死したからです。
残されたメルが、心臓が悪いメルが、死んじゃう!と思って、急いで探し、やってきてくれたのがウシちゃんです。

だいたいクーパーがメルより先に死ぬことも想定外だったのに、
そのうえウシちゃんがメルより先に死ぬなんて、まったくの想定外。

恐れていたとおり、
ウシちゃんが死んだあと、メルはがっくりして、ごはん食べない、散歩歩かない、黒い血便になりました。
ウシちゃんがいなくなり5日後くらいには腹水まで溜まってきました。

また茂原の病院は、ウシちゃんの転院時に、シライシ家は出禁を命じられ、2020年10月だったか、それくらいからずっとメルは不整脈の薬を処方されていましたが、その薬ももうあげない。と言われました。
これは、ひどいな、と思いました。
コロナのせいか、薬品メーカーが別件で営業停止をくらった影響かで、不整脈の薬「メキシレチン」が入手困難だと、いちばんわかっているのは主治医だったのに、獣医師なのに、個人的な感情論で患畜を切り捨てる、というのは、やはり医師や獣医師のように命を扱う仕事の人がやってはいけないと思います。
医師と違い、動物病院は八百屋さんなどと同じ個人商店であり、自由診療なので、獣医師の自由だ、と言われればそれまでですが、あまりにもお粗末でした。
メルは心臓のデータをとりたいだけの実験動物と同じ扱いをされたのだと思います。残念です。

ただ先生のARVC(不整脈原発性右室心筋症)(これはニンゲンの場合の論文。犬ではまだ拡張型心筋症と診断されることが多いです。ボクサー心臓はニンゲンのARVCとよく似ている経過や遺伝子が関係しているようで、ボクサーでの研究がニンゲンの治療に活かされると聞いていました)の知識、薬の処方は適切だったとは思っています。そのおかげでメルは、2020年の10月にARVCのグレード5、いつ突然死をしても不思議はない、という状態(ただ当時のグレード5が、本当に5なのか、どうかも、現代の獣医療ではまだ判明してない状況だとは思いますし、投薬治療以外の、ストレスの少ない楽しい環境、栄養管理なども関わってはいるとは思いますが)、2022年3月まで生きられたので、これは先生に感謝します。最後にあんな仕打ちを受けたらすべてを否定したくなりますが、これに関しては素直に感謝したいと思います。

腹水がたまり、食欲がなくなり、
けれど今まで蓄積していたカルテのデータも教えてもらえない状態になってしまったので、
近所の病院で日帰り入院で、エコー、血液、レントゲン、全身の検査しました。もうメルは移動も負担になると思うので、心臓専門医よりも近所の旧知の先生の方が安心だと判断しました。
それでも、メルにとって大きなストレスになりました。めずらしくメルが慌てていましたから。
そりゃそうだよね、ウシちゃんが死んでただでさえストレスフルなのに、10年ぶりくらいに行った病院に置いてきぼりにされたもんね。
今までの病歴の経過がわからなくなった、というのも、出禁にされたのは痛手でした。
でも近所の先生は、経過状況のわからない、こんな心筋が末期の厳しい状態のメルでも、嫌がらず、誠意を尽くしてくれました。ありがたいと思いました。感謝しています。

飼い主には、血液検査の数値の判断も、処方した方がよいと思われる薬の種類も量もわかりません。
それを教えてくれるのが、動物が苦しまない策を飼い主とともに考えてくれるのが、獣医さんだと改めて思いました。
もちろん最新の論文、最新の治療法、最新の機械も魅力です。
でも、もうすぐ死にそうな動物を見捨てない、というのは、動物が好きで獣医師になったのなら最低限の獣医師の倫理観、良心、矜持だと思います。

ラボで実験動物を扱うように、臨床をする獣医師なんか、いらない。

その後メルは、強心剤がでたり、でもそれは強そうだったので飼い主の感覚で減薬を申し出たりして、都度先生は電話でも相談に快く乗ってくれました。あと、同時に友人の獣医もメキシレチンを探すのに尽力してくれて、手に入れてくれました(なんてありがたい!!)

メルは半月以上食欲不振で気を揉んでいましたが、ポインターのパビちゃんちがモロゾフのプリンを持ってお見舞いにくれて、プリンをメルにあげてくれたら食べてくれました! ならばと同じようにのど越しがつるんとしていて卵の香りの、牛肉入り茶碗蒸しをパパが作ってくれたら、食欲が復活しました。これで持ち直すかもしれない。と、喜んでいた6日目、

3月18日(金)の夜10時頃、メルは急に息を引き取りました。
8時すぎに一度発作(不整脈発作で苦しかったのではないかと思います)。
8時半すぎに心臓マッサージのあと蘇生し、20分くらい、普通にしていて、パパが茶碗蒸しを作っていたら、
また発作が起きてしまいました。

マチュがいない時間を選んで、死んだのではないのか、というタイミングでした。
たぶんメルは、マチュに見せたくなかったんだ。自分が死ぬ瞬間を。
メルはそういうところがある。メルらしい。
享年11年9か月。
ボクサーのわりにはよく頑張ってくれた。

小学4年のときから、パリスが産む子(メスのブリンドル)を2年待ち、
マチュが小学6年生、11歳11か月のときにやっと夢が叶い、やってきたマチュの自分の犬
それから11年半。自分の初めての犬というのは思い入れも強いものだから、マチュの悲しみはいかばかりかと思う。でもこれを乗り越えて、メルから教わるものは完成する。

激動の悲しみの淵に立つ、シライシ家の春です。
阪神淡路大震災のあと、バドが来て以来、犬がいない日が来てしまいました。
マチュは、私のおなかの中にいたときから、犬猫と暮らしていました。
四つ足のいない生活は人生初です。
生体反応のないわが家は、マチュだけでなく、私もトオルもかなりツラいです。(熱帯魚はいるけど)

ソメイヨシノが、いま東京は満開を迎えています。
だけど、犬と散歩に行けないなんて。
いつもなら、あっちこっちの桜を追いかけて、散歩に出かけまくるのに。

すごく寂しいです。

でも記録はきちんと残したい。
だから、明日からSNSでリアルタイムで残していたウシちゃんとメルちゃんの最後の日々を、バドバドサーカスブログに書いていきたいと思います。

とりあえず今日明日は、
重い心を奮い立たせて、この気持ちを原稿に書かなくちゃ。
久しぶりの〆切だから、頑張らなくちゃ!!!

2021年のウシメルとの桜
2021年。1年前のメルウシとのお花見散歩


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2021. . 25

ウシちゃん停留睾丸摘出とパイプカット完了

【12月21日(火)】
ウシちゃん、手術のため1泊入院。
全身麻酔だから、やっぱり心配。
帰り道は、クルマに誰も乗ってないのが寂しくて。
飼い主が分離不安。苦笑。
道の駅で、野菜やらピーナッツやらを山ほど買う。ウシちゃんがいない反動だったち思う。

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病院に送ったあとに、八幡様にお詣りに行きました。

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ウシちゃんがいない夜。やたら静かだ。
さみし〜。
家族みんな、ウシちゃんの不在が落ち着かなかった。

いつもワルワルで、うざうざで大変だけど、ウシちゃんが欠けるとこんなに寂しいの。


【12月22日(水)】

ウシちゃん無事生還。
停留睾丸は厄介だったそう。精巣が奇形だったようで、形がよくわからない。精管をたどってやっと、それらしき組織を見つけ摘出。しかも腎臓近くの、奥の奥にあったそう。奇形で、発育不全の精巣だったようだ。心配なのは、その発育途中の奇形の組織が万が一残っていた場合、精巣ガンに可能性が残るということ。でも、これはもう奇形ゆえどうしようもない。
今後、お腹にしこりが起きたりしないか、よくチェックしよう。

停留睾丸って、「片タマ」とか言って、まあよくあるし、死ぬわけじゃないし、的は感覚があったけど、
とんでもない。けっこう大変な手術だし、全身麻酔で、おなかの中をいじくりまわす手術。
でも停留睾丸を残していると、精巣ガンになる可能性が高い。精巣ガンの症例の写真を見たけど、ずいぶん大きく堅い腫瘍なんだ。怖い。
片タマを、今元気だからってそのままにしているのは、とても危険なことだと思いました。

そして、おそらく日本初(練習のコを含めると日本2例目)となった、犬の精管切除手術つまりパイプカット
先生に、ずっと前から前十字靱帯損傷を避けるために、パイプカット手術ができないかと話をしていて、そこへウシちゃんを保護犬譲渡してもらうことになり、パイプカットが現実問題となってどうしても必要となった。

筋肉や骨関節、靱帯を、正しく健全に育てるために、男性ホルモンをどうしても残したい、というのが私の願い。
それがオス犬の健全な成長に欠かせないと思ったから。
前十字靱帯損傷など靱帯を切ると、歩けない、走れないことになり、痛いし、犬のQOLが下がると思ったから。
どうしても男性ホルモンを残したいと、先生にお願いした。

ウシちゃんが保護犬でなければ、繁殖管理は自分でできる、と言ってしまえば、こんな手術をする必要はない(バドもクーパーも、精巣をつけたままだったけれど、ニンゲンへの攻撃性もないし、ほかのメスを妊娠させることのないよう飼育管理はできた)。
でも保護活動を頑張っているみなさんから見たら、やはり、望まれない子犬が産まれるのは困る、ずっといたちごっこでずっと頑張っておられるご苦労はわかる。なので、ウシちゃんを繁殖不可能のカラダにしないといけない、という約束は守らないといけない。

ウシちゃんを迎えると決まった2月下旬からの案件が、ようやく着手されることになったわけです。
私とウシちゃん、うちの家族にとって、大きなひとつの区切りなのです。
この手術を準備してくれて、本当に現実に行ってくれたK先生に心から感謝です。

夏の予定がコロナで延期になり、次は10月はウシちゃんの下痢と軟便のため延期になり、師走の忙しいこんなタイミングで、ウシちゃんの手術。おなかの中に隠れた左精巣が精巣ガンになる恐れがあるので停留睾丸摘出手術と、健全な筋肉や腱などの育成のために男性ホルモンを残したくて右精巣のパイプカット手術。これでウシちゃんは繁殖不可能になりました。繁殖できないカラダになることが譲渡してもらう条件だったので、先生に男性ホルモンを残したい理由を述べて、頼みまくり、この手術が実現しました。犬のパイプカット手術は、日本でたぶん前例がないかも! ウシちゃんは日本初か先生んちの子と合わせて2番目の症例かと思います。

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パイプカットは問題なく完了。これでウシちゃんは繁殖不可能のカラダです。
ところが、帰りのパーキングエリアで、メルがたぶん不整脈か一時的心停止で、カクーンと頭から倒れ込んだ!
ウシちゃんが戻って嬉しくてはしゃいで勢いよく登り坂をルンルン上がったのがいけなかったのか、先生の研究のデータ解析のため心エコー検査をしたんだけど、ドキドキハアハアしていたからストレスがかかって疲れたからかもしれないけど、、2回も短時間内(30分以内)に倒れて、失神。焦った。
これが不整脈で、ぽっくり死ぬってやつだ。さっき先生がお話していたのが現実となった。
まあ、話を聞いていたので、「あ、これが心臓だ! 死んじゃう!」とすぐ理解し、対応できたのは不幸中の幸い。

心マッサージですぐ心臓動きだしてよかったけど、怖かったよう。。

結局、帰宅後、ウシちゃんの腹と金玉の縫い目よりも、メルの心臓の方が大事件になってしまいまして、メルを見張っていました。とりあえずcbdオイル飲ますしかできないけどね。

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その後、メルは心停止することはなく、
ウシちゃんもエリザベスカラーなくても舐めることもほとんどなく(大雑把というか大物というか。気にならないのかねー。へんなヤツ!)
平穏な術後を過ごしております。

ウシちゃんの抜糸は、年末で先生が冬休みに入るので、通常より少し早く年内最後の診察日にやることになりました。
亜鉛とって、早くキズ修復、くっついてほしい!

追伸:
ウシちゃんの手術に間に合うように、金ちゃん号の車検を終えてくれました。
お世話になったのは、いつもの原工房さん。
金ちゃん、今年(2021年)12月で、20歳なんだ! 成人式!
10万5000キロを越えたとこ。

金ちゃんが帰ってきた日は嬉しくて!
エンジンオイルも交換し、
いろいろ足回りも交換し、
タイヤも新品!
マチュのための新兵器、360℃車載カメラもつけてもらった。
ギアチェンジも滑らか〜。
ああ、ほんと金ちゃん大好き!
平成14年12月生まれ。
今年、成人式だ!
うちの車庫に入るMT車、テントやバリケン入るクルマは、ほんとに次がない。
金ちゃん長生きしておくれ!

#嬉しすぎてひとりで遠回り
#原工房
#プジョーの神様
#原さんSちゃんいつもありがとう
#金ちゃん絶好調
#エンジンはバリバリ元気です
#おなかは泥だらけ🤣
#新兵器搭載
#360度カメラ

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2020. . 13

クパメル、両方とも不整脈、突然死の可能性宣告

10月9日(金)、まちゅと越境して、ホームドクターのところへ行きました。

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クパメル通院のため越境。

<クーパー> 11歳4か月
①首のヘルニアか、脊椎症の可能性の件。(CTは撮ってないので確定診断はしていない。ステロイドの効果が顕著だったため、全身麻酔をするほどではないという判断)
元気有り余っており、ステロイドの効果も早かったため、首のバンテージ固定はずすことに。1週間はこのまま安静に。その後じょじょに運動増やしてみることに。

②お家での心電図ホルター検査の結果。電波障害?のため途切れ途切れ。だけど妙な不整脈あり。今度は人間用のもっと精密なホルター検査をすることに。肥大性心筋症の可能性か。

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<メル>10歳4か月
こないだのお家でのホルター検査結果。ARVC、ボクサーの心臓電気信号異常。人間ならペースメーカーつける病気。もともと病気遺伝子ありとわかっていたが、ついに発症。どころか、ステージ5。いちばん悪いステージ。いつ突然死してもおかしくないし、失神するかもしれないとのこと。でも投薬しても存命率が長くなるデータはない。失神は減らせるかも。でも失神=そのまま死亡のこともある。

と、まあ、半分想定内、半分ショックな結果となりました。
クパまで突然死するかもしれないんだって。クパもメルも急に死ぬかもしれないなんて。
だけど、意外と冷静だった私とムスメ。やはり数年前からボクサー心臓を想定して遺伝子検査やお家でホルター検査実施するなど、病気の発症に備えていたから、覚悟ができているのだと思う。冷静に向き合うためには、飼い主にも知識と前々からの覚悟が大事なんだと思う。

むしろクーパーの不整脈の事実にオロオロした。やはり想定外のことは不安だし、頭真っ白になりかかる。それでもメルで予習している分、まだ冷静だったと思う。

クパ11歳、メル10歳。いよいよガタがきています。
だけど、とりあえず今は元気だ、食欲バッチリ、快便。
くよくよしないで、毎日を大事に過ごしていこう。

#ジャーマンショートヘアードポインター
#ボクサー犬
#ガラスの心臓
#生きてるだけで丸儲け
#飼い主は元気だしていくよー!

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病院嫌いのクパだけど、茂原はなんとか平気だね。私が、先生とベラベラお喋りするから、そういう飼い主の仲良しぶりを理解してリラックスしてくれるのではないかと思います。

クパメル、今度、ドイツから自然療法のサプリメント、輸入するから、もう発送したって連絡きたから、
飲もうね。
サプリメントがどの程度効果があるかはわからないけれど、
悪あがきと言われようが、私は、私ができるだけの情報と手間とお金をかけて、おまえたちの犬生の最期が、少しでもQOLが高くなるように、ハッピーな時間が過ごせるようにしてあげる。
任せとけ。ママは、かなりあきらめが悪いニンゲンだから。当たって砕けろが、人生の格言だから。
当たって砕けない可能性に賭けるよ。

メルバギーもすごく楽しそうよ。車椅子買ってよかった。

クパメルは、私の、シライシ家の大事な群れ。可愛い相棒。
1日4回散歩してる(トオルもありがとう)。腎臓にも膀胱にも、負担が少ないようにしようね。

2020. . 11

クーパーがキャンと鳴き、動けない事件!

記録のために残します。

【9月7日(月)の夜20時】
クーパーが!
具合が悪くなった!
おとといの明け方、寝返りか何かのとき、ひと声キャンと鳴いた。
次の日は問題なし。
今朝方またキャンと鳴いた。
朝の散歩は引っ張らなかったそうだ。
朝ごはんは食欲普通によく食べた。
午後の散歩では、ウンチとオシッコ問題なし。
でもそのあとリビングに上がらず寝室に引きこもったと聞き、私の仕事帰りにバス停まで来て!と伝えた。クパの行動を見たかったから。
そしたら、よろよろ歩く。

こんなの初めて。
どうした?何が起きた!?
そうしてへたれこむように、オスワリした。
抱き上げようとしたら、ギャンギャンとふた声鳴いた。どこが痛いの?
結局パパが抱っこして帰宅。

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足の裏も怪我してないし、
おなかも膨れてないし、身体を触ってもビクッとしたけど痛くはないみたい。おなか、耳、口の中も触り、腫れてるところがないか、痛がるところがないか、くまなく探すがわからないし、キャン言わない。
泣きそうになった。
最近、ジャーポさんの訃報が続き、私まで気弱になっている。
二階のリビングまで私が抱いてあがり、ソファーベッドでよしよししたら、寝息をたてて寝始めた。
そのあと人間が食後にスイカを食べようとしたら、ソファーベッドから飛び降り、やる気。クパはスイカ大好き。
カリウム制限はないから、食べさせた。食欲の有無を見たかった。むしゃむしゃいくつも食べた。ちょい安心(土間やキャンプじゃあるまいし、べちゃべちゃ食い。でも気にしない。拭けばよい)
でもそのあと犬ごはんだと自ら立ち上がったときに、またギャンギャンと2回悲鳴に似た声。クレイトテントに逃げ込んだ。そのあとはもう立ち上がらない。私がお茶碗を持っていくと、フセの姿勢のままバクバク食べた。食欲はある。
うーむ、なんなんだろう。ヘルニアか? 捻挫とかならよいけど。毒? サプリが合わなかったのか?
わからないが、とりあえず絶対安静。
明日、お仕事休むしかないかな。

【9月8日(火)病院へ】
クーパー、(遠いけれど設備の整った)ホームドクターに電話して、だいたいの病気の目星がついた。
先日、クーパーが腎疾患がわかった検査結果も持っているから、やはりホームドクターのところへ行こう。

ホームドクターのもとへ走る。申し訳ないがまた越境。
(コロナ以降、越境は、月に1度、別の用件で走るホームドクターばかり)。

ナックリングはなく、反射も大丈夫だが、左前肢の力が弱いと、神経に詳しい奥様先生が診断。おそらく首だろうと。
お首、グルグル巻きにして、コルセットのようにしてくれた。そして太腿に、ステロイドの注射をぶすり。

明日からはおうちで、1日1回、ステロイド投薬。
土曜日にもう一度再診。
ステロイドが効けば、消去法で、病気の診断名が決まると思う。
でも、安心した。

注射打って1時間くらいお喋りしていたら、帰りに駐車場のとなりの草が生えているとこまでヨロヨロ歩き、ウンチできた。
先生が「1時間後くらいからステロイド効き始めるから、力が入るようになったのかもしれないね」と。
ステロイドが効いたということは、骨髄のガンなどの可能性が減る。
嬉しい。よかった。
まだ油断しちゃいけないけど。
今日から完全ケージレストします。
来週のキャンプはキャンセルです😭

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【9月9日(水)】
昨夜、病院から帰り、玄関入る前にすぐとりあえず1ブロック歩き、草と土の場所へ。ステロイドは多飲多尿になると聞くからね。

そうしたら、もう引っ張り出した! わーーい! 治ってきたぞ! ステロイド、すごい効果!
リード引っ張られることがこんなに嬉しくなるなんて!😁

深夜2時くらいに寝る前散歩もして、
そして今朝の散歩も、
もー、やる気まんまんよ!!

昨夜からのケージレスト。
夜はすぐ静かに寝ましたが、
今朝は、ずっと鼻ピー。
ペットボトル氷が1つしかないから。
熱いのかなぁ。エアコンの風がいちばん入るとこなんだけど。あとでペットボトル欲しさにコカコーラ買いに行こうと思っている。
バリケン前に私も床に寝転がり、無言の圧を加えてるとこ。

ビニール噛まれると困るけど、硬い保冷剤をバリケンに入れ、氷あげたら、やっと黙ったよ。
ともあれ、こんな整形外科領域の病気になったときも、バリケンで休めるようにクレイト・トレーニングしておくことは重要だと思いました。

#引っ張る元気が嬉しい
#しかしもう普通に長く散歩に行きたがるのはやめてくれ
#病犬の自覚は1日だけだった
#3か月は首バンテージ固定だって
#ケージレスト
#絶対安静
#クレイト・トレーニング
#災害時だけでなく必要です

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(クーパーの闘病記は、これからもレポートしていきます)

2019. . 09

1月はいろいろありましたが無事完治と悲しいお知らせ

そうだ、クパの手術(1/30)のことは書いていたし、1/19のメルの心臓検査のことは書いていましたが、
そういえば1/11に、メルの足の血イボみたいなのが大きくなってきた気がしたし、クパがやたら舐飼い主のガンを食いちぎろうとしたイギリスかでのボーダーコリーの話しを聞いたことがあったから、メルも切除の手術をしたのでした。
メルは全身麻酔ではなく、鎮静をかけて、部分麻酔で行いました。

メルは全然舐めることもなく、チョーいいコだった。

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そんで1/25にメルちゃん、抜糸。先生にハサミセット借りてて、自分んちでやった。まちゅ先生が執刀。笑。
(まちゅの彼が照明係、私が保定係)。
とってもきれいにくっつきました。

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きれいきれい。先生の腕がよし、メルの回復力よし。よかった。

そして血イボのような腫瘤は検査にだしていたのですが、
検査結果は「海綿状血管腫」良性の腫瘍でした! 万歳!

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これで血イボの件はひと安心です。

だけど、先日の心臓の遺伝子検査の結果が昨日メールきたのですが、
------(以下、先生のメール抜粋)

残念ながら、STRN遺伝子変異Homoです。

Homo 陽性
hetero 偽陽性
WT(ワイルドタイプ)陰性

ARVCの発症が予測されます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しっかりとした書類での結果の報告をしますが、
実は、メルちゃんは、それ以外にも、謎の遺伝子
配列があって、現在調査中です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

うーむ、やっぱりか。シロの可能性の方が低いと思っていましたから。ボクサーだから。
でもあとからじわじわ泣きそうになってきました。

ARVCとは、ニンゲンでいうところの

不整脈原性右室心筋症(ARVC)

突然死する可能性が高いってことです。はーーー。

でもね、だからこそ、1日1日を大事にしてあげたいぞ!と、再確認しました。


さて、クパの抜糸もおととい、まちゅ先生がしました。

芋虫さんみたいだった抜糸前。

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うん、今回はクパのくせに珍しくエリザベスカラーなしでいけたんですよ。まあ、私、1週間、おでかけしないで見張ってましたけどね。

抜糸後 ↓

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きれいきれい。先生、上手だ。丁寧だ。
ニオイもクンクンと嗅いでみましたが、膿んでいるようなニオイもなく順調です。

これで、クパちゃん、タマなし第2の人生スタートです。
3日後すぎくらいから、オシッコの勢いもダーッとよく出るようになった気がするし、ウンチも太くなってきた気がするんだよね。前立腺の腫れが引いてきたのではないかな、という予感がします。よかった。

でもタマなしになっても、性格が変わるとか、引っ張りが弱まるなんてこともなく(弱まってほしいぜっw)、まったくもって今までどおりのクパちゃんです。

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9歳半でも、私の可愛い茶坊主です♥

追伸:いやーーー今日は、雪もちらついて、さぶーいね! 東京でこんなんだから北の国ではどんなことに!? 心配だ。

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