クーパー(ジャーマン・ショートヘアード・ポインター)、メルちゃん(ボクサー)、まめちゃん(バドが拾った黒猫)と暮らす、犬ライターが綴る犬馬鹿生活。
クパの病理検査報告
2010年02月20日 (土) | 編集 |
1月26日に切除手術をしたクパの左後肢のできもの(左後肢飛節外側皮下腫瘤)。
2月17日にようやく病理検査の結果を聞くことができました(2月12日には結果が出ててお電話はいただいておりました)。検査にだしたところは、バドもお世話になってるNJ大学の病理学教室。ああ、タビィの検体を解剖して、病理診断してくれたのと同じですね。いろいろお世話になっております。

21レポート

【限局性石灰沈着症】という診断名がつきました。
悪性腫瘍(ガン)ではなく、そんで良性腫瘍でもないんだって。へ~っ。そういうできものもあるんですね。

【所見】
皮下織において、大小の結節状の石灰沈着を多数認める。
石灰沈着部に隣接して、類上皮細胞の高度湿潤、多核巨細胞を認め、その周囲では高度の繊維芽細胞、膠原線維増生、血管新生を認める。また一部、毛包付属器周囲において、高度の好中球湿潤を認める。その他、真皮浅層では軽度の形質細胞およびリンパ球湿潤、水腫がみられる。(原文まま)

専門用語がいっぱいで、半分くらいしか理解できないが(笑)、つまりはですね、カルシウム(石灰)が皮膚組織の中に「なぜか」あって、それを取り囲む(ガードする?)ように、細胞たちがモリモリと集まって、できものを形成したようです。

では「なぜ」カルシウムがクパの足の組織に存在したのか?
明確な答えは不明です。
考えられる可能性は
1)外傷性(ぶつけた、噛まれた、などで皮下組織に何らかの炎症が起きたのをきっかけにカルシウムがでた)
2)カルシウムの代謝異常

カルシウムの代謝異常は普通そう見られるものではないそうなのですが、簡単な血液検査でわかるというので、即決で検査をしてもらいました。疑わしきは消去していかないと。

結果、非常に健康な血液の数値がでました。ホッ。クパ、代謝は正常。

なので、今回、なぜ石灰沈着症になったのかは明確に答えがでなかったのですが、ま、生き物ですからね、完全に原因究明をできない病気もあるのでしょう。
とにかく「限局性」というのは、単発である、たまたまできた、ということなので、よかったです。ガンのように転移して広がるとか続発するものではないのはひと安心。とはいえ、「イボ体質」みたいな子もいるそうなので、クーパーに今後できないかどうかはわからないけどね。

ガンでなければ、こんなできもの、切除してしまえば、どーってことないや♪
切っておしまいっ!って感じですよ(笑)

ただ、今回は場所が悪かったね。飛節(かかと)下って、皮膚がのびないし、よく動かす部分だし、舐めれちゃう位置だし。そういう意味では予後が悪かったといえるかもしれません。
でもおかげで湿潤療法についても勉強できたし、実践できた。結果オーライです。まだ完治してないけど(笑)。だけど、もうすぐです。

みなさん、できもの発覚後から、ご心配の声、温かい励ましを本当にどうもありがとうございました。
ただの暴れん坊、ぶつけたかなんかのせいだというお笑いの結果となりました!
ガキ大将の勲章です!
(って、こういう遺伝性疾患に関係のない傷跡でも、もうショードッグは失格なんですかね? 誰かぜひ教えてください。ショーの世界ってよくわからないから。表向き失格ではなくても、裏の常識として勝てっこないんだよ、というのであれば、出陳料を払ってまで参加したくないしなぁ)(あ、そういえば犬種スタンダードをリライトしたとき、テリアの数犬種は「名誉の負傷は許される」と原文にあって、微笑ましいと思ったことがある。ケンカのキズかな。さすがテリア。笑。でもつまり名誉の負傷以外はだめなのかなぁ。テリア以外は傷跡はだめなのかなぁ。長毛種なら、ばれなかったと思うけどね)

ま、しかし、ショードッグよりも、クパはまず私の大事な犬。
治る病気で、ほんとよかったです。

耐えろ2

あと、もうちょっと。舐めるなよ。耐えるんだぞ。


キズの経過は長くなるので続きで。
記録のためにまとめてみました。
キズ写真に弱い方は気をつけてくださいませ。

もじもじくん
2010年02月17日 (水) | 編集 |
ダブルエリザベスのラッパちゃんでも、お口が後肢にラクラク届いてしまうことが判明~(涙)。
なんだよ、なんだよ、7ちゃんず~っっ(たぶんポインターに限らず、セッターでも届く気がしますよ)。

そこで!

17もじもじくん

白もじもじくんに変身だっ!

17もじもじ1

江頭クーパーを超える、このお笑い感(爆)。
「チャラら チャラチャラ チャーラン♪」(もじもじくんのテーマソングね)を歌い続けながら、着せてみました。あら~、可愛い♪ 笑えるぅ。

これは床ずれ防止用のマット「タフィー」ちゃんの会社が動物病院専売用として開発した、舐め壊し対策&褥瘡の保護のための「タフィーRS」というバンテージ機能を持つスーツ。伸縮性があり、カットしてもほつれないという優れもの。しかも皮膚への刺激も少ないんだって。のびの~びする柔らかい素材なの。5~6回は洗濯可能らしい。ま、全身タイツというか全身包帯な感じかな。ハイカラなミイラちゃんってことね(笑)。

数年前(タビィが生きている時分に)、試作品をいただいたのを昨日急に思い出したのよ。
クパが着用したのはLサイズ。あら、HPを見るとコギちゃんなどサイズらしいわ。クパには小さかったね。
帝人さん、今度ぜひワイマラナーやリトリーバー用のLLサイズもぜひつくってくださ~い。
7ちゃんずは、後ろ肢、ラクラクで舐める体型ですから必要です。
(それにしても、あまりに可笑しい姿なので、明日にでも担当者さんに久しぶりにお電話してみよう! いやー、こんなところでこんなに役に立つ日が来るなんて)

17もじもじ2

少々いじけるクパ太郎。もしや背中とおなかを間違えて着させた予感。
でも、もじもじくんになったら、さすがに舐める気も起こらないらしい。
ガハハ、帝人さんのテクノロジーの勝利じゃ。

しかし、今朝起きたら、いつのまにかもじもじくん脱皮してました(苦笑)。
今夜は、間違えないように着せてやるっ!


今日は無事に確定申告も提出し(マチュが水曜だけは5時間で早く帰るので、マチュにクパの見張りを頼んでダッシュで税務署に走ったのです。マチュ、役に立つね~)、5時には帰宅できたので、急いで動物病院にも行ってきました。やっと抜糸してもらった。クパのキズは順調だそうです。やったぁ。ただ、少しむくみがでているとのこと。私のバンテージの巻き方がきつすぎたせいだね。ごめんよ、クパっち。やっぱり獣医さんにやってもらった方が安全だよね。反省。でもそしたら1日に3回くらい獣医さんに走らないといけない(涙)。こういうときのために在宅看護のお勉強もした方がいいな、私(くすん)。

病理検査の結果もでました! 不思議な症例ではあるが、とにかく悪性ではない! 大丈夫!!!
詳しい報告はまた後日ね。

追伸:クパ、本日3週間ぶりに自転車散歩で動物病院へ。
久しぶりの全力疾走、かなり満足したらしく、帰宅後、よく寝ています。
病院疲れ(緊張)のせいもあるかもしれないけど(笑)、やっぱ、あれくらい毎日走らないとだめな犬種なんだな~と実感しました。クパ、これからは毎日(たぶん。笑)走ってあげるよ♪

なんだか可愛い生き物
2010年02月16日 (火) | 編集 |
ダブル

一度、明け方舐めるのを覚えてしまったクパ太郎。
今朝も、薄暗い時間に舐め舐め作業をし始めておりまして(怒)。
「こらっ、舐めるな」と言うために何度起きたことか(涙)。
犬って賢いから、自分にとって都合のいいことはすぐ学習しちゃいますね(飼い主にとっては不都合なことでもさ)。う~ん、一度失敗を許した私のせいだな。今日は完全包帯はがしではなかったものの、患部は丸見え、ぺろぺろ状態。む~ん。

しかもですね、手術をしてからちょうど3週間。その間、ずっと患部のドレッシング剤(被覆剤)をサージカルテープや粘着包帯やテーピングなどで固定していたために、患部の裏側や上部の健康な肌がテープ負けをしてしまって、赤く痛々しいズル剥けな状態になってしまった。マジックテープのバンドもしていたけど、それだけではどうしてもずれてしまうのでね。今回の患部は、かかとのすぐ下だからずれやすい位置だし、固定が難しいのでつい強めにテープを巻いてしまったせいもある。可哀想に。ごめんね、クパ。

患部はだいぶ肉が盛り上がってきたので、もう今日の午後は勇気をもって、はずしてみました。
もう感染は起こさない感じにまでなっているので、むしろ赤く剥けた方を大事にしてあげたくなった。本人も痛いのか気になるらしく、よけいに舐めたがるしね。殺菌・消炎作用もある酵素配合のザイマックスのスキンクリーム(バドの外耳炎でいつもお世話になっているミラクルな酵素配合製品なので私は信じている。笑)をたっぷり塗ってみた。

あとはダブルの襟巻きね。ぶふふ。
なんだか可愛い生き物になってる。ラッパちゃん(笑)。

だけど、これでも舐めることができそう(涙)。む~ん、どうしたものか。
あさって午後は出稼ぎに行かねばならんのに、これじゃバリケン留守番も不可能だし。

クパっち、早く治るといいね。
きっぽ(って広島弁かな? 傷跡のこと)は残る可能性が高まるけど、
ま、しょうがないな。痛々しいのをなんとかしてあげることが先決(もうショードッグ、だめなのかな?)。
早くよくな~れ!
(明日はどうしても仕事。あさってはまたもや獣医さんの定休日。金曜日にはぜったい病院に行かなくちゃ。焦っ)

新兵器登場
2010年02月09日 (火) | 編集 |
9江頭の末路

江頭クーパー、さっそくストッキングを脱ぎまして(涙)、どんどん短く切られて修正されました。
青いバンドは、実はオットが以前献血の際に返却し忘れた止血のためのバンドを利用させていただき(自転車のズボンの裾を押さえるマジックテープ付きバンドではないかと思う)、わざと舐め壊す(私が気がつくまでの時間稼ぎのため)用にストッキングはびろびろのまま、そしてリストバンドもわざと装着したままです。

9:2

しかし、昨日の夕方、うっかり原稿執筆に集中していると(私は集中すると何も聞こえない人になります。泣)、ああああああああ、リビングに血のニオイが。
ますますパックリ。このバカやろー!
でも、内部のお肉はもりもりしてきてますね。湿潤療法、なんとか無駄にはなっていないもよう。
だけど、なんだか1歩進んで10歩下がる日々。毎日、包帯、食いちぎられている。
がっくり。どうしたものかと、うなだれました。

でもこうなりゃ根気が勝負。
がっくりしたのも束の間、マチュにクパの監視を頼み(ほぼマチュに脅迫状態で強制し)、母はドラッグストアに湿潤療法のドレッシング剤と粘着包帯などなどを買いに走りました。

9:3

ほーら、きれいに巻き直したよ。
犬の治療は根比べですよ。ふふふん♪

さらに、トールはいつもより早くに(といっても夜9時くらい?)退社し、新橋のドンキホーテや(なかったものは)有楽町のビッグカメラをはしごし、いろいろ買ってきてくれました。ありがとう。

9:4

「くっつく包帯」は今どきは「犬などのケガにも使えます」と書いてある(笑)。
犬の市民権向上を感じ、ちょっと嬉しかった私。

9:5

そして本日午前、新兵器が到着したぞ!
浮き輪型カラーです!!
どーだ、これなら舐めれないか!?(うしろのバドちんが可愛いな)

9:6

クパちん、少々、ブルーな気持ちのようですが、文句は言わせません。あなたのためです。

9:7

あれあれ、しかしっ!?
なぜあなたは浮き輪をしたまま、患部の足を枕にしているのですかっ!?

おーまいがっっ!
届くってことかいっ!? 
うえーん、8000円くらいしたのにっ!
ポインターは頸椎(首)も長く、背骨も柔らかいので、舐められやすいと獣医さんも言っていましたが……しかも今回の患部は後ろ肢の先っぽ。最もやばい場所ですね。ちなみに浮き輪型カラーは、私は、エリザベスカラーよりはこの犬種には効果はあるとは思います。前肢やお腹(避妊手術後など)のキズにはよろしいかと思いますよ。だけど後肢の先っぽやしっぽのキズにはお口が届く可能性は高いといえましょう。しかたがありませんね。

9:8

ちなみに、いまは毎日試行錯誤を重ねた結果、
ハイドロコロイド素材のドレッシング剤→創液あふれをキャッチするためのトイレシーツを切った物(名刺大)→粘着包帯で固定→さらにバレーボール用テーピングで固定→網ネットで固定→人間手首用マジックテープ付きサポーターと止血用マジックテープ付きバンドでテーピングのはしっこをかじられないように目隠し→最後にウマウマとまず囓る用にリストバンドを装着。
このような何重もの装備となっております。

今日はまだ剥いておりません。
もしかすると、夢の2晩目にやっと突入できるかも。うほほ。

9:9

私とクーパーの根比べ、知恵比べは、まだまだ続きます。
早くノンストップで朝までたっぷり寝たいよぉ(涙)。

(そんなに囓りたいなら、カモちゃんをおまえの足カバーにしてやるっ!)(カモちゃんはクパに臓物を抜かれて、ふにゃふにゃになっている状態なので、クパの足にはめてみました。すぐにずるりと脱げました。笑)

江頭クーパー
2010年02月06日 (土) | 編集 |
クパのキズの処置をどうすべきか、何がベストなのか、悩んでいると、ドイツの獣医さんK子さんからメールが来て、「湿潤療法」などについて教えてもらった。「湿潤療法」とは端的に言うと、イソジンなどの消毒剤を使うと、皮膚の再生のために頑張っている細胞の働きを阻害しちゃうので、自らの汁(創液というらしい)の力でキズを治すため、傷口は消毒せず、乾燥させないという方法。今までの常識に反する考え方でもあるが、実は古くから民間療法などでは認知されていたらしい。だけど、現代西洋医学でも少しずつ認知されつつある。湿潤方法の大きなメリットは、傷口がケロイド状になりにくいなどがある。消毒と抗生物質では治りにくい褥瘡や火傷の治療で、人医療でも注目されているそうだ。キズパワーパッドという新型の絆創膏、あれと同じ考え方である。

実はドイツのK子さんだけでなく、もう一人のK子獣医師も、少し前にクパを心配して湿潤療法について資料を送ってくださっていた。でも、今までは、手術してくれたホームドクターがイソジン派であるので、「湿潤法に切り替えたい」と言いだしにくく(この私も、である。私だって一応、気は遣う。笑)、また、私も以前この方法で自分自身を治したことがあるが、1勝1敗だった(苦笑)。以前、まめちゃんに噛まれたときは成功したが、ドゴ・アルヘンティーノの歯が入っちゃったときは失敗して、あとからよけいにひどく痛い治療をされることになったことがあるので、もしも化膿したらどうしようと思い、すぐにはクパに実践できなかった。

しかし、親しく、またホリステック・ケアにも関心のあるクレバーなお二人の獣医さんが「こんな方法もあるよ」と言ってくれたということと、

*クパは自分で抜糸したのでなく、肉が切れた → 縫っても縫ってもまた弾けるかも
*ショードッグは卒業するにしろスムース・ヘアなので、なるべくケロイド状のキズは作りたくない。できるだけキレイに治してあげたい(四肢の先なのでどうせ見えにくい位置だけどね。親心ってもんです)。このままでは傷跡が残るのは必至。

という理由から、湿潤方法に切り替える決心をしました。
とにかく、早く治してやらないと、クパがストレスで心が壊れるかもしれない。だって、あいつ、おととい自分の食糞したし、昨日は道のウンチを食糞しようとしたの! 今までしなかったのになぁ、これはストレスのひとつの現れではないかと懸念したわけです。

昨夜、いろいろ調べて、ラップ式でやってみました!

6湿潤法

↑ 流水と生理食塩水で患部をよく洗い流したあと、ラップを固定。

5湿潤法2

↑ あふれすぎた創液をキャッチするために、ラップより大きめサイズに切った薄いペットシーツを切った物を固定。

6湿潤法3

↑ 粘着包帯で固定。血流をさまたげると、循環が悪くなるので注意して。だけど、はずれては欲しくないので、加減が難しい。

6湿潤法4

↑ クパはすぐにはずすので、バレーボール用のテーピングで、粘着包帯のはしっこをガード。これも血流を妨げないように注意。

6リストバンド

↑ さらに、すぐにいじろうとした上の部分にはパパが持っていたリストバンドも装着(笑)。

おかげで、昨夜はいじらずに(夜中はエリザベスカラーもしていた)、いまも無事そのままである。

ただし、この方法は本来、獣医師の指導の元で行うのが大前提です。キズを再生する役割をする汁(創液)と、化膿した汁(膿)の判断を間違うと大変なことになります。治るどころか、非常にやばいことになるでしょう。また患部の状況、キズの種類にもよるはずです。私が失敗した例では、ケガが骨までに達していました。放置していたら、骨膜炎を起こし、最悪、切断です(ひょえ~っ)。正しい判断が絶対に必要です。私も、ダブルK子先生のアドバイスがあったからできましたし、今日明日の様子をみて、来週ホームドクターに診てもらいます。我流でやって、失敗することのないようにしてください。
獣医療の中で、湿潤療法を実践されている獣医師のリストはこちらです。関心のある方は、相談してみてね。


そして、キズ舐め対策のために、お二方からそれぞれアドバイスもいただいたのでご紹介。便利グッズは購入後に紹介するとして……まず身近にあったものをさっそく試してみました。
マチュのお古のタイツ(スパッツ式)です!

6タイツ

うわーっ、江頭クーパーだ!!!!

6江頭

めちゃ笑える。でも実用的!
しっぽの穴を自分で開けました。

これだと患部への関心が薄くなり、自分のお尻付近がムズムズして、どこもかしこも気になったあげく、あきらめてふて寝しておりました。よしよし、大成功。
クパっち、大型犬でよかったじゃ~ん(笑)。

大型犬後肢の舐めこわし対策に、ぜひ。ただし、ウンチシッコはできないので、うちは夜間だけはかせるつもり。
ダブルK子さん、貴重なアドバイス、ありがとうございました!
みなさまの愛に支えられ、クパ、華麗に復活してみせます!