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非常事態宣言の渋谷や銀座

非常事態宣言のハチ公2

4月22日(水)の夕方5時すぎ。

病院帰りに渋谷駅バス乗り換え。
ついでにフードショーで買い出し。
久しぶりのお刺身、嬉しい。
渋谷駅、さすがに人は少ないです。
ハチ公広場が、夕方こんなに人がまばらなのは初めて見たよ。
スクランブル交差点もこんなに人がいない。

寂しいような。今までが異常のような。

#渋谷のハチ公
#渋谷駅
#新型コロナ非常事態宣言中
#閑散とした渋谷も悪くない
#だけど経済大打撃
#悲しい気持ち
#『今日は渋谷で5時〜♪」はもう昔の幻想

非常事態宣言のハチ公1

今まで、人に囲まれすぎていたハチ公がぽつん。
なんか寂しいね。今なら、ハチ公撫で放題。いや、いかんいかん。そっとしておこう。
あるいは、ハチ公の頭や腕を、アルコールで拭いてあげるしかない。

非常事態宣言中の銀座

そして、翌日4月23日の朝10時の、銀座の松屋の通り。(オットは出社のため撮影)

なんだか違う星みたいだ。

渋谷に続き、自粛はみんな頑張ってる。
しかし職場に行かないといけない仕事の人もいる。
うちのオットも会社の頭のいいパソコンじゃないとデザインができない。
私も某自治体のライフラインの仕事は、休んでもいいんだけど、お子様のいるおうちやお年寄りと同居の人、電車に長く乗る人の方が休みたいだろうから、近所の私は行った方がよいよね。と、思って行くけど、
ノドがちょっとでもイガイガしたら必要以上にビビる。
新型コロナ、やっぱりこわいね。

#お家にいよう
#お家にいたい
#正しく恐れる
#だけどやっぱこわい
#マスク押し洗いして天日干し中
#欧州みたいに休業補償しないと、このまま休みっぱなしでお給料でないと、コロナで死ぬ前に、自殺者がでるのではないかと心配です




新型コロナに備えて、犬猫のごはんも備蓄してね

新型コロナによる脅威が近づいています。
みんな、まだ他人事のように思っている人もいるかもしれないけれど、この感染症は1年以上の長期戦になる可能性があります。

焦ってパニックになって、買い占めに走ってはいけませんが、
愛犬、愛猫のごはんの確保は、必ずしていただきたい。

「これしか食べない」という犬猫はもちろん(本当は、今のうちに、じょじょにいろいろなものが食べられるようにしておいた方がいいです)、療法食しか食べられないコは、2〜3か月分はキープしてほしいと思います。

物流が止まると、お店でも、通販でも、買えなくなる可能性があります。

実際にいま医療崩壊が起き、多くの死亡者がでて、外出禁止令がでているイタリアの愛犬家の方が、心配して連絡をしてくれました。その真に迫ったお話しを紹介させていただきます。

「全国的な移動禁止・外出禁止は3週間を過ぎ、期限終了日がどんどん先延ばしされていて今は4月18日ごろまでと言われています。本当にその日までで終わればいいですが。

なので、物流が止まると最低2か月ぐらいは物が動きません。
動き出してもすぐに在庫がいっぱいになるわけではなく、すべての消費者の手元に届くまでに非常に時間がかかるはず。
部長(=私のこと)のおっしゃるように、人間用の物はなんとかなるんですが……犬猫・その他ペットの物は後回しにされるので、まだいろいろと動いている今のうちに、少し備えておくと良いのかな、と思いました。

そして、もしもの時の為の知識も必要かな、と。
日本政府も港を閉じたり空輸便(カーゴ)数の限定をしていますので、輸入のフードを食べさせているお宅は特に「もしもの時」の知識があった方が安心かと思います。

消費者は、あちこちに購入できる窓口があったら絶対嬉しいです。」


日本も、いつ、都市封鎖、外出禁止、物流ストップになるかわかりません。トイレットペーパーやパスタのように、犬猫のフードも完売になり、なかなか入荷しなくなることも想定できます。

手作りごはんのコでも(うちもそうです)、新鮮なお肉や野菜がすぐ手に入らなくなる可能性もあります。手作りごはんの上に、保存のきくドライフードや缶詰ウエットフードをトッピングするなどして、なんでも食べられるようにする練習をしておくといいです。そしてドライフードや缶詰といった保存食を念のため2〜3か月分、キープしておいた方がいいと思うんです。

ただ、ドライフードなどの大袋や缶詰は、送料は高くなりますから、当道具店で買わなくてもいいので、本当にすぐに愛犬・愛猫のごはんを非常食がてら備蓄してください。

それでも当道具店で買ってもいいよー、という人のために、ご近所の人や、犬とお山の帰りに行けるおうちには、クーパー配達便で、私が直接クルマでお届けもします。そう言ったら、オットが「Cooper Eatsだね」と笑っていました。ええ、やりますとも、クーパーイーツ! 今はもう非常事態ですから!!

クーパーイーツ

<基本的な配達エリア>
渋谷区、新宿区、港区、中野区、目黒区、世田谷区、大田区あたり。
お台場、銀座あたり。
お山の帰りなら、高尾〜新宿間の甲州街道あたり。オマケで五日市街道あたり。
神奈川県のヤビツ峠に行った帰りなら、246沿いも行けるかも。

ご相談ください。
また、今後、本当に都市封鎖になり、犬猫ごはんがピンチになったときもご相談ください。できるだけ対応したいと思います。

<クーパー配達便の料金>
500円(重さや個数に関係なしです)

※ついでにエゾシカやイノシシなど在庫が東京にあるものは一緒にお持ちします。ご相談ください。たまにオモチャやシャンプーの在庫があるときもあります。
※ただし、本業の合間に行きますので、できればまとめてみなさまのおうちを回っていきたいと思います。日時については後日、相談させてください。

<クーパー配達便以外をご希望の方>
送料が高くてもかまわないから「宅配便で送って!」と言う方も承ります。

飼い主のみなさま、物流がストップする前に、多めにフードのストックをお願いします。東日本大震災のときでも、ほかの地震、水害などの災害時にも、物流は止まりました。そして、犬猫などのグッズより、ニンゲンのものが優先されます。そうなる前に、今から準備をしておきましょう!

新型コロナ緊急案件から愛犬愛猫を守るために

新型コロナ案件。僭越ながら。

不要不急の外出は、全国区でやめた方がよいと思います。人ごみも避けねばなりません。すでに私だって、無症状感染者の可能性も否定できません。ほかの人にうつしちゃダメ。ウィルスをもらうのも、拡めるのもやめようね。

犬loverの方。お散歩はしっかりしてほしいけど、ひとけのないところに行くようにしてください。2メートル以上、他人から離れられるところへ散歩に行きましょう。

また、愛犬、愛猫を残して強制入院することになるのは困るし辛いので、愛犬愛猫のためにも、換気、手洗い、うがいを頑張ろう! お仕事を休めない、テレワークなんかしてくれないお勤めの方も多いと思います。それでもできるだけ予防に努めることが、愛犬愛猫を守ることにつながると思います。

飼い主がおうちからいなくなると、犬や猫が困ります。家庭内で陽性がでたら、濃厚接触者としてほかの家族も検査を受けることになるでしょう。いま全く問題なしの元気な家族でも、無症状の陽性感染者かもしれません。そうなると、家族全員が入院か隔離の対象です。散歩に行けなくなります。

新型コロナ感染で、悲しい辛い思いをする人間、犬、猫が、1人でも1頭でも少なくてすむよう、ウィルスのパワーは強大ですが、地味でもやれることを継続して毎日やっていきましょう。

それでもうつるときはうつっちゃうから、誰のせいでもないんだけど、やれることは頑張ってやっておこう!

追伸: 今後、日本でも、イタリアやアメリカやスペインやフランスやイギリスのように差し迫った日がやってくるかも、いや、たぶん4月中にはやってくる可能性が高い気がします。医療崩壊しないで欲しいですし、医療従事者の人が過労で倒れたり免疫下がって感染しやすくなったりしないことを祈るばかりです。

そんなとき、いざというとき、ニンゲン家族全員が入院や隔離されたらどうするか。
クパメルまめは、どうなるのか。
ペットホテルやシッターに預けられるのか。(うーむ、犬や猫にもおそらく飼い主→犬猫への新型コロナの感染例があるから、預かってくれる方も躊躇するかもしれない)
近所の犬友達や、犬実家、犬親戚などと、助け合いのシステム、預かり合いの「共助」の約束、そういう人間関係をつくっておけたら最高だと思います。

「コロナになったから、犬、捨てることにしました」
そんな人がでないように。

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美しい日本というのなら、美しい日本語を使いましょうよ

「春の嵐」とはよく言ったもので(健康なときはあんまり気がつかなかったけど)、
春は強風の日が多い。1年でいちばん多いんだと、昨日天気予報の解説で言ってました。台風のくるシーズンより、強風の日がダントツ多い3月。次は2月。
こういうときは、気圧の変化が激しいってこと。だから強風になる。
そういうときは、座骨神経痛や、脊髄の術後疼痛が、わかりやすく痛くなる。

毎日、睡眠薬を飲むのは、耐性がつくからイヤなので、翌日仕事外出のない日は飲むまい、と心がけている。
だから昨夜は飲まなかった。痛くて眠れない。だからモルヒネ飲んだ。それでも眠れない。
朝がきた。トオルの目覚ましが鳴っちゃった。

痛くてー徹夜でー
やたらハイテンション。

ダメな私。ニンゲンとしてどうかと思う今日この頃。

さて、そこで昨夜眠れないので、こんな記事を読んだ。

洋楽の誤解史と同じ?! 「クラスター」ほか、カタカナ語連発する日本政府の軽薄さの起源とは?

最近、私(と、ムスメ)が、感じていたことを代弁してくれていた。

そうなんだよ、クラスターもオーバーシュートも、なんで日本語で言わないんだーっ!とニュース見ながら言っていたの。まあ、パンデミックはなんとなく爆発感がでていて、キライじゃない言葉だけど。でもなんでもかんでも、ニュースでカタカナが出過ぎじゃない? あげくの果てに都知事のロックダウン発言ですよ。カタカナ英語使うと上から目線になれるのかな。高齢者や小学生に伝わるのかな。都市封鎖の方がよっぽど意味わかる。

そこで整理してみましょう。

クラスターって、私もアホだから正直言うと勘違いしてました。erがつくから、「人」を指すのかと。違った。
「集団感染」とも言われるけど、厳密に言うと、それも違うそうだ。クラスターには「感染」の意味はない。

Cluster(クラスター) : 房(ふさ)、群れ、集団、小さい塊。など。

なんだ、群れってことか。せめて小集団。
「感染者集団」と訳すのは、間違い。「感染者集団」と言いたいなら「Disease Cluster」が正確。

Pandemic : パンデミック。世界的な大流行。感染症の場合は「爆発感染」。

まあ、これは医学用語としてもWHOも使っているから、意味わかる。

●Overshoot(オーバーシュート) : これは検索すると、医学的に使うより、外国為替用語とかが出てくる。IT用語(電子回路)もあったよ。まあ、ようは度を超した、目標よりはずれた変動。だから新型コロナでは「爆発的な感染拡大」と訳される。「爆発的感染」でいいじゃない。文字数もそっちが短い。

Lockdown(ロックダウン): 封鎖、閉じ込め、避難。都知事が言いたい「東京をロックダウンする」ということは「都市封鎖」と訳せばわかりやすい。「首都圏封鎖」と訳しているところもある。だけど、そもそも都知事に権限があるのはそういえば「東京封鎖」だけだと思うんだけど。他県を封鎖する権限は、都知事にはない。あ、「首都封鎖」なら、間違ってない、合ってるね。

なんだかさ、国会でも、ニュースでも、カタカナ用語を使って、なんだか上から目線なんだか、はぐらかし、なんだかわかんないけど、わかりにくい。ライターの私でもわかりにくいし、使い分けを混乱している記者もいるくらいだから、英語に精通した人でもわからないと思う(というか英語に精通した人であれば、中途半端なカタカナ意訳英語でこれまた意味不明かもしれない)。

「インバウンド」も、そういえば『はたらく犬たち』を書いたとき、よく出てくる単語で、大人向けならサラッと偉そうに「インバウンド」と書くところだけど、小学生にはわからないから書き換えに苦労した。でもインバウンドって、ようは「訪日客」なのか。へーっ。まあ、小学生向きに書くときは「訪日客」でも難しいから「日本にやってくる外国人」などと書いた気がしますが。

なんだかねー。なんでこんなにカタカナ和製英語?が、世の中に氾濫するようになったのでしょう。
爆発感染とか、一度に同じ場所で感染した小集団(私は「群れ」という単語が好きだけど♥)とか、首都封鎖、の方が、スッと意味がわかるのになぁ。日本語や漢字って、意味が伝わりやすいと思うんだけど。
国民目線で、本当に伝えるつもりで、言葉を選んでいるのかな。政治家さん、官僚さん、都知事さん。

などと、睡眠不足なもんで、ちょいイラついて書いてみました(笑)。

ペットショップで買うの、もうやめようよ

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子犬・子猫、流通にひそむ闇 死亡リストを獣医師が分析
太田匡彦 | 朝日新聞 記者
6/26(火) 18:00

素晴らしい取材力。
とにかくー。

純血種の子犬を手に入れたいのなら、
ペットショップやホームセンター(つまり繁殖業者。職業ブリーダーやパピーミル<子犬工場>生まれ)ではなく、
倫理観と使命感を持つ個人のホビー・ブリーダー
(お金儲けが目的でない、むしろお金をいっぱい使っちゃってる。だからきちんと本業を持っていて、子犬を産ませるのは販売が目的ではない。犬種の向上が目的であり、使命)から子犬を譲ってもらう日本になろう。

(ホビー・ブリーダーの探し方がわからない、と言う人もいるだろうけど、今のこのネット社会、頑張って調べたり、憧れの犬種のオフ会に参加して情報収集すれば、情熱がちゃんと通じればその犬種のファンシャーの先輩がきっと教えてくれる)

(でもたしかにまだ日本にはホビー・ブリーダーが少ない。それはペットショップ文化や犬屋文化が横行していて、いいブリーダーが育つ土壌にないせいもある。その悪しき慣習を変えていくためにも、そんな価値観を淘汰しなくちゃいけない。そのための最初の1歩で、かつ最高にダメージを与えることのできるアクションが、お金儲けのために産まされた子犬をみんなが買わないことなのだ)

アニマル・ウェルフェアの進んだEUやアメリカの一部の州のように、ペットショップ販売や移動販売が早く日本でもなくなればいい。

(★New! 今、オーストラリア在住の犬友達からタイムリーなお知らせ!
「今度の日曜日7月1日から、オーストラリアのビクトリア州<州都・メルボルン>では全てのペット・ショップの生体販売が違法になり、譲渡の場にかわります」だって!! 素晴らしい。オーストラリアも先進的。羊のアニマル・ウェルフェアも続くといいね)

利益追求の企業は、子犬たちの健康や福祉より、コスト減しか考えてない(ま、そりゃそうだ、ボランティアじゃないから)。
まだ免疫力も体力もない未熟な子犬や子猫を、トラックに乗せて輸送すりゃ体も弱る。病気になる。将来も虚弱になる可能性がある。

欧米で実現できていることが、日本で実現できないことはないはずだ。

アニマル・ウェルフェアを重視しない業界なんて、守る必要ない。
アニマル・ウェルフェアを守ることは、動物も守るが、飼い主も社会も、守ることにつながる。
公衆衛生的にも、捨て犬(殺処分)問題的にも、近所トラブル的にも。
そのために使われている費用を、繁殖業者が補填しているわけじゃない。みな税金だ。

次の法改正ではムリでも、まず今回はその下地が作られるように。私も、東京に帰ったら、セミナーとかいっぱい取材したい。記事を書いていきたい。
そして、次次の法改正では! 日本も! 純血種が欲しければ、ホビー・ブリーダーから細かいこといっぱい習って、覚悟の上で、迎える。そういうアニマル・ウェルフェア先進国に日本も仲間入りできれば、いいな!!!

(もちろん純血種でも、保護犬を迎えるのもあり!)
(だけどね、ようは繁殖業者が、バカスカ子犬を生産、出産させなければ、こんなに次から次へと犬たちは捨てられることはないんだよ。動物愛護センターや愛護団体の収容施設が満杯になることはないんだよ。保護犬問題、殺処分問題と、ペットショップや繁殖業者販売は、直結している。別の話じゃない)(ペットショップで売っている純血種やマルプーみたいなミックス犬の場合。野犬や猟犬遺棄の問題は除く。これはまた別の問題をはらんでいる)


もし将来的にこの記事が消されちゃったら残念だから、↓にコピペします。

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子犬・子猫、流通にひそむ闇 死亡リストを獣医師が分析
太田匡彦 | 朝日新聞 記者
6/26(火) 18:00

 日本では繁殖から小売りまでの流通過程で毎年約2万5千匹もの犬猫が死んでいる。なぜこれほどの数の犬猫が死ぬのか。朝日新聞はある大手ペットショップチェーンが作成した、仕入れた子犬・子猫の死亡リストを入手した。獣医師らの協力で分析すると、ペット流通にひそむ問題が浮かび上がってきた。

●「D犬リスト」と呼ばれる内部資料
 入手したのは、全国で約150店を展開する大手ペット店チェーン(本社は埼玉県内)が作成した、22カ月分(2015年4月~17年1月)の死亡リスト。同社が仕入れた子犬・子猫のうち死んだものが月ごとに記されており、社内では「D犬リスト」と呼ばれているという。

 月によって若干の違いはあるが、死んだ子犬・子猫について、展示販売していた店舗名▽仕入れ日▽仕入れたペットオークション(競り市)▽種別▽性別▽病状や治療経過、などが記入されている。

 15年10月以降のリストには仕入れ数に占める死亡数の割合「D犬率」も示されており、割合が最も高かったのは230匹が死んだ16年8月で6・0%。月平均は3・6%だった。

 これらのリストを公益財団法人動物臨床医学研究所の獣医師らに分析してもらった。すると「下痢・嘔吐(おうと)」や「食欲不振」が死につながっていると見られるケースが目立った。D犬率が最高だった16年8月では66匹が「下痢・嘔吐」、61匹が「食欲不振」の症状を見せていた。

 感染症が広まっている状況も見て取れた。月によって傾向はかわるが、たとえば15年4月は、死んだ子犬84匹のうち42匹が「パルボウイルス感染症」と見られる症状を発症。また16年8月に死んだ子犬189匹については「ケンネルコフ(伝染性気管気管支炎)」が疑われる症状が17匹で見られた。猫では「猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)」や「猫伝染性腹膜炎(FIP)」と見られる症例が冬の期間に目立った。

●獣医師「子犬・子猫に大きなストレス」
 同研究所理事長で獣医師の山根義久さんは「明らかに感染症にかかっているとわかる症状がこれだけ出ているのには驚いた。繁殖と流通の段階で衛生管理が行き届いていないのではないか」と指摘する。

 一方で、同社で子犬・子猫の健康管理に携わっている獣医師はこう証言する。

「必死に治療をしているが、店舗に入ってくる段階で既に状態が悪すぎる子が多いのが現実。私たちとしては、繁殖業者の段階で健康管理を徹底してもらいたいと思っている」

 山根さんはさらに、特に暑さや寒さが厳しい時期の輸送や一部のペット店での飼育環境に問題があるのではないかと指摘する。「下痢や嘔吐、食欲不振が多いのは、それらの要因が子犬・子猫にとって大きなストレスになっているためだと考えられる」

 環境省の推計などによると、国内で販売される犬猫の6割は、繁殖業者→競り市→ペット店→消費者という経路で流通している。またチェーン展開するペット店の場合は、競り市で仕入れた後にいったん流通拠点に子犬・子猫を集約し、その後に各店舗に配送するのが一般的だ。つまり子犬・子猫は、生後まもない時期に3、4回、車や飛行機による移動を経験する。

ほとんどのペットショップが通常、ペットオークション(競り市)で子犬や子猫を仕入れている
 死亡リストとは別に、同社の北海道内の店舗が札幌市に提出した14年度の「犬猫等販売業者定期報告届出書」を入手した。子犬は7・99%、子猫は4・39%もの死亡率だった。同社の流通拠点である「生体管理センター」は埼玉県内にあり、北海道内にはごく小規模な競り市しか存在しない。

 同社に、健康管理の状況について取材を依頼し、5項目の質問を送ったが、同社社長室長からは「ご質問につきまして、当社も創業以来愛護の精神に沿った取扱い、管理等を日々努力しておりますがまだまだ至らぬ事も有ると思います。(中略)詳細についてのコメントは差し控えさせて頂きますので宜しくお願い申し上げます(原文ママ)」と回答があった。

●毎年2万匹以上が流通過程で死亡
 朝日新聞は17年11月、「犬猫等販売業者定期報告届出書」を回収している全国99の自治体にその合計数などを尋ね、集計した(回収率100%)。すると16年度は犬1万8687匹、猫は5556匹の計2万4243匹が、繁殖から小売りまでの流通過程で死んでいた(15年度は計2万4954匹、14年度は計2万3181匹)。

 犬では、全国の自治体による殺処分(16年度は1万424匹)を上回る数が流通過程で死んでいることがわかった。

ペットオークション(競り市)で子犬や子猫が入れられた箱
 この届出書に記す死亡数には「原則として死産は含まない」(環境省動物愛護管理室)。また繁殖用の犬猫で繁殖能力が衰えて引退したものは「販売または引き渡した数」に含まれるため、同じく死亡数としてカウントされない。

 山根さんは「現行の動物愛護法では、生後49日を過ぎれば子犬・子猫の販売が可能になるが、ちょうど免疫力が低下しているころだ。そのことも死亡数がこれほどの数に上る原因の一つではないだろうか」と指摘している。

(朝日デジタルの記事について一部データを更新/写真はいずれも筆者撮影・提供)

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